炎の100番勝負編

こんんちは、ナカアオです。
今回はロウポンさんの炎の100番勝負企画に応募致しまして、
先日、対局を行いました。

その内容を今回のnoteでは記そうと思います。

前日までの準備

今回は、オープン戦みたいな感じなので特に対策はしていない。

対局内容

序盤

ロウポンさんとの対局では飛車が対峙して捻り合いになることが多い。
しかし、今回の対局ではいきなりの三間飛車。

驚きではあるものの、この時点で相振り飛車が確定した。
今までのロウポンさんとは違う、新たな試みを目の当たりにした
(なんか試していると風の噂はありましたが)

図1 12手目△13角まで 「角が覗く」

また、図1では「あなたはどっちなの?」という角が自陣を睨む。
これは相振りの対局では時たま発生する筋であり、私は何度もこの筋を食らっている。
正直、ここで対抗型か相振りかが決まると個人的には思っている。
相振りにするならば本譜の58飛に、対抗型なら58金かと思う
(52金を出してから相振りができるのか、、分からないが厳しいとは思う。)そして、この形で気をつけないといけないのは5筋への集中攻撃だ。
少し、組み立てに気を遣う時間が続く。

図2 18手目 △33桂 「いつ仕掛けてくるか、準備を怠ってはいけない」

ロウポンさんは石田の形を見せてきた。
前述したように駒組を安易に行ってしまうと一気に対局が終わりかねない。


図3 26手目 △45桂 「今は無害だが、それでも跳ねさせないべきだったのか」

現状では一気に攻めかかられても問題ないと思い、桂を跳ねさせて後にじっくりと取るべきと考えた。
ただ、安易に組んではいけないと思った以上は跳ねさせるのすら防ぐ必要はあったのかもしれない。


図4 33手目 ▲88飛 「相振りで確定、しかし、自信がない局面ではあった」

先手も金無双を組み、ようやく飛車を本来の向かいに振りなおす。
▲66銀では▲56銀も考えたが、2つの観点から前者の手にした。
1.単純に5筋に駒を足すため
2.▲56銀では△36歩から△56飛の筋を気にした

対局時には△36歩から△66飛、△55銀、△57桂成という筋も考えていた。
ただ、少し実戦では無理筋だったようだ。
図4の局面でも△64歩から△36歩、△66飛の筋があった。
感想戦にて△64歩の時点で▲58金左が残っているので耐えている模様ではあった。

中盤


図5 42手目 △66飛 「△54銀は消極的な銀の動きと思われたが、強襲の足がかかりであった」

中盤戦に入り、一気に局面が激しくなる。△54銀は消極的かと思い、飛車先をついたが、いきなり切ってくる手があった。ロウポンさんらしい強襲である。
以下、▲同角、△65銀、▲44角、△66銀打(本譜)という繋ぎがあった、こう進むとどう受けても枚数で勝ることはない、ギリギリの受けを求められる展開である。
△65銀に▲55角ならば△66銀打に▲66角と合わせる筋はあったが、交換されて△79角は嫌じゃない?という結論となった。


図6 47手目 ▲46歩 「大駒は近づけて受けよ」

こういう時こそ、格言が光る。持ち時間15分中の4分30秒を使い、歩をついた。角を誘き寄せて▲47金左で切ってくることを強要するのだ。
△46角、▲47金左で3通りの切り方があるが、本譜は想定通りに進んだ
△57桂成、△57銀成には▲46金と角を取ってどうだ、以下、△48成桂(銀)、▲同玉、△57金、▲38玉で逃げ切っている考えであった。
△57角成には▲同金寄から角桂(銀)と金2枚の交換でどうだ、以下▲26歩までつければ、後手には斜め駒がないため、一気に安泰になる。

ちなみに、AI君的には▲47金に△55角らしい、、良いのかはわからない

終盤


図7 57手目 ▲27玉 「読み通りの展開になり、勝勢へ」


ここまできたら、お相手の金が寄ってくる前に大駒の力で寄せきるのみだ。
ただ、注意が必要なのは後手の65銀を刺激してはいけないことだ。0手で銀を下げられ、45に出られたら一気に自玉が狭くなる。


図8 67手目 ▲52歩 「たらしはよいが、右ばっかみてどうする」

勝ちは勝ちなのだが、一点にとらわれてしまっている。
どう見ても。右が閉じこもっているのだから▲84歩が正着である。

感想


終局図 105手にて ナカアオの勝ち

最後はなんとか寄せきって勝ちを収めたが序盤、中盤のリードがあったからこそな優勢をなんとか保つことができた終盤となってしまった。
強襲を冷静にいなしたのはポイントであるが、その後の攻め方の展開はマイナスポイントである。
もっと冷静に見極めたいものだ。

最後に

謝辞

100番勝負の1番にお誘いいただいたロウポンさんにはすごく感謝しております。ありがとうございます。


AI解析

24での評価値

こうしてみてみると、AI的にはほぼ優勢の勝ちだったらしい、
少なくとも強襲の時点で+300以上はあるというグラフだろう。
先手勝率100%であるが、凡人な人間である私にとっては難しすぎる100%であった。
非凡人な人間になって皆さまの見えている世界に早く行きたいものだ。

動画

動画を上げました。ぜひ、ご覧ください。

ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
また、記事を書いたら読んでいただけたらと思います。

それでは、失礼いたします。
ナカアオでした。

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