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『音楽を触れる』がめまぐるしい時代にいること

ふと、「あれ1年前の自分だったら聴いてない音楽だなぁ」
って部屋でEDMを流してる際にふけた。

あなたが今聴いている音楽の趣向は、昔に比べて変わってない?

どう変わっていったんだろう…。

僕はアラサーなんだけど、音楽に目覚めたのは中学。
このときはちょうどロックバンドが盛んな時代で、今でいうミクスチャーなる電子アイテムがなく、ボーカル・ギター・ベース・ドラムのシンプル編成が主流だった。

主にONE OK ROCKやRADWIMPS、バンプオブチキン、NICO touches tha walls、サカナクション、オレンジレンジらが
1st、2ndアルバムを出していたくらいの頃で、
この一世代前になるとスピッツやMr.children、L'Arc〜en〜Ciel、モー娘。がブイブイきめていた時代。

視聴機器は「MDウォークマン」だ。

(ああ、ロードオブメジャーと元EXILEの清木場さんがまだ活動していたなぁ)

当時の青年らが新しい音楽を聴く手段と言えば”音楽番組”がメインだったと思う。
「うたばん」「ミュージックステーション」「カウントダウンTV」とか。
もしくは夜中にやってる「100位から1位までひたすら流れてる番組」とか。

「「「それぐらい」」」しかなかった。

(他にもあるが割愛)

友達に必ず1人はいる「いろんな音楽めっちゃ聴いてる」やつなんかは、ブックオフの中古CDをジャケ買いしたりレンタル屋で借りまくったりしてた程度。

そんな猛者でも「「「それぐらい」」」だ。

今のおっさんらの世代がカラオケで歌う曲って似たようなものが多いのは、「それしか」知らないからだ。
つまるところ「音楽を聴く・知る環境が限界的」だったわけで。

別名ラジカセ世代ともいえる。

新しい音楽を仕入れる機会が限定的なのだ。
そしていつしか新しい音楽を聴く文化がなくなり、スナックで歌うものが似たり寄ったりになってしまっているのだ。

でも現代の若者は違うよね。

YoutubeでいろんなアーティストのPVを見れるようになり、TSUTAYAで5枚・1,000円レンタルができるようになり、一台で3万曲を入れれるipodが普及し、Perfumeによってエレクトロ系のジャンルが拡散したりと

いろんな音楽と触れる機会(エリア)と音楽のジャンルの幅がどんどん広がっていった。

そしてiphoneやスマホの性能が良くなりアプリも向上していき、音楽を触れる在り方も変わっていった。

おかげでking gnuやvaundy、breathe carolina、super junior、マシュメロ、ずっと真夜中でいいのになど
いろんなアーティストを知ることができた。
音楽番組やTSUTAYAレンタルでしか音楽を仕入れる能がない僕には決して出会うことはなかった。

それはSpotifyやYoutubeなどの”新たな音楽を触れる機会”をくれるサービスの他ならない。

(僕のベストトップアーティストで、ガレージロックバンド『THE PINBALLS』ってのがいるんだけど、前に「マジで死のう」と落ちてた時期にこのバンドの音楽を聴いて「もう少しだけ生きて頑張ってみよう」って救われたことがあった)

そんな音楽シーンの変化を目の当たりにしている僕ら世代の人間はこの有難みを噛みしめることができる。

「今あるのが当たり前」に思ってる若者にとってはこの恩恵を感じることはできない。

そんな感謝と童心の想いを漫画にしてみました。


ので、自粛して家にいるのに新たな音楽を聴ける嬉しみを改めて実感してみやしませんか。

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月額1,000円って書いたけど、実質ほぼ無料だったわ。

会員とかになってさらに優遇してサービスを使う場合は有料だわね。
huluとかNetfulixとかの映像系は1,000円か。

僕ら世代がおっさんになったとき今後カラオケとかで歌うとききっと特徴もジャンルも傾向もバラバラになっているだろうな。

(これを書いてて、もっとあるだろうに、音楽サービスに感謝を綴ってる僕はいろいろ限界なのかもしれない)

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