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2022年第17回日本横断「川の道フットレース」【大会編】④旧三箇小〜海の家「静浜亭」

CP19 394.1km  @新潟県津南町「旧三箇小学校」5/4 16:10発

16時10分いよいよ日本海を目指してスタート。スタート前にはエイドステーションでは恒例となった、「カレー大盛りおかわり」をしてからのスタート。大会のサポートが本当にうれしい。
この先のナイトラン区間はハーフのときも経験しているが、田園地帯が続きまさに「日本の原風景」といった感じの風景が続く。夕暮れになると連休中のためか、庭先でバーベキューをしている家が多くあった。穏やかな気分で先に進む。

CP20 422.9km @新潟県小千谷市 魚沼橋南詰 5/4 21:43

街なかを進むナイトランは、安心感が違う。途中イエローゼッケンの女性ランナーに追い抜かれた。足取りが軽く、とても東京から400キロ以上も走ってきたようには見えない。途中、小千谷市内に入る手前のコンビニでその女性ランナーを追い抜いたようで、次のCPの手前で再度追い抜かれた。その時「足取りしっかりして、いいペースですね。眠気とか大丈夫ですか」と声をかけられた。「貴女の方がよっぽど足取り軽いですよ」といいかけたが、「大会最後のナイトランですね。明日は暑くなりそうだから頑張ってます」と答えた。その女性ランナーはまた、足取り軽く先にすすんでいった。

CP21 440.3km @新潟県小千谷市 越の大橋西詰 5/5 1:28

ここのCPの先はバイパスに入る。車通りの少なくなったバイパスで、先行する2名の(女性?)ランナーを後ろから車のヘッドライトで照らしながら進む車が見えた。個人サポートの車だろうか。それぞれの挑戦・応援が続く。

CP22 452.7km @新潟県長岡市 大手通交差点  5/5 4:20

夜明けちょっと前に長岡に着いた。予定ではここでセルフエイド休憩をとる予定だった。時間的にも体力的に「いける」感じはあったが、日中は暑くなる天気予報だった。最終日、川の道名物の「直線地獄」。直線の国道をアスファルトの照り返しと、車の排気熱、日陰のない直射日光をあびる数十キロを進むことを考え、予定どおり体力復活させることとした。
長岡市内 自主エイド 5/5 5:00着 5/5 8:00発 自主エイドではルーティンとなった、補給・保温・睡眠(約2時間)をすませ、もう暑くなりはじめた長岡市内にでた。ゴールに向かう前にFBやメッセンジャーで応援してくれていた北海道のラン友にメッセージを送信。暑く長い最終日をスタートした。

約が役になっている😅

長岡市内を抜け、バイパスに出るあたりで先行するランナーたちに会いはじめた。この日の日中はとにかく「ロックな一日」。コンビニがあったら、給水用のペットボトルの水と「ロックアイス」を購入。ジップロップにロックアイスを入れ、頭や首すじ、顔、手足にあて冷やしながら移動。溶けてきたらかぶり水にして、手頃な大きさまで小さくなった氷は口に含んで移動。これを繰り返した。

CP23 475.7km @新潟県三条市 三条大橋南詰 5/5 12:00

三条大橋をこえたあたりで、昼食にしようと思い牛丼屋あたりを物色していたが、かぶり水で帽子がべちゃべちゃだったのとお昼どきで、お店が混んでいたので気がひけてしまい、結局はコンビニに冷やしトロロそばを買って駐車場はじに座ってお昼とした。
お昼を食べたあとも「ロックアイス」で体を冷やしながら移動。コンビニがあったら、水や「しろくまくん」を買って中からも冷やしつつすすむ。
国道にはだんだんゴールを目指す選手が多く前後してくる。ペースアップしている選手の目標は「川の道岬」での夕日だろう。
一瞬ペースアップも考えたが、これまでの想定を崩さず、あくまでも確実に時間内ゴールを目指して進む。

CP24 502.7km @新潟県新潟市 大野大橋南詰  5/5 17:42

夕方になってだいぶ日が陰ってきて、涼しくなってきた。私設エイドで飲み物をくれた方からも「だいぶ涼しくなって走りやすくなりましたか」と聞かれた。たしかに涼しくはなってきたが、日中で熱をもった体はなかなか冷えてこなかった。
また、日が沈むと一気に気温が下がってつらい思いをしたハーフのゴールのときを思い出していた。
河川敷に出る手前で、ハーフの選手1名とフルの選手2名が歩いているのに追いついた。聞くと「夕日には間に合わない」「ゴールには十分間に合う」とのことで、最後歩いているとのこと。しばらく一緒に歩いていたが、自分としてはこれまでの「早歩き」ペースの方が楽だったので、先にすすませてもらった。

河川敷のコースには白線での応援メッセージが書かれている。最後の最後このメッセージは非常いうれしい。
河川敷にあがって何人か歩いている選手を追い抜く。「永久ゼッケンおめでとう」と声をかけていただく。
あと少しで憧れの「川の道岬」

CP25 510.6km @新潟県新潟市 日本海岸(川の道岬)  5/5 19:13

19時13分川の道岬着。日は沈みあたりは薄暗い中ではあったが、スタッフの方に写真をとってもらう。
スタッフの中に「ゆうゆ」さんがいた。前後していたと思ったので?と思い「ゴール早かったですね」と聞いてしまった。途中ケガでリタイアしたとのこと。リタイアしてもスタッフとして感動を分かちあえるのが、この大会のいいところだと思う。
CP25到着報告をFBにアップしたところ、ゴールしたと勘違いされた、お祝いコメントがたくさんつき出した。
ゴールはまだ先だった。

GOAL 513.0km @新潟県新潟市「海の家 静浜亭」   5/5 19:47

川の道岬から海沿いの道を進む。まわりはもう暗く海もよく見えないが、大会関係者以外の方たちも結構いたような気がする。
スタッフのみなさんには最後の最後まで道案内をしていただき、6日間にわたる長い旅の終わりが近づいてきた。

5月5日19時47分 太平洋から日本海へ 長いゴールデンウィークのゴールとなった。

記録:日本横断ステージ513km
130時間47分07秒

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