無題

今年はどんないえにしよう

2016年夏、高知で開催される『いえづくり教習所』。まったくの初心者が、大工技術をおぼえて自分の家をつくるというトレーニングスクール。

2015年は、こんな家を提案。

そして、みんなで作りました。

2016年もまた家をつくるわけですが、まだどんないえをつくるのかは白紙の状態。

これから設計して4月には公開するわけですが、その設計プロセスをnoteにて公開しようというわけです。

いってみれば『いえづくり教習所』の舞台裏。

設計士というのは、家を考えるときに、デザインや構造からはじまって、コストの事とか、つくりやすさのこととか、出来たあとどんな暮らしをしてほしいとか、あれこれいろいろと考えるわけです。

誰にも見せないスケッチ用ノートには、そうとうあほみたいなコトやモノも描いてまして、あまり人様には見せられません。

でもコーヒー一杯おごってもらえれば、まあ見せてもいいかなってくらいです。

3/9(水)から、毎週水曜日に更新して全4回。

設計士がどんなプロセスを経て、家をつくるのかを書いていきたいと思います。次回は、3/9(水)に更新しますね。

ちなみに、noteで儲かった分は、おもしろいことに使わせて頂きます。


【3/9更新分】

設計士が家をつくるプロセス

第一回目

『コンセプトをつくる』

コンセプトっていうのは、全体をつらぬく基本的な考え方のこと。

さて

どんな家にするかを考えるとき

その外観やカタチなどのデザインから考え始めると、それこそどれにするかで悩んでしまってキリがありません。

あんなのもいいし、こんなのもいいし。

そして時間が無くなって

エイヤーと決めてしまうことになります。

でも

そんな作り方は、なんというか必然性がなくて

作り方としておもしろくありません。

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