新人教育をする
今までの経験を振り返ろう。第4話。
学校の話をする前に、そのときの会社のことを少し書こうかなと。学校にいくまでの会社生活。
そのときの会社は直属の上司とは派が合わず、でもその上の事業部長にかわいがってもらったので本当に助かった。
私がその会社に入ってすぐ、新卒の子の面倒をみることになった。5人の新入社員が入社。そのうちの1人をみる。私も新人なんですけど。。なんて思いながらも。。
が、しかし新人が入ってきて早々、私は交通事故で一ヶ月休むことになる。あのときは前から車がきて、死ぬかと思った。左にハンドルを切ったもんだから、左の肩甲骨は痛いまま。当時はぽやっとしながら、自分で110番したのを覚えている。めっちゃ泣きながら、父親に電話して、甥っ子が私のことを「死んだ?死んだ?」と聞いていたのも覚えている。(笑)
そんな一ヶ月の休みを終えて、まかされたのはまとめて新人たちになにかさせたほうがいいのではないかという課題。私の案は
「1つのプロジェクトを作って、クライアント役、指示出しのリーダー、そしてモノを作るプログラマを決めてなにかを作ろう」
だった。もちろんこの仕切りは私でプロジェクトを実行。新人たちに言ったのは
すべてを教えてもらおうと思うのではなく、考えること。
あのときの新人たちは優秀で、かつ素直な子たちだった。結局作ったのは周辺のランチマップ。デザインができる人がいなかったけど、ちゃんと追加もできるし、データベース化されてるし新人にしてはとてもいい出来だった。
それを最後までスケジュール通りに終わらせるように指示し、さぼってダラダラすることもあったので怒ったこともあった。そんなことを繰り返し、最後に社員全員の前で成果発表のプレゼンをさせた。それで私の任務は終了。
あのとき仲良かった先輩すごくほめられたのが印象に残ってる。今までそんなほめられて育ってないので、素直にうれしかった。尊敬する先輩でもあったので、ほんとよかったーって思った。
人が育ったところを見るのは本当にうれしい。それからも業務をいろいろ教えたりしていい子に育ってくれた。私がその会社を辞めるとき、その新人たちだけで私の送別会をしてくれたのも覚えてる。あの子たちはまだがんばってるかなー。
サーバー管理者、ネットワーク管理者、そしてシステムエンジニアになったであろうあの子たち。
私が唯一育てた、私の弟子は今どこでなにしてるんだろうなぁ。
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