見出し画像

ツイッター買収事件、テスラCEOイーロン・マスクを米証取委と米司法省が捜査


□ 2022年4月21日

 
Gateway Pundit のニュースで、DOJ(Department of Justice:司法省)とSEC(Securities and Exchange Commission:米国証券取引委員会)が共同捜査を開始して、イーロン・マスクがツイッター買収を仕掛けた件について捜査をする。
買収を発表するのは別に犯罪ではない気がするがどうなのだろう。
 
ツイッターをイーロン・マスクに買収させたくはない人たちが、公権力を濫用しているかに見える。ニュースの中でもバイデンのDOJ司法省と言っているので、バイデンが絶対にツイッターを売らせまいとしているニュアンスをGateway Punditが醸し出している。

アメリカのDOJ司法省とSEC証券取引委員会がタッグを組んで共同での捜査をするのはかなり珍しい。普通はあり得ない。そんなにSECはツイッターを守りたいのだろうか。司法省が出てくる理由が全然判らない。

イーロン・マスクがツイッター買収を掲げて、ツイッターのバックにいるサウジアラビアとか中国を炙り出して、金利をまけてもらおうとしていると、中国人が言っていた。
 
SECが捜査をするということに対して、イーロン・マスクはやたらと怒っている。
イーロン・マスクがSECの関係者を、TEDカンファレンスでこの馬鹿野郎と呼んだと、Forbesのニュースが流れている。

2018年の9月に、当時テスラ社のモデルスリーの製造がなかなかうまくいっていない時期があり、イーロン・マスクが「テスラの非公開化を考えている。資金は確保した」ツイートした。
SECはこのツイートが虚偽の情報の流布で株価を操作しようとした。罰金を支払えとねじ込んできた。当時は一応イーロンマスクは罰金を払うことに合意をしている。

しかし、先週のTEDのイベントでは、このSECとの和解は強要されたのだと吐露している。
イーロン・マスクによれば、あの時本当に資金を用意していた。非公開化するだけの金を用意していた。SECは資金が確保されているのを知っていたのに、提訴したのだと訴えている。

ところが銀行からSECとの和解をしなければ、資金提供を停止して会社を潰すぞと言われた。雰囲気的にお前SECと和解しなければ貸し剥がしするぞと脅かされている。

さすがのイーロン・マスクも、自分の会社を潰すわけにはいかないので、結局SECに対し、このバカどもに譲歩せざるを得なかったのだ。会社を救うために仕方がなかったのだ。強要されたのだ。本当は非公開化する方法はあったのだ。戦う準備はできていたと言っている。
今回のDOJ司法省とSECの共同捜査に対して、かなり激怒で戦う姿勢を見せている。

 
もう一つ少し気になるニュースが出てきた。
中国の習近平派がツイッターとかのソーシャルメディア系の会社に、サウジアラビアの王子様やシリコンバレーのベンチャーキャピタルなどを通じて金を流している。
だからイーロン・マスクはツイッター買収で名乗りを上げて、サウジの王子様を炙り出して、次は後ろにいるお前の番だぞと中国の習近平派を脅かしている。

中国共産党の力を借りて、上海の工場のオペレーションやっているので、そこは維持しつつ、借りている金の金利だけを負けさせようとしていると教えてくれた中国人がいた。
 
その話がもしかして本当なのかというニュースも同時に出ていた。
「億万長者でも贅沢はしないイーロン・マスク。友人宅での居候生活を告白」というニュースが流れている。
億万長者だけど贅沢はしないという話をしているイーロン・マスクが明かしたのは、友人の家を転々としている居候生活の実態である。昨年全ての豪邸を売却してプレハブ暮らしをしていることを明かしたイーロン・マスクは、スペースエックス(イーロン・マスクが設立した航空宇宙メーカー)の敷地内に組み立てられた5万ドル、640万円ぐらいのプレハブで生活している事が話題となった。
彼は先日にTEDのクリス・アンダーソンに、自身の居候生活の実態、友達の家を転々としていると告白している。

これが2000年代に日本のメディアで、持て囃されたIT新興企業の社長にそっくりなのだ。アナリストとか株アイドルをやっていると、新興企業の社長のパーティーとかに呼ばれて行くことがある。
そのパーティーに行くと豪邸なのだが、その人の家ではない。誰かの友達の家を借りて住んでいる。

その上場させたベンチャーの社長は、お金が無くてすごく質素なので、おかしいなって思っていた。
 
上場させて上場益がガッポリ入ったのではないのか。会社を上場させると自分の持っている会社の株価が跳ね上がる。それを売ったらやたら儲かっているはずなのに、社長の接待費も持ってない。中小企業の社長が使う経費ぐらいのお金も自由に使えていないのだ。
豪華な家も友達に借りている。ホームパーティーを開いて、呼んだ女子大生を騙して楽しいことをするぐらいの余裕しか持っていない。
 
そのカラクリは、会社を上場させるためにかなり無理して資金調達をしてきた。一部ヤバイ所から金を借りている。
それを返すために、上場した時に株を担保に入れてお金を借りて、そして元本と金利を返している。株価が下がると追証がかかるので、株価が下がることは許されない。
社長自らが風説の流布、ネット上で自分の会社こうなるのだ、ああなるのだと適当なことを言って、インサイダー情報を自ら漏らして株価操作している。
 
自分の使えるお金はないので、金を貸してくれたヤーサンみたいなヤバイ人が持っている豪邸に住ませてもらって、ツイッターで自分の会社の株価を維持するような発言をしている日本のIT新興企業の社長と、イーロン・マスクの今の生き方がすごく似ているのだ。


ツイッターを買収してやるというのはすごく面白い試みで、頑張って欲しいと思うが、色んな中国のヤバいところから金を借りていて、ツイッターに関する中国の秘密をバラすぞと、買収提案で匂わせながら、金利の交渉をしているという中国人の話が段々現実味を帯びてきていると感じた。
 
今回の話はどっちが善人で、どっちが悪人かという話ではない。世の中の現実だ。人それぞれ事情があって、事情がある者同士が公の場で互いに腹を割って本当のことを話さないままに戦っている。
端から見ていて意味不明なことが発生するという現実の一環なのかと思った。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?