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【ツイッター買収事件簿(3)】アマゾンCEOジェフ・ベゾスがツイッターの中国支配懸念を表明?

□ 2022年4月26日

イーロン・マスクがツイッターを買収するという報道を受けて、世の中はザワついていたところ、金が無いから買えないだろう。また言っているだけで風説の流布だ。株価操作だろうといろいろ言われていた。

ところが中国国安関係が金を出すのではという話が、中国人の間で持ち上がっていた。

イーロン・マスクの実力を侮っていた。あのキャラなので、ふざけているだけだと思っていた。

マリファナを吸いながらラジオに出て、テスラの会社の株を非公開にしようかなと言ったりするような人なので、また市場をからかっていると思った人もいる。本気でやるのかと疑っていた。


ところがである「テスラのマスクCEO、ツイッター買収で最終合意」という報道出た。

ツイッター社は4月25日、テスラCEOのイーロン・マスク氏による買収提案を受け入れると発表した。マスクはツイッター社の株式を一株当たり54.20ドル、総額およそ440億ドル、約5兆6145億円で買収することで最終合意に達している。
ツイッター社の取締役会のブレット・テイラー会長は、ツイッターの株主にとって最善の道だとコメント。パラグ・アグラワルCEOは、ツイッターには全世界に影響を与える力がある。私たちのチームを誇りに思っていると述べた。
マスク氏による買収は、規制当局の承認を得て、2020年内に完了する予定。買収が完了すると、ツイッターは非公開企業になるとしている。

Automotive media Response 2022年4月26日

ツイッターは非公開企業になってしまうのだ。

テスラのイーロン・マスクはファンも多い。基本的に保守派だと見られている時もあったり、少し中国に近すぎる時もあったりする。ビジネスマンなので、その時その時一番いいディールを取る人物なのだと思われる。

ツイッターがイーロン・マスクのものになったら、トランプ大統領が再びツイッター始めるのだろうとか、いろいろ話題に出てきている。

この報道に対して「ちょっと待った」と言うプレイヤーが現れた。
アマゾンCEOジェフ・ベゾスが、「マスクがツイッターを買収したら、中国が影響力を持つ」と言っている。

今のツイッターは中国の影響を全く受けてないわけではない。サウジ王室経由で習近平派の浙江財閥系の金で絡め取られている。

それを救いに現れたのが中国国安の金であり、本当に買収を完了させる。
その時に習近平にかなり近いジェフ・ベゾスが「ちょっと待った、ツイッターがマスクの手に落ちたら、中国の影響下に堕ちるだろう」みたいな話をしているのが結構笑える。

GAFAのアマゾンCEOのジェフ・ベゾスが飛び出してきて、ツイッターはマスク寄りになる。マスクが中国公安の金を借りてツイッターを買収するのは良くないと、そこまでは言っていないが、マスクがツイッターを買収すると中国の影響が強まってしまうぞと言って、わざわざ注意をするのは、これはやはり中国国内の派閥争いの影響説の信憑性がグッと高まってきたと思える。

ジェフ・べザス、それをお前が言うのか。

中国のチャイナデーリーは、外国人登録法に基づいてビジネス取引を開示する義務がある。
そこで開示された書類によれば、アマゾンがワシントンポストを買収した後に、チャイナデーリーは2016年11月から2020年4月までに、ワシントンポストに460万ドル以上、ウォールストリートジャーナルに600万以上の広告費を払っていると報道が出ている。

それで中国の金をもらっているのは、ジェフ・ベザス、お前じゃないかというツッコミが入っている。

言論統制、言論の自由を求めるツイッター社の取り合いの戦い。
結論は、中国の派閥争いの影響で、最終的にはどの派閥の言論統制を受けるかということに落ち着くと思われる。

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