最近読んだ本



『なぜサラリーマンはサーフボードをかかえるのか?』 Ray Masaki
日経アメリカ人で、NYなどでの活動ののちに、東京にきてグラフィックデザインの仕事をしている著者。
なぜ日本のデザイン市場がここまで白人至上主義なのか?を歴史を振り返りながら考察している。 たしかにかっこつけようとすると、とりあえず英語になるし(ロケチキも)、ファッションモデルも外国人ばかりだし。
自分は15歳でスケートボードに出会ってからアメリカの文化にびたびたに浸ってきた人間なので、やはりそっち系をクールだと思う思想ができあがっている。 とっても興味深くて、うなずくことばかりだった。
デザインやアート系の仕事をしてる人は読んだ方が良いと思った。




『ワークマン式”しない経営”』
ワークマンって昔からあって、若い時もスケボー用のパンツとか買いに行った覚えがある。ここ最近『ワークマンプラス』がすごくヒットして、ビジネス界でもかなり脚光を浴びている。
適切なマーケットの絞り方と、エクセルを徹底した現場管理、すごいとしか言いようがない。すごいなーと指を加えているわけにもいかないので、近づけるようにがんばる。





『共感という病』
自分がリスペクトする、アクセプトインターナショナルの永井君の新著。 みんなSNSというものから離れられなくなっているけど、それと同時に疑問も感じていると思う。

国際援助などでも、募金を集めるには『幼い女の子が苦しんでいる写真』が良い。しかし『キモくて金のないおっさん』にも助けの手は必要な可能性も十分にあるはず、しかし共感が得られなければ助けられない。というジレンマを抱える。
そもそも共感のみで駆動することが全て正解だとするなら『個性』などに価値はない。個性は共感の外側にあるわけだとおもう。
この本読んでて山口周さんの本の中にあった『合理性限界曲線』を思い出した。ベンチャー企業が課題解決をするためには『そこに手をかければ儲かる可能性がある課題』だけがフォーカスされる。 でも金にも、名誉にもならないかもしれないけど助けなければいけない少数の人々は必ずいる。  資本主義市場は儲からない課題については手が届かないというジレンマがある。


あと何冊か読んだが忘れた。

#ロケットチキン #tky読了2021





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?