次回のバズカット

前回
あれだけ、ロープレして行ったのに、理容師さんから
『25ミリってこんなに短いのですよ』
毛量的にどうかなぁといわれながら、
バリカンのスイッチオンオフにされながら、すぐにかれますよ!さーどうします?の行動に対し最後の一言 
『お願いします』
が言えなかった。

彼からは、早く切り直して来いよ!罰ゲームだからなぁ。ヒヨッタお前が悪いから、やっぱり罰は必要やなぁ
今回はもう何も言わなくていい!
俺がLINEのメッセージ作るから、携帯貸してといわれ、携帯を渡してしまった。

『お世話になります。毎日暑い日が続いていますね。今回のカットですが、前回出来なかったバズカットにします。長さは20ミリで、おでこから思いっきりバリカンを入れて下さい。
当日は、もう覚悟が緩んだら困るので、サクッと始めて下さい。よろしくお願いします』
と、送信され、理容師さんも即効既読がついた。

私は、なんで5ミリも短くなってるの?と聞いたら当たり前だろ、ヒヨッタ罰だ!といわれた。

翌日、ついに予約時間になり、お店に着いた。
笑顔でベリショ理容師が迎えてくれた。
少し気持ちがほっとした。理容師さんの髪も短く切られていた。
サクッとクロスを巻かれ、バリカンはもう20ミリで準備されていた。
理容師さんが『はい、では思いっきりいきますね!』と確認ではなく宣言で、私のおでこにあっさりとバリカンが入ってきた。

逃げたい気持ちからか、頭が後ろに行ったが、理容師さんががっちりとホールドされ、逆に前に刈りやすいように、バリカンの動きに合わせて、ドンドンと刈られていった。
5分もしないうちに丸刈りの姿になり、自分の姿を受け入れられず、涙を必死に抑えていた。
やってしまった!こんなオッサンみたいな私は私じゃないと、受け入れ難い。

理容師さんから、これが20ミリです。
スッキリしましたね。ここから、際をきれいに刈り上げますね。と言われた。
もう1ミリも切りたくない!やめて!と思ったがアタッチメントをより、短いものに交換したバリカンが耳の上から襟足へと進み、青々とした刈り上げになっていった。

フェード坊主の様にきれいに何度もバリカンがすすむ。
青々とした後頭部が出来上がり、私は真っ赤な目になりながら、顔剃りを際剃りをされていた。






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