妄想
君と夕方のスーパーで買い物をしたい。
帰り道にたまたま会って、当たり前のように隣を並んで歩く。牛乳もうないよ、って言われて。明日は何食べたい?って他愛の無さすぎる会話をして。
人気のない夜のスーパーを君と並んで歩きたい。がたつく自動ドアを出たら、真夏の夜の息苦しさに包まれてふと切ない気持ちになって。君にくっついたら暑いよって笑われて、それでも許してくれて。
それから2人の家に帰りたい。だらだらと歩きながら、手を繋ぎながら。手汗を気にしながら。そして朝まで隣にいたい。そんな毎日をしたい。
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