日本精神と氣脈【出口光】
みなさん、こんにちは。
人脈や社脈という言葉は良く聴きますが
氣脈という言葉はあまり使われません。
私が注目するのはかつて福澤諭吉が
この言葉を使って、日本精神の大切さを
説いていることです。
明治10年、西郷隆盛が西南戦争で敗れるや
マスコミが一斉に批判をはじめました。
それに憤慨して、福沢諭吉は
「丁丑公論」(ていちゅうこうろん)
という文章を残しました。
「時節を待ち、後世子孫をして今日の実状を
知らしめ、もって日本国民抵抗の精神を保存して
その気脈を絶つことなからしめんと欲する」
西洋化する日本人に日本精神を保存する
西郷の氣脈を残すために
この文章を残したと、私は思っている。
今まさに政治も経済もどんどん米国化する日本に
日本抵抗の精神を保存する氣脈が残されている。
良い世の中を創ろうという想いは
私たちすべての心の、奥底にある人類の志であり
地下水のようにつながる氣脈だと思います。
あなたも、自分の仕事を通して良い世の中を
共に創っていきませんか。
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