「本好き」は嘘つき。猫町ウォーズ/ローグ・ニャン

猫町倶楽部読書会には自己紹介でよく「本の話をできる友達が周囲にいないので(猫町なら本の話をできると思って)参加しました」とか言うヤツがいます。しかしこういうヤツの90%はただの嘘つきです。しかも自分がウソ言っているという自覚さえない、自己客観視の習慣が無い困ったちゃんです。なもんで、そういうヤツの殆どは猫町に入った後、ただのクレクレ君だのwiki野郎だの「課題本はもっと優しい、森見登美彦とかにしろ!」だの、周囲に自分が迷惑かけていることに気づかない、そのくせ被害者意識だけはでかくて「猫町は「誰でもウェルカム」と謳っているくせにみんなオレ様にご奉仕してくれない!」てクレーム言い募るだけの困ったちゃんになります。
だから、オラ自己紹介の時に「本の話をできる友達が周囲にいないので(猫町なら本の話をできると思って)参加しました」なんて言うヤツは基本的に信用しないし、心の中のブラックリストに登録しています。
オラ読書会のたび必ずメモつけていますが、今のところこのブラックリスト登録が「判断ミスだった」と後で評価を変えたのは、5%未満です。

「本の話をできる友達が周囲にいないので(猫町なら本の話をできると思って)参加しました」とか自己紹介で言っちゃうヤツのほとんどは、「どんな本が好きなの?」と訊くと森見登美彦だの東野圭吾だの言います。村上春樹の名前をあげるやつなんてまだ良い方です。
そういう作家名ばかり答えで返ってくるのを聞くたびにオラは「え?せめてドストエフスキーとかならともかく、その程度の大衆ベストセラー作家についてお話できる友達もいないの?作る能力もないの?」と思わざるをえません。
実際猫町のオンライン化に伴い猫町ラウンジが発足し、平日毎晩オンラインチャットの部屋が始まってからも、そういう連中は本の話なんかしません。「あそこのお店が美味しい」だの「ここの観光スポットがよかった」だの、本とは無縁な話ばかりで盛り上がっています。下手すると読書会なんてほとんど参加せず、課題本読む必要のない楽ちんなチャットばかり毎晩のように参加しています。甚だしいことに、本の話題で盛り上がっているところにあとで「うわー、あそこ女の子いっぱいいるー」と狙ってやってきて、強制的に話題をぶったぎり、グルメ話等で邪魔する輩までいます。
そういう連中の姿を観察すたびにオラは「え?本とは関係ないグルメ話をできるような友達さえいないの?猫町にこないと職場や家庭等プライベートな場では誰も相手にしてくれない人なの?」て思います。

読書会出まくっている人がチャットも毎晩出まくって、本以外の雑談もしているというのなら誰も文句は言いません。しかしそうじゃばいヤツに限ってでかいツラして偉そうなことを言う。

そうなんです。「本の話をできる友達が周囲にいないので(猫町なら本の話をできると思って)参加しました」てのはウソなんです。事実は「本の話をできる友達「も」、いやオレ様の話を聴いてくれる友達なんて一人も周囲にはいないので(「誰でもウェルカム」と謳っている猫町なら本の話なんかしなくてもオレ様の相手をしてくれると思って)参加しました」なんです。実際あろうことか、「高いキャバクラとか行かなくても猫町なら女の子たちが(ただで)話を聴いてくれる」とか公言しちゃう野郎まで出てくる始末。
そういう連中の「会話」を観察していると、実は「会話」になっていない。お互いに相手のこと聞き手のことを全く考えず勝手な「演説」しあっているだけなんですね。当然読書会でもそういう話し方しかしません。
まぁそういう連中は、自己客観視もできないし正確な自己評価もできてない人なんですね。読書会とかでも平気で「オレは仕事できるやつ」「オレはわかってるやつだから、みんながお金払って参加している読書会でただで、デキるこのオレ様ができない君らに仕事や人生のアドバイスを聞かせてやる」て態度でつまらんwiki知識を長々と垂れ流し他人の時間を泥棒します。おにゃのこたちが「こいつつまんねーなー、早く無駄話おわんねーかなー、でも猫町は「他人を否定してはいけない」てルールだから止めるわけにもいかないしなー」とか渋い顔していても、そういう野郎は自己客観視スキルも皆無だし場を読む対人センサーもポンコツなんで気付きません。「オレ様今日もいい説教してやったぜ」とドヤ顔するばかり。いや、ドヤ顔だけするのは可愛い方で、後になって、当時渋い顔してた本人に向かって「オレ様あの時いい話してやっただろ?」「オレ様カッコよかっただろ?」なんて自慢し、相手を失笑させる始末。
たまーに本人に直接、あるいはブログ・メール等で「それあかんで」と忠告してやっても、被害者意識だけはブサヨ・フェミナチなみに溢れているんで、逆恨みされるだけです。そもそも「本好きです」などと自称しているのに、日本語の読解力や理解力が平均以下なヤツがほとんどなんで、とんでもない曲解や誤解されることも多いから会話にならない。普段の読書会見ていてもそういう連中の読解力、いや人間力は案の定壊滅的で、例えば課題本で倉橋由美子「夢の浮橋」なんかやると「主人公嫌い。スワッピングなんてキモい」で感想終わります。いや、なんのために君ら文学読んでんだと。小学生向けの道徳教本でも読んでなさいよ。
濱野ちひろ「聖なるズー」を課題本にした時なんかもっとひどかった。「獣姦きもい。生理的に受けつけない」とか言ったやつまでいた。いや、あんた、「今読書会で一緒のテーブルの目の前にいる人が、お前の言うところの「獣姦」やっている人かも知れないとか想像力無いの?」と唖然とした。そういう無神経な、猫町ルールに反している以前に人倫に反する他者否定なことを言うやつに限って、普段は偉そうに「差別いかんニダー!」「LGBTQの時代ニダー!」「あ、今お前セクハラしたニダー!謝罪するニダー!運営に報告するニダー!」とか、他人に対してだけは厳しく自分にはとことん甘い。まぁ読書以外の普段の生活においても、そういう狭量な価値観でジコチューに振る舞っているんでしょうねと言うのが簡単に想像できちゃいますよね。
そういう無神経で他人を傷つけることを言った野郎に「あれあかんかったで」と後で忠告したら、「言いたいこと言っていけないのか!言論の自由の侵害だ!猫町ルールにも反している!」とか言われましたんでもうそういうやつには忠告なんてしてあげませんけどね。

