完全分業制
今までの経験を振り返ろう。第19話。
上京してからはほとんど完全分業制のweb制作会社。当時はwebデザイナーという職種しかなかったweb業界だけど、
コーダー
マークアップエンジニア
フロントエンドエンジニア
インフォメーションアーキテクチャ
プロデューサー
プロジェクトマネージャー
アカウントマネージャー
とかとか。いろいろ職種が増えていった。仕事を細分化することでよりクオリティよいモノを作る。
最初はFTPすら触れない環境にムズムズしていたけれど、webの技術がどんどん発展する中、そして大規模サイトを構築するようになると1人の力じゃどうにもならない。
何十ページもあるサイトを
そしてシステムもガンガン絡んで
仕様だってつめる暇はない
でもローンチはせまっている
デザインクオリティもあげなきゃいけない
演出だってぬかりはない
そんな中で私ができること。それは今までの経験を活かした、システムからデザインまですべてを理解できるスキルを発揮すること。指示出しだけじゃない、クライアントの抜けを指摘するくらいの勢いをもって、自分からなにもかもを提案して、モノを作りあげる。
みんなの力が必要。チームワークが必要。それを実感した完全分業制。
安く、早く、デザインはテンプレで。なんていうのであればきっと完全分業にしなくてもいい。もしくは規模が小さくて、1人でもできるくらいなら1人でやったほうがいい。
自分がどこに価値をおくか。そういうことを考えさせられた。そんな完全分業制の世界。
自分ができること。それは広くて浅いけど、全体を把握できるwebの知識。そしていちばん手こずるシステムの知識があること。それを活かし続ければ、生き残れると思う。
今日は最近忙しい私に「癒しを」と言って友人が貸してくれたくるりのDVD。ブレーメンを聞きながら。(号泣)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?