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【終演】朗読新劇:折り紙チェーン

こんにちは。
ドリル饅頭の中西広和です。

朗読新劇『折り紙チェーン』の公演が無事に幕を下ろしました。
怒涛のような週末を一か月ほど過ごしてきたのですが、終わってみればアッという間です。

とにかく事故や怪我など無く、最後まで駆けぬけれた事に感謝します。

ご来場くたさったお客様、運営スタッフ様、技術スタッフ様、出演者様、みんなが一つとなり、ダブルフィーチャー公演を終えた事にホッと胸を撫で下ろしました!

私を含め、皆、それぞれの生活に戻って行ったと思うのですが、これから折り紙チェーンをどこかで見る度にこの公演のことや「人は皆、思いを一つにすれば、必ず繋がる事が出来るのだ」という事を少しでも思い出してくれれば幸いです。

家族や友人を大切にする心、人助けする心、人を愛する心、そんな思いを込めてこの作品を作りました。

今回は急遽のダブルフィーチャー公演という事で、総合芸能スクール『TOKYO青春エンタメアカデミー』に通う有志メンバーが作り上げ、オンライン配信された

劇「I LIKE」

との二本立て公演となりました。有志メンバーで、原案やら、振り付けやら、演出などの裏方ワークから、最後は出演までこなします。そしてこの有志メンバー、全員が十代の女性達だというのだから、驚きである。
お芝居自体はまだまだ荒削りな部分もありますが、演技に対する情熱、パワー、熱量は圧巻です。こりゃあ油断ならないな、と、思いつつも、いつかこの子達と何かを共に作り上げることが出来たら、きっと面白いだろうな、と、ワクワクしながら彼女達の舞台を観ていました。

その後、香村奈保さんと福島ひなたさんがそれぞれ一曲づつ歌う、ハーフタイムショーがあり、その後、

折り紙チェーン

の公演となりました。

いや〜〜………演劇一本と全力での歌のパフォーマンスを見た後に、更に朗読新劇という流れは、少々、お客様の『脳』がお疲れになってしまうのでは無いかと、一抹の不安もありましたが、蓋を開けてみれば、そんな私の不安なんか吹き飛ばしてしまうほど、折り紙チェーンの出演者が頑張ってくれました!!

今回、改めて思ったのは、一人で出来ることなんて、たかが知れてる、ということです。出演者もさることながら、関係スタッフ、会場スタッフ、みなさんのお力をお借りして、公演が打て、最後にお客様にご披露できて、作品がようやく完成する。私一人の力では、そこまでたどり着く事なんて、到底出来ませんよね。それを改めて実感した公演でした。
今回は、いつものシリーズのように、出演者を女子小中高生に限定せず、年齢制限なく、幅広く応募を掛けました。今回、オーディションにご応募くださった方々で、折り紙チェーンへの出演が叶わなかった方々もいらっしゃるのですが、今回は「役に合った年齢に見える」事も採用項目に入れておりましたので、演技は、抜群に良かったのに、観た感じが若すぎる、という方もいらっしゃったり、逆に、年齢の割に大人っぽく見えてしまう、という方もいらっしゃいました。なので、今回、選ばれなかったと言って、その理由が経験不足とか、表現者として魅力が無い、という理由では決して無いのです。故に今回の折り紙チェーンのオーディションで選ばれなかったからと言って落ち込む事は、ありません!!他の作品になら、必ず出演機会に恵まれると思いますので、どうか、お気を落とさず!!!

考えてみれば、この規模の公演でオーディションを開催させて頂くこと自体、結構、贅沢なんですよね。オーディションって、開催する方もなかなかの労力を要するし、そもそも応募が無ければアウトだし、きちんと応募が有るって事自体、本当にありがたい事なんですよね。
いつも「中西さん、今回は応募者ゼロでした」と制作さんに言われたらどうしようと、胃がキューーーっと締め付けられ、募集期間中は、ずっとお腹を押さえてます………。冗談のようですが、

意外とマジです!

特に応募が始まってからの一週間は、本当に生きたここちがしません。そういうとこは、本当に気を揉む人なのです、私。だから、一番最初に応募してくれた応募者の顔と名前は嬉しさのあまり、絶対に忘れない!!

少しだけ話題が逸れましたが、話しを折り紙チェーンの公演後記に戻します。

今作は朗読劇シリーズの三作目ということもあり、新たな表現手法にもチャレンジしてみました。

朗読新劇

と謳って、映像(今回は一部、動画も採用)やダンスを朗読劇の中に取り込んでみました。より分かりやすく、より見やすく、より楽しくを改めて考えてみた結果です。
しかし、ただダンスをするのではなく、踊る『理由付け』もしっかり作りました。「何となく踊る」とか「ここで踊った方が格好いいから」「オープニングはダンスが良い!」という簡単で単純な事にはせず、きちんと「何故、踊ったのか」の理由の伏線と回収をしっかりしなければ、踊る意味が全くありませんので【踊らなければ成立しないお話し】を作ってみました。

私のよく分からない発注を快く引き受け、振り付けを考えてくださったゲストの江花実里さんには、感謝しかありません。この場をお借りしてお礼を申し上げます。

ありがとうございました!!!

