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半導体製造には何種もの毒性化学物質を使用するが、菊陽町は下水処理で対応すると言う。


TSMCの工場誘致、拡大による環境汚染問題、健康問題で、地元の台湾では大きな反対運動が起こっている。産廃物がたれ流しで、100万人以上の人たちに健康被害を及ぼしている


菊陽町は、30億円投資して下水の拡張を行なうので、そういった環境被害の問題は無いと言う。

たったの30億円で砒素とかフッ素などの有害物質を完全に取り除くのは非現実的である。
30億円で処理できるのなら、日本の半導体が台湾との価格競争に負けるはずがない。
それに下水設備は基本的に家庭の台所やお風呂やお手洗いの汚水を処理するものである。

下水処理は基本的に有機物の分解を微生物で行っているので、無機物の処理には合っていない。下水処理と有毒物質の除害設備の処理は全く別ものなのに、あたかも同じであるかのように回答するのはおかしい。


下水処理と産廃物、猛毒物質の除害処理が全く別物なので、除害処理は有害物質を含んだ産業廃棄水と、フッ素や窒素などいろんな気体、液体、固体が別々に出てきて、それぞれアルカリ性のものの処理、酸性のものは酸性のもので処理をする。
気体は気体で処理をする。個体の産廃物は別途処理をすると別々の処理になっている。


下水の処理と、産廃物の処理を同じレベルで語っているのは、住民に対してミスリーディングな情報である。

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