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アナログな文具業界からmikanへ入社するまで

はじめまして、2021年11月1日から株式会社mikanでコンテンツ担当2人目として入社した中丸と申します。大学卒業後、文具メーカーでの6年半の勤務を経て今回mikanにジョインすることになりました!

ここではこれまでの生い立ちやキャリアをお話しした上で、なぜ文具業界からmikanへの入社を決意したのか、これからどんなことをやっていくのか、などをお話しできればと思います。

少しでもmikanに興味を持ってくださっている方、mikanだけではなく転職を幅広く検討されている方などに少しでも参考になれば嬉しいです!

教育について学んだ大学時代

まずはじめに大学時代の話を少し。私は大学で教育学を専攻していました。教育学を選んだ理由としては、「教育」や「学習」によって人の人生は大きく変わる、という考えがあったためです。それが教育現場での教育であっても、家庭の中での教育であっても、人の人生に与える影響ってものすごく大きいと思っています。

例えば面白い先生との出会いによってその科目が好きになったり、分かりやすい教材のおかげで勉強が面白くなったり、自分の勉強の仕方の工夫によって成績が上がってそれが自信につながったり。そんな人の人生を大きく左右する「教育」や「学習」というものについて、体系的に学んでみたい、という思いで教育学専攻を選びました。実際の専攻では教育の歴史から心理学から海外の国の教育についてなど幅広く学び、ゼミでは昼夜仲間と研究発表の準備を進めるような日々を過ごしていました。

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研究発表前日の追い込み中

悩める就活時代

しかし、いざ就職活動が始まるとなったとき、私は「教育」と「仕事」をなぜか切り離して考えていました。「教育」を仕事にするとなると、どうしても現場のイメージが強く、自分が教育者として人に貢献できることはあるのだろうかと疑問に思い、教育という軸で仕事を探すことはしていませんでした。

そもそも就活直前まで「社会に出る」というイメージが全くついていなかったので、はっきとした軸や志望業界は中々定まりませんでした。そんな中でもなんとなく意識していたのは「自分が好きなサービスや使いたいサービスに関われる仕事である」ことと「自分なりの工夫でアウトプットが変わる仕事である」こと。そのように見ていくなかで徐々に文具業界を第一志望に考えはじめました。単純な理由ですが文具は自分でもこだわって使っていましたし、ちょっとした工夫で生活が便利になったり気分が上がったりする、そんなものを扱っていけることにワクワクしそうだなという考えからでした。

なんとなく企画が一番楽しそう!と花形の企画に憧れるところはありましたが、営業が一番面接で通りやすそうという打算的な考えで面接を受け、なんとか無事第一志望の文具メーカーに内定をいただくことができました。

忙しく飛び回ってた営業時代

入社してからは営業部に配属され、最初は新人ということもあり結構地道に足で稼ぐタイプの営業活動をしていました。毎月新商品が出るのですが(年間にすると500点くらい?)7都県くらいに担当店舗がまたがっていたので、出張も多く忙しく過ごしていました。

徐々に営業にも慣れ、地方出張では行きつけの飲み屋さんを見つけたり、取引先の方とも仲良くなって仕事が楽しくなり始めていたとき、企画への異動が決まりました。営業が楽しくなってきた矢先だったので当時は異動したくない…というのが正直な気持ちでしたが、異動したことで見える世界がガラリと変わったので、このタイミングでの異動は今となってはとても良かったなと思っています。

教育・学習への興味が再熱する企画時代

異動先の企画ではいわゆるディレクターという役割で仕事をしていました。大まかな仕事内容は、世の中のトレンドを把握して新しい商品のコンセプトを考え、企画GOサインが出たら商品化まで全体をディレクションする役割です。

企画に配属された当初からこれだけはやってみたい、と思えるネタがいくつかあって、それが勉強系の文房具でした。もともと大学時代からあった「教育」や「学習」への興味がまたここで再熱します。

自分の受験時代の経験を思い出しながら「いかにその文具を使ってモチベーションを上げてもらえるか」「効率的に学習を進める助けになるか」といったことを考えながら商品の内容を考えるのはとても楽しかったです。

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↑勉強のモチベーションを上げるために自分で可愛くデコレーションして自分の勉強した時間を可視化する、というノート。

可愛い系の文具だけでなく、伊沢拓司さん率いるQuizKnockさんにお声かけして一緒に商品を作ったり、やりたいことには幅広く挑戦させてもらえる環境でした。実際に自分が企画したものが店頭に並び、それを使って勉強の効率がアップした!という声をいただいたときは何にも変えられないやりがいを感じました。

いくつか企画した商品はメディアで取り上げていただいたり、社内でも評価いただいて、順調に企画のキャリアを歩んでいました。裁量を持って自分のやりたい企画を自由に出せる環境を作っていただいた会社には、とても感謝しています。