猫町倶楽部はそういうどうしようもないヤツでも確かにウェルカムなんです。しかし最初はそういうどうしようもないヤツとして入ってきたとしても、そこからどんどん進化していってもらう。それが猫町倶楽部の機能であり使命です。どうしようもない連中がどうしようもないまま何年でも居座り「どうしようもないオレ様をみんなで介助しろ!」と一方的な「ご奉仕」を要求する、そんなタカリ屋は当然ウェルカムではありません。ルールに書くまでもないことです。「読書会中に殺人・泥棒し始めるやつはお断り」とルールに書いていないからといって殺人・泥棒ウェルカムではないのと一緒です。自分が他人の時間や労力を泥棒し寿命の一部を奪う実質的な人殺しであることを自覚した方が良い。まぁ日本語通じないんでムリだろうけど。

もう一つ、最近数年の傾向、特に6月の猫町オンライン化による顕著な傾向として、そういうどうしようもない連中のマジョリティー化、激増化が問題としてあります。オラが猫町入った当初はそういうどうしようもないパダワンはせいぜい四割程度だった。残りの5〜6割はパダワンを導けるジェダイだった。しかしそれが今や、パダワンやダースシディアスが9割、ジェダイは1割以下になっている。共和国はパルパティーンとターキン、ダースヴェーダーに簒奪され、教育機能が著しく失われている。まだレイア姫やアクバー提督とかが5%生き残っているんで希望は失っていませんけどね。

ヒトラーに権力を与えたのは大衆です。パルパティーン(ダースシディアス)も多数決によって皇帝になりました。猫町では大衆に権力を与えてはいけません。

猫町においてサポーターは、絶対権力を握る皇帝陛下の意志を事務方として遂行する官僚、公務員です。ところが自分を官僚ではなく「貴族院議員」いや「選帝侯」だと思いこんで、皇帝陛下に「国民の意志」の名のもとに「脳に汗をかかない課題本にしろ」だのだだ自分勝手な怠惰なわがままを押し付けようよしている輩がいる。憲法であるところの「読書会入門」さえ読まず、理解せず。


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スターウォーズ エピソード1では、奴隷として田舎の惑星でくすぶっていたアナキン少年に理想に燃えたお偉いジェダイ様がいらん仏心を示したばかりに、ダースヴェーダーが生み出され銀河に悪逆の限りを尽くしました。無責任な慈悲心と理想がアナキンにとっても銀河にとっても不幸な結果を招いたわけです。猫町の「誰でもウェルカム」という理想がこれ以上同様の結末を産まないことを祈るばかりです。

最後におまけで「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」ネタバレです。ローグワンでは主人公はじめみんな死にますw。悪の帝国が銀河をとりあえず支配します。


そんなわけで、オラの前で自己紹介で「本の話をできる友達が周囲にいないので(猫町なら本の話をできると思って)参加しました」とか言うヤツは気をつけてね。

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