見出し画像

オバマ&ヒラリー・クリントン「言論統制が民主主義を強化する!」

□ 2022年4月23日

オバマ元大統領がスタンフォードでスピーチをした際に、アルゴリズムによる言論統制を推進しろと言った。

Gateway Punditのニュースで、バラク・オバマ前大統領は、人々がキュレーション(情報を収集)するビッグテックの力が、政治的に極化を加速させ、世界中の民主主義を脅かしている。
その為にソーシャルメディアの規制、監督の強化を求めたと報道されている。
 
フェイクニュースの拡散に対してどのように対処するのかと言えば、GAFAなどのビッグテックが独自のアルゴリズムで偽ニュースに、医療とか車などの安全性を保証するための規制と同じように基準を設けて、ユーザーを服従させる必要があると述べた。

さらにこのソーシャルメディアで偽情報が拡散することによって、2016年のように大統領選挙の結果に影響を与えてしまったというのが、オバマの持論だ。
彼からすれば、人々が自由な言論を推進したことで、間違ってトランプ大統領が生まれてしまったという発想なのだ。
間違ってトランプ大統領ようなのを、生み出さないためには、企業がGAFA、グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾンだけではなく、ツイッターとかのソーシャルメディアがアルゴリズムを使って、きっちりと言論統制をやらないといけない。
そうじゃないとロシアのプーチン大統領が2016年の大統領選挙に介入してきたような事が起こるのだ。
トランプは間違って生まれてきてしまったと言うことを、匂わせている。
 

既にプラットフォーム上の言論統制は充分に行われていて、1年ぐらい前に出した拙著『米中AI戦争の真実』の中にかなり書いている。
既にプラットフォーム上での言論統制は行われている。

もともとアメリカがプリズム計画で、ユーザーの個人情報を監視していたことを、スノーデンによって暴露されてしまい、そのバジェット(予算)が切られたことによって、GAFAのスポンサーがアメリカ政府から中国政府に移ってしまった。

そうすると中国に都合のいい言論統制が、アメリカのビッグテックによって行われてしまう結果になった。

このビッグテックは、非常におかしいところがあるのだが、そこには「アルゴリズムアンフェアネス」という言葉があって、アルゴリズムアンフェアネスとは何かということを説明している。

アルゴリズムで検索した結果、そのアルゴリズムが正しい現実を示し出す。例えばCEO(chief executive officer)最高経営責任者という言葉でユーザーが検索をかけた時に、男性の写真ばかりが出てきたら、それは統計上正しい結果を表しているのだが、ポリティカルコレクトネス的には差別的な結果である。男女は平等であるべきなのだと、世界のリソートは異なる結果が出てきてしまう。
そういうことをアルゴリズムアンフェアネスという言葉で飾っている。

アルゴリズムの結果、現実をそのまま表したら、なにか不平等な結果が出てきた。それをさらに是正しないといけない。
このアルゴリズムが現実を表現した結果は正しいのだが、理想とは異なる。ポリティカルコレクトネスとは異なるので、それをさらに是正するアルゴリズムが必要だというのが、GAFAビッグテックの考え方なのである。

 
今のその考えだけでは全然足りない。もっと言論統制をしろというのがオバマの考えなのだ。
このオバマ前大統領の発言は結構効いてくる。なぜかと言えば、今のバイデン政権、バイデンが認知症で全然機能していないことはもう分かりきっている。
このバイデン政権を裏で動かしている奴は誰なのだ。よくカマラ・ハリスの名が上げられるが、それはオバマだと言われている。

オバマだけではなく、いろんなフィクサーが政権に入り込んできて、アメリカにも竹中平蔵みたいなのがいる。
ブッシュ大統領の政権の時も、オバマ政権にもずっと入り込んできた。そのアメリカ製竹中平蔵が、またバイデン政権にも入り込んでいて、こいつがアメリカの政治を操っているのではと言われている。


とにかく言論統制がもう既に敷かれている状態なのに、ヒラリーは4月22日の投稿で次のように言っている。

For too long, tech platforms have amplified disinformation and extremism with no accountability. The EU is poised to do something about it.
I urge our transatlantic allies to push the Digital Services Act across the finish line and bolster global democracy before it's too late.

「あまりにも長い間テック系のプラットフォームは、説明責任のないフェイクニュースと過激主義を増幅してきた。EUはそれについて何かをする準備ができている。
大西洋横断する同盟国にこれが手遅れになる前に、デジタルサービス法をフィニッシュラインを超えて推進し、世界的な民主主義を強化するように要請する」

世界的な民主主義を推進するために、世界共通の法律を作り、言論統制をしましょうというのがヒラリーの発想なのである。

そもそも民主主義とは何なのか、民主主義とは自由な言論で作られているものではないのか、そういうところはもうすっかり彼女の発想から消えてしまっている。

言論統制をすることで、民主主義は促進され強化されて行くという不思議な発想をしているのだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?