そして、お話しの方はですね、内容も少しだけフックを効かせて、生や死についてもあまり重くなりすぎないよう、慎重に取り込んでみました。

とにもかくにもですね、演者さんもその辺を良く理解して、僕にしか理解できないような台本上の色々な裏設定や下敷も、本能的に感じ取って演技をしてくれておりました。事細かに演者さんへ台本の説明をする必要はないですし、感じ取れる人は、感じ取ってくれます。僕はそれで良いと思うし、例え感じ取ってくれなかったとしても、演出的に感じ取っているように見えていれば、もう説明はせず、そのまま演じて貰った方が良いと思っているので、そのままにしておいたりすることも良くあります。

僕の台本は、いわゆる【ベタ】と言われる事が多いのですが、それは、そもそも僕自身がベタなお話が好きなので、筆跡がそうなってしまうのは仕方無い部分です。しかしですね、実は、ベタはベタなりに、ただのベタにしないよう、いつも悶絶しながら沢山の謎々を埋め込んで書き上げている次第なのです。

でも、そんなの誰にも分からなくったって良いのです。
特に今回は、制作サイドが出演者の年齢の幅を広げてくれましたし、それをいい機会に物語の幅や表現方法も広げさせて貰えました!!
なかなか見ない組み合わせでの作品作りだったので、実験的な部分もかなり多かったのは事実です。しかし実験公演というものを僕みたいなビビり屋さんには、実行する勇気がなく(お客様からチケット代を頂いた上で実験する作品をご披露するなんて、かなりビビります)、いくらチャレンジしてみると言ったところで、お客様に不快感を与えるような公演にしたくはありませんでした。やはりサービス精神と言うものはエンタメである以上、絶対に必要で、手だれの演劇関係者やマニアックなお客様なんかに言わせると、いささか私の作る作品は「生ぬるい」感じに映るかもしれません。ただ、私は、公演を打つ以上、お金を払って観に来てくださったお客様に「面白かったよ!」と、喜んでお帰りいただきたいと常に思っているので、自分の主義主張を作品内で通す事も大事なのですが、時としてそれがお話の流れの中で邪魔になるようなら、【分かりやすさ】という斧を振り下ろし、跡形もなくブチ殺してしまいます!!!笑

とはいえ、万人にウケる作品というのは、なかなかこの世に存在しないと思っているので、なるべく多くの方に喜んで貰えるような作品づくりを心掛けていこうと思っております。アングラとか文学とか、難しくて難解な作品は僕には作れません。そう言うのは、そういう作品を作ることに長けている方にお任せし、僕は僕にしか作れない得体の知れない生ぬるいモノをこれからも冷静に見つめて粛々と作り続けて行こうかと思います。

多分ですが、生ぬるいのだって、突き詰めたら実はとんでもない作品が生まれてしまった、っていう可能性は充分にある気がします!笑

ぬるま湯の名作!!!

そんなものを目指してみるのも私には向いているのかも知れません。笑

そのうち演劇ジャンルのカテゴリーに『ぬるい派』なんてのが出来るかも知れませんね!笑

まぁ冗談はさて置き、
私自身、今まで地獄温泉みたいな演劇の現場が多かったので、その反動で自分で作る時ぐらいはぬるま湯で良いや、と、なってしまったのかも知れません。

良く「中西さんは優しい」と、言われますけどね、そんな事ないんです。申し訳ないけど、怒る時だってあります!!ただ、私が声を荒げて、スーパーサイヤ人みたいな風貌になる時だってあります。でもね、なかなかそうならない。何故なら、キレるような事象が起こらないからです。
僕を優しい、優しいとおっしゃってくださる皆様は、一体、どんな状況で生きているのでしょうか???
普段、そんなに怒られるてるのかな???めちゃくちゃ可哀想………。
そんなに怒られてるなら、きっと恐らくは、会社や学校などで顔を合わせてる人達に余裕が無いのかも知れませんね。僕なんか、普段、そんな怒られる事も無ければ、自分が怒る事も無いんですけどね〜………。んん〜〜〜不思議だ。ただ、ひょっとすると、僕自身が、

怒られてる事にすら気づかない大バカ者だ、

という可能性は否めません!!!
これは、かなりタチが悪いですね。死んだ方が良いですね。分かりました。じゃあ、死ねるかどうか分かりませんが、試しに、大好きなチョコレートを死ぬほど食ってみまーす!!!笑

あ、でもそんなにチョコ食べたら、本当に死んじゃいそうだから、やっぱやめます。

生きます!!!!!

一体、何の話ししてるんでしょうね。折り紙チェーンの公演後記じゃなかったのか、これ。
全然、関係ない話しになってんじゃねーか。

まあ、良いか。

とにかくですね。

今回は、作品を通して、キャスト、スタッフ、お客様、みーーーんなと繋がれた気がします!!!!笑

本当にありがとうございました!!!

これからも折り紙チェーンで心と心を繋ぎ合わせて、心穏やかに、仲良く生きて行きましょう!!!!

それでは、またいつの日か。

ありがとうございました〜(^o^)/

相鉄線の車両かっこ良い!(だいぶ酔っ払ってます笑)




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