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【活動報告】中村葡萄酒会 イタリア全州の旅 第三回「ピエモンテ州」

私(中村直哉)が担当する、「イタリア全州制覇」の第三回を開催しました。早くも、トスカーナ、ピエモンテというカードを切ってしまいました・・・安心してください!二回先まで内容は決まっています!次回告知はすぐにします。その前に振り返りをしたいと思います。

Spumante Rosato Brut NV / La Chiara

La ChiaraGaviのスペシャリストが作るスプマンテです。白でCorteseならGaviを名乗ることをできますが、こちら違います。それでもDolcettoを使い素晴らしいスプマンテを作ってくれました。Corteseは収穫してから酸化が進むのが早く扱いが難しい品種とのことです。そのような繊細な作業を感じれるスプマンテです。結果的に、メーカー欠品中ですのでご興味ある方は次回入荷をお楽しみに!

Langhe Faborita 2020 / Marziano Abbona

Faboritaはピエモンテでの呼び名で、リグーリア州に行けば「Pigato」、トスカーナ州などに行けば「Vermentino」と呼ばれます。
このような同じ品種で呼び名が違うことを「シノニム」と言いますが、最近はDNA解析技術が進んでいるので「実は一緒だった」という展開は多いんです。
しかし、僕は別の品種だと思っています。「育ちが違えば個性が違う」わけです。Faboritaは、PigatoやVermentinoと比べると華やかで柔らかい印象です。山間のお花畑でゴローンと寝てしまう感じです。

Roero Arneis 2020 / Marvira'

ピエモンテを冬ではなく春に開催したかった理由は、Arneisの存在があるからです。ヨーロッパの食材で合わせるなら、迷わず「ホワイアスパラ」ですが、日本の春に芽吹く木の芽、筍など春野菜と一緒に飲みたいワインです。Marvira'は親しみやすい華やかな味わいです。3月の「さぼり場 ワイン好きの会」でオンリストしたGiovanni Armondoは少しビターな味わいとなっています。

Dolcetto d’Alba “Vigna Ciabot Rus” 2019 / Gagliasso Mario

ドルチェットで「畑限定」となると、品種としての存在感を感じます。親しみやすい品種というイメージが強いので、気になってラインナップしました。結構、硬いワインだと思います。少し、寝かせてもいいのかなぁ?数日置いても開かなかった印象です。

Le Quattro Terre Barbera d'Asti 2019 / Tenuta la Meridiana

Barberaの良さは、果実味だと思います。しかし、青さが強い果実感になるとバランスが崩れがちです。青さを抑えるために樽を強くすると濃すぎるし高くなる。こちらは、バランスが良いタイプ。ちょっとカジュアルさもありますが、Barberaの良い部分が出ているワインです。

Barbaresco 2016 / Sartirano Figli

Baroloだったらカッコいいんですかね?BaroloとBarbarescoの差って、「Romanée-ContiとLa-Tacheの差」などと言うと賛否両論出て当然なんですが、どっちも美味しいわけだし、希少価値によって価格差が出てるような気がします。そして必ずしも高いほうが美味しい?って話です。「若いRomanée-Cont×飲み頃のLa-Tache」のどちらが美味しい?って話です。
BarbarescoはBaroloよりも先に畑の格付け制度を整えていましたし、生産地として優れているのかもしれません。「Barolo=ワインの王」「Barbaresco=ワインの女王」と表現されますが、王と女王のどちらが強いか・・・皆様のご意見はいかがでしょうか?w

次回告知「3/27(日) さぼり場 社会科見学@長野 予習会」

もう数日しかないのですが、久々の日本ワイン会です!表題の通り、イベントの予習会です。詳細はInstagramで先にご案内します。noteでもご案内しないと!!!

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