エッセンシャル思考part2

今回はエッセンシャル思考と非エッセンシャル思考の間に存在する、

仕事に対する捉え方の違いを述べていく。

パレートの法則

違いが起こる要因として、パレートの法則が関係していると考えられる。

パレートの法則とは、イタリアの経済学者のパレート氏が提唱している法則で80:20の法則とも呼ばれるものである。

簡単にいうと、ビジネスにおいて全体の20%の事象が、実は全体の80%の結果を生み出しているということである。

会社で例えると、

・会社の売り上げの8割は2割のお客さんの売り上げによって成り立っているという内容である。

・会社の売り上げの8割は社員の2割が生み出している

という法則である。

8:2の割合は多少変動するが、基本的にこのような形で物事は成り立っていくという法則である。

現在の仕事は全て大事と思うケースが多いが、よくよく考えると本当に必要な仕事は2割しか存在しないケースが起こると考えられる。

*もちろんもっと無駄がないケースもある・・

ここから、どの仕事が仕事の結果に直結するかを考えると面白い結果が出るかもしれない。

エッセンシャル思考の実践の難しさ

エッセシャル思考は年々実践することが難しくなってきている。

その理由としては、IT技術の発展である。

現代は、様々な情報が簡単に手に入る時代である。さらに、上司やお客さんもメールやSNSを使い色々な情報や要望を入れてくる。

ここに対して、NOと言える力があればましだが、

社会の認識としては、調べればなんでもできるという認識があるので期待感が上がってしまう。ここから、なんでも仕事をこなす人間が増えてしまう。

ただ、この状況でも自分は優秀だからエッセンシャル思考を使いこなして仕事ができるよと考える人が出てくると思う。

しかし、この考えを持っている人が1番危険であると言われている。

成功のパラドックス

優秀な人は、元々は目標に向かってまっすぐ努力でき成果を残すことができる。

ただ、成果を残すと周りから様々な面で頼られるようになる。さらに、優秀な人自身も受けた仕事は全てできると勘違いを起こしてしまい、ただ仕事をこなす人間になってしまう。

この状態では成果を残すことが難しくなり、結果を残せなくなるサイクルが始まる。

このサイクルが成功のパラドックスである。

まとめ

エッセンシャル思考は理解することは簡単であるが、実践することは難しいものであるということがわかった。

次回からは、実践を行うための内容について書いていく。




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