技術ももちろん大切だけど、それよりも大切なこと「BLUEGIANT」

何か目標を持ち、一生懸命取り組んでる時って、もっと練習を積んで技術を磨かないと!とか、もっと経験値を積まなければ!とか、必死になりますよね!!現実、、時には小出先のようなことも必要に迫られることもあるかもしれません。

だけど、この「BLUEGIANT」という漫画を読むと、もっと根本的なこと、大切なことを思い出させてくれるような気がするのです。

内容としては、宮本大という仙台に住む高校生が、ある日聞いたジャズに引き込まれ、突然サックスプレーヤーを目指します。思い立ったらすぐに行動するタイプで、楽器を買って独学で練習を始め、毎日一日中吹き続け、更に、高校卒業後はプロを目指して上京までしてしまいます!!このような感じで(無謀といっても過言ではないですね、、)プロのサックスプレーヤーに向けて主人公の宮本大が挑戦・成長するストーリーとなっています。

音楽を本格的に取り組まれてる方って、早い人は幼稚園の頃からやってるような人いますよね?この主人公の宮本大は、音楽に関して全くのど素人。でも、本気でプロを目指して必死で練習するのです。性格は真面目でまっすぐ。もちろん技術はないので、演奏としてはメチャクチャです。なので、そんな姿を馬鹿にするような人とかもいるのですが、「自分は世界一のプレーヤーになる」と自分を信じて疑いません。

で、この宮本大の演奏なのですが、技術がメチャクチャにも関わらず、人の心に響いたりするんですよね。なんかこの音楽はすごい、なんか違う、と気づく人が現れたりもするのです。中でも、後に師匠的存在となる人もそれに気づき、個別に(無料で!!)レッスンし、技術をつけさせていきます。

この師匠というのが、実は昔は幼いころからそれこそ死ぬほど練習していたのですが、自身の限界に気づき、いわば挫折したような人なのです。

そんな人がこの宮本大に夢を託すんです!ジャズの厳しさを身をもって知っているはずなのに!それもまだ始めたての見ず知らずの青年にです!!

それほどなにかすごいものを、宮本大には感じたのでしょう。師匠に教えられ、技術をつけるごとにより多くの人達に彼のすごさが伝わるようになり、感動がひろがっていきます。

なぜ、彼の演奏は人の心を動かすのでしょう?

一言で表すと「情熱」なのではないでしょうか。ジャズへの憧れ、大好きな気持ち、そしてこのジャズの素晴らしさをみんなにも知って欲しい。元々の性格のまっすぐさが更にその想いを倍増化させ、人の心に響かせたのだと思います。

漫画だから、、、だと言われればそれまでなのですが。。

でも!!実際、現実でも気持ちが入った人の話や歌とかって、話し方がぎこちなくても、例え上手くなかったとしても、何か伝わってくることってありませんか?(僕は小説とかの文章でも感じることがあったりします)これのもっと強くしたかたちなのでは?と思います。

もちろん上手くなろうと努力することは大事です!めっちゃ大事だと思います!!(心から尊敬します)でも、忘れてはいけないこと、根本的なところ、想いの強さ、そんなことを教えてくれる漫画でした。


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