チェックリスト2

相変わらず、泣いた翌日は顔の仕上がりがいい。
腫れるからか、目が細くなってかっこよさが増す。
俺は自分の顔が好きである。

俺はかっこいい。
かっこいいから、大丈夫。
何も起きてない。
起きてないから、大丈夫。
俺はよくやってる。何もミスってない。仕事がある。
俺は、大丈夫。大丈夫。
何も駄目じゃないから、大丈夫。

毎日チェックリストを満たす。
俺だけのチェックリスト。個人的なチェックリスト。
これを満たせば、俺は大丈夫になる。

いつから、こうなったんだ。
今日ふと、気づいてしまった。
大丈夫じゃなくても大丈夫なのが、それが愛だと。
いつから、大丈夫じゃなければ駄目になったんだ。

なんで俺は駄目なのに、お前は駄目じゃないんだと、
今までそういう不満を抱いたが、無いことにしてきた。
最近はその不満が多い。

あいつが仕事を溜めても何も言われないのに、
俺が少しでも溜めると文句を言われる。
何故俺は駄目なんだ。何故あいつはいいんだ。

恐ろしいことだが、俺は文句など言われたことはない

いつからこうなんだ。
俺は駄目なのに、あいつは駄目じゃない。

俺が駄目だったことがあったか
具体的なエピソードは?ない。無い。あ、ヤバい。
なんでこうなった。文句を言われる、言われた、俺は駄目。
そんなエピソードは無い。捏造。
心臓が痛い。俺の劣等感はどこから来てるんだ。

大丈夫じゃなくても、大丈夫なんじゃなかったか。
俺が駄目にしてきたんじゃないのか。
俺の個人的な感じ方で、そのせいで、今までの人間関係を進展させてこなかったんじゃないか。

まあまあ、これ以上はフィクションになるから、もう打ち切る。
俺は現実の人間で、キャラクターではないから。
過去は変えられないし。

大丈夫じゃなくても大丈夫なのが愛で、
今までそれを感じられなかったが、
それは自分のせいでそうなっていたのかもしれない。
大丈夫じゃなければ駄目だという感じ方をしていたのは俺だった。
そういう時、どうする?という場面だ。

単純に、大丈夫じゃなければ駄目だという感じ方をやめればいいんだよな。
そういう感じ方でチェックリストを満たそうとするから、問題が出てくる。

行動が問題なのではない、その動機が問題だ。
行動の動機は人それぞれ違う。その動機が個人を作る。


すげえ極端な話、とんでもない人格破綻者がいたとする。
誰からも嫌われている。そいつは、人に嫌われることをする。
それが意図的かどうかは関係なく、そんなことをするから、人々から疎まれる。
だが、そういう奴も、誰かからは愛される。
そんな奴でも好き、という人は出てくる。
そんな奴だから好き、という人も出てくる。

その点俺は人格破綻者じゃねえから、めちゃくちゃイージーってわけ
かっこいい俺だけが残るわけ。最高じゃん。

個人的な感じ方、意味のない劣等感は多分、これからもする。
そうなるのが俺だから。最悪、死ぬまで続く。
だがだんだんと、無意識ではなくなる。
無意識な劣等感ではなく、意識的に感じられるようにはなる。
そう感じられる訓練をしていく。
これを克服出来れば俺はおそらく、五次元に行ける。
克服出来なければ、五次元は無い。

誰からも好かれる。誰から見ても大丈夫、は多分、無い。
人から見て俺は、俺から見て俺は、どうなんだと考えると神経症になる。
そういう時は、山本から見て俺は、どうなんだと考える。
めちゃくちゃかっこいい
あ"~~~元気出る。
元気が出る感じ方を探ろう。山本から見て俺は、かっこいい。
俺も山本のこと、かわいいと思ってるし好きだよ♥

長期休暇目前だ。このまま元気よく駆け抜けるぞ。