しかし、異動して3年ほど経って徐々に悩みが生じ始めます。一番やりがいを感じる部分が「学習に貢献できること」で、且つ自分のアイディアが活かせるのもその分野である、ということは感じていたのですが、文房具を通して貢献できることに限界を感じ始めていました。

もちろん文房具というアナログのものでしかできないこともあるし、これからの世の中で全く使われなくなるということは無いと思いますが、デジタルの要素を取り入れたり、もっと効率的にできる別の方法があるのではないか、と思い始めていました。学習アプリの提案も社内で出したことがあったのですが、資金的にも知見的にもリソースの確保が難しいという結論になってしまい、その頃から転職も視野に入れて今後のことを考え始めていました。

転職を考えるにあたって

といっても初めての転職ということもあり、最初は教育に限らず幅広い業界や職種で見ていました。ただ、中々面白そうと思える企業は見つからず、改めて今の仕事が楽しいんだな、今の会社に留まろうかなと考えることも多々ありました。そこで改めて、自分は今の環境のどこが好きで、どこを変えたいのか書き出して考えてみました。大体こんなことを考えていた気がします。

●好きなところ
・ 教育的な部分に間接的に携われる=社会的意義・やりがいを感じられる
・ 扱っている商品が身近で自分自身興味がある
・裁量を持ってプロダクトに直接関われる
・ユーザーからの反応が売り上げやSNSなどを通して分かりやすい
●変えたいところ
・学習の効率化にもっと入り込める領域にいきたい
・自分のキャリアアップや成長を実感できる環境に身を置きたい
・成長している会社で事業の成長を実感したい

やはり企画での「勉強している人々の学習体験に自分のアイディアで貢献できる」という経験とやりがいが忘れられず、教育系に行きたいという意志は変わらずでした。また、ユーザーからの反応が見えやすいという部分は変えたくないという思いがあり、toC向けの教育×テクノロジーという軸でいわゆるEdTechと呼ばれる企業を見ていくことにしました。

mikanとの出会い

会社の規模感問わずEdTech企業を見ていく中で、mikanのことを思い出しました。mikanは以前から知っていたのですが、以前からとても親近感を感じていて、それは受験の時の以下のような経験があったからでした。

櫻井翔くんに憧れて慶應を目指そうと思ったのが中学3年生の頃。当時は学年でも半分以下くらいの順位で到底志望校には及ばないような位置にいました。当時英単語も苦手で全然覚えられなかった私は、単語帳の勉強の仕方を少し工夫するようにしていました。本の単語帳では場所で大体覚えてしまったりするので、私は単語カードに書き込む派でした。その書き込んだ単語カードは暗記度別に仕切り付きのケースに入れて仕分けをして、忘却曲線に沿って仕分けグループごとに復習できる仕組みを作っていました。このような学習方法を続けた結果、単語力が強みになって英語の成績が安定するようになり、英語の配点が高かった慶應の文学部に無事合格することができました。

このような経験があったので、mikanを知った時には自分のやり方をまさにデジタル化したサービスだ!と思い感動しました。単語が気軽に学習できて、単語帳を書く手間も、仕分けする手間も、持ち運ぶ手間も減って、暗記度によって復習単語も提示してくれる、テクノロジーはこういうところにこそ使われるべき!と強く思いました。

そんなことを転職活動の際に思い出し、mikanのコーポレートサイトを覗きにいくと、かなり採用に力を入れて情報を開示していて、一気にmikanへの関心度が上がりました。募集職種としては私が当てはまりそうなものは記載されていなかったのですが、とりあえずお話を聞いてみたい!という思いでオープンポジションとして応募をしてみました。

初回の面談では先程の単語勉強の仕方をホワイトボードを使って説明して、mikanのサービスへの共感を熱くお伝えしました。ただ、当時は取り急ぎ募集しているのはエンジニアやデザイナーなどのポジションのみということだったので、お話しした結果、まずは副業でmikanにジョインさせてもらうことになりました。

mikanでの副業を通じて

副業ではコンテンツの入力業務のお手伝いをしていました。副業を通して感じたのは、mikanの方々はコミュニケーションをしていて気持ちのいい人が多い!ということ。副業だったのでビデオではなくテキストでのコミュニケーションも多かったのですが、ポジティブで明るくなる、モチベーションが上がる声かけがとても多く、感動したのを覚えています。

他にもいいなと思ったところはたくさんあったのですが、特に下記2点を魅力に感じました。

・情報が透明化されているところ

mikanでは副業の人にもSlackやNotionなど社内のコミュニケーションやドキュメントをオープンに開示しています。何かやりたいことがあるとき、わからなことがあるときに誰でも情報にアクセスできることで自走できるように、という考え方からです。副業という働き方でも自分が今どういうプロジェクトの一員を担っているのか、会社全体がどういう方向性で動いているのか、を知れたことでモチベーション高くタスクを進めることができました。

