水彩マカロニ

https://twitter.com/ToxicMikey152/status/1511669663411109898?s=20&t=ZUve2nTodMaJb3BRKpZa2g

元々、この頃の賢也さんをお好きって仰る仲良しのFFさんがいて、その方のために描いたもの。が、歴戦のお姉さま方が待ち受けるTLに豊洲のフェアリー1匹だけ放すのも可哀想で、武道館のアニキも慌てて追っかけさせたところ、ありがたいことにちょうど募集していたリクエスト企画の倍率がまさかの1/50ということでこれでは日頃のお礼のつもりが何のお礼にもならねえ、で急遽リクエスト権ご当選者様以外のかたを対象とした二次抽選のお渡し原画として全員描きました。
この賢也さんはそのFFさんのところへ行ったので、フェアリー枠にはリブソックス高野を採用。抜群の美しさと胸板の破壊力を兼ね備えた鉄壁の妖精が、御社のニーズに対して痒い所に手が届くきめ細やかな対応をお約束します。

これ正直あんまり技法とかないです。
何も考えないで描いてるわけではないけれど、製作中はひたすら全体のバランスをとりながら進めることに頭を使っている感じです。普段からそうではある・・・というか、自分の絵に特殊な技術があるとすれば8割くらいはもう手癖になっているので感覚で描いている感覚(日本語おかしいですがこうとしか表現できない)で、残りの2割だけ考えながら、あとの容量ぜんぶでバランスを見て作業している状態だったりします。その感じが体感として色鉛筆絵より強い。
色の使い方やなんかは、程度の違いはあれど色鉛筆絵をそもそも油彩(絵の具)の画法で描いているので、モノが変わっただけでやってることはどれも全く同じです。

絵の具はホルベインの透明水彩を使っています。子供の頃に皆さんが使った絵の具は不透明水彩というもので、あれとは違いいくら重ねても全て透けるので扱いに慣れるまで少し戸惑うかもしれませんが、濁らせてしまわず武器として扱えるようになると文字通り透き通る光の色をそのまま紙の上に持ってくることができます。和紙とカラーセロファンくらい差がある。あれだけ暗い色を置いても光の透けるニュアンスがあるのは素晴らしいです。
紙に関しては、これはファンアートでお顔をとにかく似せることが求められるものなので、細かい描き込みがある程度できる、ボタニカルアートなどに使われる細目の水彩紙を使用しています。一番好きなやつは数年前に廃盤になってしまったのでたまに出回るデッドストック品を買い集めていましたが、それももう見かけなくなって久しいです。
こちらはF0という絵画特有のサイズで、同型のパネルに水張りして制作。絵画用の規格は横長に特化したMというものがあるので(マリーンの略、水平線や地平線などを描くのに適す)あまりFを横で使うことはないですが、個人的には好きな縦横比。※FはFigure、人体。メインの使用意図とされているのは着席した人物の膝から上の構図

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