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2022年第17回日本横断「川の道フットレース」【大会編】①スタート〜両神荘まで

スタート前〜スタート


前日は説明会終了後、西葛西に宿泊。30日朝はコンビニで事前に購入しておいた、「コーヒー」と「パン」で済ませてスタート地点に移動。天気は晴れ。気温は低く感じ受付終了からスタートまで、高架下は体が冷える感じだった。そのためみんな駅前広場側の日のあたるところに集まっていた。これから、日本海まで513キロも自分の足で行こうとしている人たちの集まりとは思えない、なにかゆるい雰囲気。そして時間になり6日間のジャーニー・ランがスタートした。

両神荘152.7Kmまでの到着目標は翌日午後15時〜16時として、途中しっかり仮眠と休憩をとる計画で進んだ。

荒川河川敷のコースは過去「荒川ジャーニーラン」で2度ほど走っている。河川敷グラウンドのトイレを利用させてもらいつつ、沿道で応援してくれるみなさんの声を受け進む。最初なのでペースが上がり気味になるところ、なるべくキロ8以下になるようペース配分しながらすすんだ。

CP1 40.5Km@埼玉県戸田市彩湖畔 4/30 14:23

ほぼほぼ目標タイム通りに進んでこれた。エイドではついつい、長居したくなる気持ちを抑え、タイム記入、水の補給、エイドで提供される食事をいただいたらすぐに出るようにした。
彩湖畔から先も、単調な河川敷のコースが続く。風はあまりないが日差しが強くなってきた。途中日傘をさしながら走っている女性ランナーがいた。
雨の日に小型の傘をさしながら走るのはみたことがあるが、日傘とは…
徹底した紫外線対策(?)に感服した。

CP2 51.2km@埼玉県さいたま市新上江橋東側 4/30 16:04

ここまでも、ほぼほぼ想定どおりのペース。エイドでは記録、給水、提供される軽食をいただくというルーティーンができつつあった。

ホンダエアポートを過ぎたあたりで、私設エイドを出されている方々から雑炊を頂く。「冷たいものばかり補給していると体調崩しますよ」とのアドバイスでした。

コースの分岐にこういう道案内は非常に助かります。

CP3 68.6km @埼玉県吉見町 桜堤公園入口(AS) 4/30 18:48

食事を提供してくれるエイドを裏側から撮影
途中下車不可の走行券をいただく。この走行券のおかげで無事、日本海に行けました。

桜堤エイドでも記録、給水、提供される軽食をいただくというルーティーンをこなし、小江戸大江戸のコースでもあるこの地点はエイドの先にトイレがあることを知っていたので、トイレに寄って先にすすむかと思って出ようとしていたところ、「これどうぞ」と渡されたのが、「日本横断走行券」!
フェイスブックの投稿で見たことがあるぐらいの記憶しかなかったけど、実際にもらえると、とてもれしくなり、「絶対に完走してこの走行券のおかげで完走できました」と投稿しようと決意した。

CP4  77.9km @埼玉県鴻巣市 大芦橋南西側 4/30 20:27

ここのCPは通過チェックと記録のみ。このあと、橋を渡ると街なかに入ると思うとテンションが上がる。市街に入るとファミレス休憩をしている選手もちらほら見かける。

夜に入り気温も下がってくるにともなって体調に変化が現れはじめる。冷えて胃の調子が悪くなり、もどしてしまいそうになる。

今日は熊谷市で仮眠・補給する予定だったので、コンビニで食料を調達し、セルフエイドに4/30 22:30に到着し、仮眠・補給をして体を温めて 5/1  2:40に出発した。ここで約3時間の仮眠を取れたのが、この後良い方向に影響が出ることとなった。

CP5 90.3km @埼玉県熊谷市 警察署前交差点 5/1 3:13

誰もいない道を進む。セルフエイドのおかげで足が軽い。一方最後尾になっているのでは?と言う不安感にも襲われる。
明け方USB充電のキャップライトが突然消える。一晩は持つと思っていたので、早い電源切れにびっくりした。落ち着いてモバイルバッテリーで充電しようとしたところ、ミニタイプCのケーブルを忘れてきた事に気がつく。ちょうどコンビニが多くある区間だったので、ケーブルを購入し充電した。すでに夜は明けて明るくなってきていたが、今後のナイトランに備えができ良かったと思う。
次のCP 波久礼駅手前でランナーにお会いできた。眠気で体が動かないと言っていた。私は熊谷で休憩して復活した事を伝え先に進んだ。

CP 6 112.1km @埼玉県寄居町 波久礼駅前丁字路 5/1 6:51

波久礼駅交差点のCPをこえ、上り坂が続く。このあたりから何人のかの選手に追いついた。みなさん寝ないできているので、眠気で思うように進めないよう。
秩父の街中に入ってくると、ファミレス、コンビニが現れてくる。ファミレスに入っていく選手もいたが、昼食は牛丼大盛りにしようと思い、
CP7手前の吉野家で食事をした。

CP 7 134.0km @埼玉県秩父市 上野町交差点 5/1 11:00

牛丼大盛り・卵・豚汁。カロリー・糖質・脂質・タンパク質がしっかりとれる完全栄養食

CP7を過ぎ、ゆっくり秩父の街なかを進んでいた。もう第1レストポイントの「両神荘」に着いたような気分だったが、ここからが長かった。

道路に並行している「秩父鉄道」を走る列車を撮影しようとカメラを準備している人たちをみかけた。
両神荘に向かう上り坂の途中で雨がパラついてきた。夜は雨の予報だったので、「山区間、夜の雨はつらいなあ」と思いつつ両神荘にたどり着いた。

CP 8 152.9km @埼玉県小鹿野町「両神荘」体育館 5/1 14:46着

両神荘について、受付の場所がわからず、国民宿舎のフロントの方に行ってしまった。到着して温泉に入ろうとしていた選手に受付の場所を教えてもらう。
更に、受付にいた館山代表直々に荷物の場所を教えてもらう。ただ、この時点では仮眠できる体育館の場所や食堂の場所をよく把握しておらず、とりあえず着替えを持って国民宿舎の温泉に入った。
温泉からあがってまた、フロントの方に聞いてようやく仮眠スペースの体育館にたどりついた。
この先の区間時間がどのくらいかかるのかが、一番読めていなかったので、2時間睡眠の19時出発に決め仮眠に入った。

CP 8 152.9km @埼玉県小鹿野町「両神荘」体育館 5/1 19:08発


仮眠スペースは想定どおり2時間の仮眠。体育館にマットをひいておいてもらっており、そこに寝袋で寝る形。お互い気を使ってはいるが音が響き、気になり熟睡できない。何か難しい仕事の対応をしている夢をみていた。
18時すぎに起床し、食事スペースでカレー大盛りのおかわりまでいただいた。
19時8分 いよいよ本大会の前半のヤマ(本当に山だった)両神荘から小諸への道のりをスタートした。降り出していた雨もあがっていた。

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