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もっともっと集まればいい【募集】

もともと文章を書くのが好きだ。

つらつらと書き連ね、目の前に置かれた文字の並びを目で追うように読み上げる。するとそれまでの自分が何を考えてきたのかが見えるしスッキリする。いったん思考を吐き出すというのがまず生理的に気持ちの良いことなのだろう。でも気持ちが乗らず文章に書けない日が続くこともある。3月に入ってからはそういう日が続いていた。書いていない日、どういう風に過ごしていたか。私の場合、そういう時は文字を書いて残す以外のことに思考と行動のリソースを割いていることが多かった。

最近だと自身のnoteサークルについてずっと考えていた。
『noteの休日』それが私の作ったサークル名。

外出規制がかかった今のこの世の中でこのサークルは何ができるのだろう。もともと『何もしないサークル』という訳の分からない体裁で続けてきたのだけれども、条件として『人が集まってきたら、少しお金が集まってきたら、イベントをする』と明言してきた。

おかげさまで60名ほどのメンバーが加入してくれて、それぞれが毎月100円の会費をこのサークルの維持費として納めてくれている。ありがたい話だ。そして集まったからには動くしかあるまいと思っていた。本当はオフラインでのイベントを盛り上げるために資金を貯めていたかったんだけど、その世界はまだまだ先の話になるだろう。なぜなら我々は、100年前に世界を襲ったスペイン風邪以来のこの未曾有の疫病にまず勝たなければならないから。

その為に心の安らぎが必要だ。遠隔で人々が手を取り合うための何かを作る。
文章での触れ合いはnoteのサービスだけで充分だ。でも今の世の中それだけじゃ人は荒んでしまう。顔を見ておしゃべりできる空間を作らなければならない。

私は集めたその会費の中から2,000円をZoomというミーティングシステムに割り当てることに決めた。フリーから有料へ。これで100人までの人数までならば長時間のおしゃべりが可能な空間ができあがった。ほんのわずかな空間だけれども今はこの空間がきっと大切なものになる。人さえたくさん集まればそこに笑顔が見える。そう信じることにした。

自宅の二階の一室で活動ができるように、ネット環境を整備した。少し高めの中継器を買い、Wi-Fiの電波が途切れないようにした。

Zoomを如何に設定し、取り扱ったら理想のオペレーションができるかを一から勉強した。管理者権限でどこまでのことができるか、共同ホストは割り当てた時にどのようなことが可能になるか、試行錯誤の日々、人手が必要なテストの時は皆に協力してもらった。大勢の参加者の時はブレイクアウトルームという機能でZoomを小部屋に分けて懇親を深めてもらうという運用はこの時に思いついた。

勉強したのはZoomの操作だけじゃない。

WindowsPCでスクリーンショット(画面コピー)をしたときに自動的に画像データが蓄積されるプログラムなんかも取り入れた。キーコマンド一発でPCにどんどん画像がたまってゆく。ちょっとしたことだけどこれでビデオミーティングの最中、いつでもすぐに記念撮影ができるようになった。あとで見返した時に皆が笑顔で写ってる。それだけで価値があると思ったんだ。

そして昨日も液晶モニタを自宅PC用に1台買い足した。これでZoomミーティングを走らせながら裏でちょっとした作業ができるようになる。在宅ワークでの仕事もめちゃくちゃはかどる。そう考えると安いもんだ。

長時間のデスクワークに耐えうる腰にやさしい椅子を買い、大好きなnoteを書く時間を削り、今できることに集中して取り組む。

結果、サークル設立当初は全く考えていなかった形がそこにあった。これからもいろいろと形を変えることになるだろう。

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先日、Zoomを使って60人のイベントをオンライン上で開催した。
池松潤さん・嶋津亮太さんとでトークイベントを催したのだ。裏方ではスタッフとしてすーさんや、へいちゃん、千ちゃんが協力してくれた。
そして、有志のメンバーがチャットで盛り上げたりしてくれていた。

裏でどういったことが行われていてこの形になったかは上記のnoteリンクを遡ってほしい。教科書にしてもいいレベルである。

そして、集まったイベントレポートを読んで欲しい。

どれだけの人が喜んでくれたかが分かるから。

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もともと『缶を置いたら誰かが蹴る。』そういったコミュニティを作りたくて私は動き始めた。

これぞ大人の缶蹴りだと思った。

もっとどんどん集まってこい。

私のサークルでなくても、池松さんのサークルでもいいし、嶋津さんのサークルでもいい。そのかわり『何かやる』と決めたら、旗をたててみんなが垣根無く集まればいい。池松さんはこのコンセプトを『地下鉄の相互乗り入れ』と呼んでいる。

一つ一つは小さなコミュニティでも線路を繋げれば遠くまで行けるし、たくさんの人を運ぶことができる。

私たちは今できることをやらなくてはいけない。


#書き手を信じる

ここのコメントを目にしてくれてるってことは最後まで読んでくれたってことですよね、きっと。 とっても嬉しいし ありがたいことだなー