色々ありすぎた2019年

今年ももうすぐで終わり、個人的に色々ありすぎた今年を振り返ってみたくなったので、ガキ使を見ながら柄にもなく文章を書いてみた。普段こんなんを書くような人間じゃないから読みにくかったらゴメンね。

まず、今年の1月12日、10代の終わりから20代のほとんどを費やしてきた「Emu sickS」というバンドが活動休止した。
はやおの脱退申し出から始まり、最後は4人で話し合って活休を決めたけど、決めるまでにはそれまで出会った人や支えてくれた人の顔がよぎったりもして、僕自身もとても心苦しかったことは今でもはっきり覚えている。
最後のステージではこの10年や今までに出会った人のこと、今まで自分がEmuにかけてきた想いとかを思い出してファイアーバードの前で泣いてしまったな。そしてこの日をもって僕自身も命を燃やして続けたEmu sickSは活動休止した。
活動休止以降はメンバーとほとんど連絡は取ってないし、今後どうするのかって話し合いも全然してはいないけど、とりあえずはやおはツイッターで生息確認できるし、この前久々に会う機会があった大善やまさきも相変わらず元気そうだったのでちょっと安心してる。

そして、今年の7月にイチカバチカが始動した。
結成のきっかけはもちろんEmuの活休が決まったからで、また一からバンドを始めたいと思った僕が、理科ブレのエンターテイナーの一人のみつき、ライブハウスに住んでるんじゃないかってぐらいライブをしまくってるライブジャンキーのベースたいきとドラムようほうに声をかけて結成した。
個人的にはもう少しバンドの準備を進めてから活動を始めよう、と考えていたし結成当初もメンバーとそう話したりはしてたけど、夏福のみやはらさんから声をかけてもらえたこともあり、今年の夏福からイチカバチカの活動を始めることができた。
活動開始までにみつきがバイクで事故ったり、MVやレコーディングを急ピッチで進めたりとバタバタとしたけど、あのタイミングで活動を始めることができてよかったし、夏福にはホント感謝しかない。
イチカバチカを始めて改めて思ったのはメンバーみんなの歌に対する意識の高さ。
「もっとこうしたら〜」とか「ここのメロディはもっと強い方が〜」とメンバーから言われることが多くなって、僕の作曲を見直すいいきっかけを与えてくれている。
その甲斐もあってかEmuの頃から見てくれてたりお世話になってる人からも歌を評価してくれることも多くなってて純粋に嬉しいし、一方でイチカバチカがこれからもっと良くなっていける可能性もバチバチ感じてて、これからこのバンドがどうなっていくのか、自分もすごく楽しみだったりする。

あと、僕個人の生活も結婚やそれに伴って生活環境が変わったり式やら諸々の準備をしたり、実家の愛犬が4歳で亡くなったり、と色々と本当に落ち着かない一年だった。
その中でバンドをすることに理解してくれている家族や周りの人の温かさや優しさとその有り難みを前より一段と感じるようになったし、Emuにも結婚してるメンバーはいてその中でバンドを続けることの大変さはなんとなく僕も理解してたつもりやけど、今になって本当に大変だったんだろうなって改めて実感した。
メンバーや家族、本当に身近にいる人への感謝を忘れて音楽はできないなって考えがこの一年で前よりも強くなった。

そんな感じで2019年は本当に色々あったけど、2020年、まずはイチカバチカのレコ発から始まる。空き状況とかもあって日付はくしくもEmuが活休したちょうど1年後の1月12日にすることになった。
縁があって今年の7月から活動を始めることができたイチカバチカが初めての音源をやっと、ほんとにやっと出せる。個人的にはこの日がイチカバチカの本当の始まりのようにも感じてる。

「一か八かの音に懸けようか、用意はいいかい、会心の一撃を放て
イチカバチカの音に込めようか、言い訳の余地のないこの音に懸けるしかないんだよ」

これは僕が「会心の一撃」という曲で歌ってる歌詞だけど、いい音楽を作るって姿勢は今も昔から変わってないし、Emuで出会ったものへの感謝も変わらず忘れず、けどイチカバチカで作る新しい音楽で出会う色んな人の心に会心の一撃を放っていく、そんな一年に2020年はしたいな。

めっちゃ長くなっちゃったけど、今年も本当にお世話になりました。来年もよろしくお願いします。