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手塚マキさんの裏読書 〜モヤモヤが晴れる痛快な解釈〜

名前は知ってたけど著書は読んだことがなかった、カリスマホストの手塚マキさん。ホストクラブ経営、ホストクラブでの読書会&詩や短歌の会、歌舞伎町唯一のブックセンターを開いたり、ボランティア団体を率いたりと面白い人。

なんと、埼玉県人なら知らない人はいない、名門の県立 川越高校の出身なのねえ。



この本は、いろんな有名な本を、手塚さんがちょっと斜めな解釈で読み解く感じ。ホストという世界からみる本の世界。なかなか解釈が面白い。
このフィルターを楽しめる人は楽しめるし、純粋な本の紹介が欲しい人には向きません。

私は、夏目漱石の「こころ」はずっと違和感を持っていたので、この解釈は実に痛快でした。

「容疑者Xの献身」にでてくる女性、男に守られるべき、か弱い女性って風でなく、もっとこんな風だったらいい女なのに!という描写がまた痛快✨✨。私もそう思います。


全編を通して、手塚さんの「人」へのリスペクトというか、とくに女性や弱者の尊厳をとても大切にしている気持ちみたいのが伝わってきて、読んでいて温かい気持ちになりました。
自分自身の、ホストへの色眼鏡もすこし変わったかな。


あひる図書館ができたら、おいてみようと思います。

さいごの西原理恵子さんの『ぼくんち』は、なかなか尖った漫画みたいですねえ。読んだことある方いるかしら。

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本の内容の雰囲気が伝わるインタビュー記事
『カリスマホスト・手塚マキ「新宿歌舞伎町のホストクラブで読書会」をやる意味とは』
https://ddnavi.com/interview/541189/a/

#裏読書 #手塚マキ さん #あひる図書館

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