・Valueカードなど社員同士が認め合っている文化

mikanではValueカードというシステムがあって、mikanの4つのバリュー「Why driven」「With User」「Get it done」「Care for team」のいずれかを実現していると思った社員にメッセージを送り合う、という習慣があります。今までは自分の仕事に対して上司以外の人からフィードバックをもらうことがあまりなかったので、社員同士が認め合って、Valueを形骸化させずに浸透させているところがとても魅力的でした。

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↑入社してから実際にいただいたバリューカード

mikanの入社に至るまで

コンテンツの副業を始めて半年ほど経った頃、コンテンツの正社員枠で採用を始めるので選考に進んでみないか、というお声がけをいただきました。最初に正社員として応募してから半年ほど経っていて転職活動もその頃は一旦ストップしていたのですが、採用担当の溝口さんから「是非他の企業も並行して見てみて、じっくり考えてください」とお声がけいただき、時間的な余裕をもらいつつ選考に進ませてもらうことにしました。

選考フローの中の1日体験入社では、全員の社員とお話する時間を作ってもらい、副業では話さなかったメンバーともお話をすることができました。また、体験入社の中でのディスカッションでは、コンテンツポジションとして今後どんなことをやっていきたいかを優先度付して考えていく、というテーマでお話をして、今後求められていくことや実現できることの可能性の幅広さを実感することができました。

体験入社の最後にはメンバーひとりひとりからのオファーレターをいただき、メンバーのあたたかさと採用への熱意を身に沁みて感じました。選考を通して改めてmikanで働く人の良さや魅力的なカルチャーを実感することができ、この頃には転職活動を続けるモチベはほぼ無くなっていました。

また、10人規模のスタートアップへの転職には不安もありましたが、mikanの働き方へのサポート制度があったことも入社を決めるきっかけの一つとなりました。例えば、体験入社の直前には代表の高岡さんが2ヶ月の育休をとる、というイベントが発生していました。代表が育休をとると確定した時には、Slackで歓迎&応援メッセージが飛び交い、なんてあたたかい会社なんだ…と感動しました。

mikanでは、会社のミッションの「人生の可能性を広げる」ということをメンバーにも実現してもらいたいという思いのもと、様々なサポート制度が整っています。「mikan安心キット」という福利厚生制度にそれが明文化されていて、働き方やライフステージによって柔軟に対応してもらえる環境が整っていると感じ、転職への不安も次第に解消されていきました。

オファーから内定承諾まで2週間ほど時間をいただきましたが、最終的には

・サービスへの共感と事業領域に社会的意義を感じていたこと
・魅力的なカルチャーと一緒に働きたいと思える人たちがいること
・柔軟に働ける支援体制と雰囲気

この辺りが決め手となって、mikanで働くことを決意するに至りました!


コンテンツポジションとして何をやっていくか

mikanの中ではコンテンツ担当として2人目の入社なのですが、1人目もつい最近入社したばかりです。(めちゃめちゃ頼らせてもらってる1人目入社の鈴木の入社エントリもぜひご覧ください。)

2人とも入社したてということもありコンテンツポジションがやっていくことはまだまだ手探りの段階ですが、大きなミッションはmikanを本当にユーザーに必要とされる、ユーザーの成功体験に寄り添えるサービスに育て上げていくことだと思っています。

そのためにはユーザーの英語学習という学習体験全体を考慮した上で、mikanがどの部分に貢献できるかを常に考えながら、ユーザーがいかにモチベーションを保ちながら、楽しく学習を継続できるか、という部分を考えていきたいと思います。

また、ユーザーが求めるコンテンツをクオリティ高く提供していくこともコンテンツの仕事だと思っています。mikanというアプリを信頼感を持って使い続けていただくためにも品質面のクオリティ向上もミッションとして進めていきたいと思います。

アナログな文具業界からの転職ということで、技術的な知識については勉強の毎日です。(入社早々HTML書いたりちょっとずつ頑張っています…!)いち早く事業に貢献していけるように日々パワーアップしていきたいと思います!!

最後に

最後まで読んでいただきありがとうございます!mikanでは一緒に働く仲間を募集しています。1年前私が副業で働いていた時よりもだいぶ仲間も増えてわいわい楽しくなってきました。

mikanは英単語アプリから英語アプリへと進化しようとしていますが、それにあたりやりたいこと、できることも山積みになっています。そんなワクワクする環境で一緒に働いてみたい、という方、まだまだ転職は考えていないけど少しだけ話を聞いてみたい、という方もぜひお気軽にご連絡ください!


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