見出し画像

機能不全家族で育った親の子育て

機能不全家族で育ったもの同士の結婚・子育てでうまくいっているパターンてあるのかな。
あるなら、コツを教えてほしい。

機能不全家族の中で育った人が、現在はとても幸せな家庭を築いている場合、パートナーが理解のある彼くん、彼女さんがいるパターンが多いのかな、という気がしてきた。(自分の狭い観測範囲内だけれど)
弱音を吐いても、ダメな自分をさらけ出しても、それを包み込む包容力。
そうした人たちは常に心に余裕を持っていて、その心の余裕はどこから来るかというと、幸せな家庭で育ってきた過去から作り出されるのではないか。

機能不全家族で育った人は、一度きちんと過去の自分と向き合って、自分が何に傷つき、どんな心の状態にあるのかを、きちんと知った方がいい。
恐らくそれはとても辛い作業になると思うけれど、自分を知ることの大切さを理解してほしい。

私は自分のことを、この歳になるまでまったくわかってなかったのかもしれない。
思い出したくなくて蓋をしてきた自分の過去と向き合うようになってから、いろいろなものが見えてきた。
自分が思っている以上に、小さい頃の家庭環境で受けてきた呪いは濃かった。

私はダメな人間なりに、それでも頑張って社会生活を送ってきていたし、優しい夫と出会い、結婚・出産をしたけれど、親を反面教師にすれば私は大丈夫だ、とどこかで思っていた。
けれど小さい頃からしっかり根付いた自己肯定感の低さと、ネガティブ思考はやっぱりどうしたってなかなか治らなくて。
今は前よりもポジティブに物事を考えられるようになったし、心にゆとりもできたけれど、ふと、「お前は何をやってもだめだ」と父親から言われ続けてきた呪いが発動し、否定されたり、拒絶されたりすると、ああ、やっぱり私はだめなんだ、とどこまでも落ちてしまう。

夫も機能不全家族で育ったので、お互い、しんどいとどこまでも落ちてしまうのだろう。
定年退職したときに、「もうしんどいこと、めんどいことはしないで好きなように生きていく」と言っていた夫。
夫にはもう家族の悩み事を解決するような力も余裕もなくて、ストレスから全力で逃げてるから関わりたくないのだろう。

家庭を持つ前に、子どもを産む前に、もっと自分の過去と向き合って、今の自分がどういう状態なのかを知ることが大切だったのだ。
私も。
夫も。

お互いのだめな部分を見つけ、指摘し合って話し合って、早めに解決していかなければいけなかったのだ。
良い部分は見えていた。だから今まで、いろいろ問題を抱えながらも、支え合って乗り越えて、笑顔で楽しくこれたのだ。

今私が夫の言葉に傷ついてしまうのは、過去、父親からされる態度、言われた言葉を思い出してしまうからだ。
夫が父親と重なる。
高圧的な言葉に押しつぶされてボコボコに凹んでいる。

そうなりたくなくて頑張っていたのに、結局何も変わらなかった。
機能不全家族は連鎖するという。
だから子どもを産まない選択をする人がいるらしい。
子どもを産んだ私達には責任がある。
私は、子どもたちだけはなんとしても守らなければいけない。
子どもたちには、こんな苦しい思いを連鎖させてはいけない。

障害を持っていた長男の子育ては大変だったけれど、たくさんの幸せをもらった。私を成長させてくれた。
次男は逆に小さい頃はとても育てやすい子で、だからこそ、次男が頑張りすぎていることに気づくのが遅くなってしまった。
そしてそんな次男の辛さを、夫は理解してくれなかった。

私達は毒親だったし、過去を振り返れば後悔ばかりだけれど、気付いたから頑張れる。夫の力を借りることはもうできないけれど、せめて子どもたちだけは幸せになってもらいたい。

自分が子どもの頃、仲の悪い両親が毎日のように喧嘩しているそんな家がとてもとても嫌だったから、私のことを否定してくる父親が大嫌いだったから、私は自分の子どもたちに、絶対あんな思いをさせたくない。
夫とは普通に会話できて、普通に過ごせているのだから、いつも通りの笑顔で、母親業だけを頑張っていこう。

今までは家族全体をどうにかしようともがいていたけれど、希望と願いをひとつに絞って頑張ることにした。
子どもたちの幸せ!
そこに全振り!
子どもたちのことは大好きだから頑張れる。
いつも通り、笑顔でおどけて、頑張るぞい!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?