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あたっちゃった話。

 策家(さっか)のないとうです。名古屋を拠点に企画者として活動しています。策とは企画、企画とは「誰かの手助け」。動画・音楽・ウェブや印刷物などのクリエイティブやイベント、販促、組織の体質改善など、ノンジャンルで企画を立てております。

 両親ともに農家の出身で、実家の食生活は採食中心、幼少期は「赤とか青とか色のついたものは食べてはいかん」と指導され、カップラーメンも中学に入ってから始めて口にしました。幼稚園時代に半年ほど入院したため、味の好みが病院食で定まったこともあり、愛知県民でありながらこってこての味噌もイケるし、薄味も好きという人間です。

 あまり胃腸が強い方ではないんですが(海外で思いっきり水にあたってのたうちまわったことあり)、食生活はそれなりに気をつけていて、およそ25年ぶりに食あたりを起こしたので筆をとりました。

 できれば宝くじ当選の話とかの方が良かったですかね?笑

 最近買ってないのでありえませんが(笑

 さて、およそ25年前にも急性大腸炎で緊急入院し、人生初の大腸ファイバーなる「胃カメラの逆」を経験。屈辱を味わいながら、自分の腸内の映像を見るという貴重な経験をさせていただきました。

 その時は20代後半で、お医者さんに「内臓の年齢が40代ですよ」とキツーイお言葉をいただきました。お刺身にあたりまえに入っている菌にあたったんだそうです。健康状態の人ならまずその菌に負けることはあり得ないとか。出版社勤務+遊びで不摂生の限りを尽くしていたと言えばそれまでですが、ともかく身体が悲鳴を上げたというわけです。

 当時は2週間の入院。社会に出てから長い連休などとったことがなかったので「こりゃいいや」と、大腸ファイバーの屈辱をすでに忘れ(笑)、入院生活を楽しもうと思ったわけです。ところが、ものの三日で飽きてしまい、毎日病院内をウロウロして叱られるという落ち着きのなさ(笑)

 退院するときにお医者さんに「腸がリセットされていますから、お酒は少しずつ様子みながらね」と言われ、そうはいっても大丈夫だろ?とタカをくくり、退院したその日に退院祝いの宴に行くという(笑)。で、まんまとコップ1杯のビールでフラフラに。

 今となってはいい思い出です。

 その時の教訓としては、

 ①内科的なものは大きく時間を奪われる
 ②内科的なものは恥ずかしい検査(大腸ファイバー)がある
 ③落ち着きないから入院向いてない(ヒマが苦痛)
 ③悪化すると大事で、ケガみたいに見た目での判断ができないので動きが制限される

 など。ま、要するに「健康が大事」って学んだんですよね。

 それから25年。

 今回は食あたりでした。金曜の夜遅くに帰宅してパスタを食べて、さて寝るかというタイミングで不快感と少しの痛みが。便意もあったので夜中に何度もトイレに。ごくたまに下すことはあったのですが、この不快感が25年前を思い出させる。

 明けて土曜の朝。軽く血が混ざるという状態になったことで病院へ行くことを決める。大きな病院は紹介状やらなんやら大変だと聞いたので両親のかかりつけ医へ。

 診断は食あたり。整腸剤と痛み止めを処方していただく。対処はなんと、「食べて、出してください」だけ。

 え? そーなの?

 もちろん50代ですし、詳しい検査をした方が安心するというなら大きい病院の紹介状書きますと言われましたが、お医者さんに食あたりのメカニズムと触診した結果を聞いたこと、そして大腸ファイバーの記憶を思い出して「紹介はしなくていいです」と答えて帰宅。

 事はどうあれ、身体の中に悪影響をおよぼす菌が入って、それに身体が反応している。吐くのも下すのも、その悪い菌を体外へ出すというあたりまえの反応なんだそうです。特にお腹が張っているところもないし、混じっていた血も真っ赤で量も少なかったなら、あまり大きな不安はないとか。お腹の中で何かが起きていて、満を持して出てきた血は黒っぽいんだそうです。

 お医者さんの力は偉大ですよね。自分の身体がおかしいときに、ちゃんと理由と対処を説明してくれる。素人考えで「こうかも?」は手探り過ぎて不安ですもん。

 食べるのに抵抗はなかったので土曜の昼からちゃんと食事をして、食後に整腸剤を飲んで寝る。たまにトイレ。この繰り返しで週末を過ごしました。

 ここで気づいたことは「寝るのも体力がいるなぁ」です。短時間で目が覚めるし、寝返りあまり打たないのであちこち痛くなるし。お医者さんに説明されて安心したのか、不快感はあるものの、痛みはさほど感じなくなり、眠れない時間は動画でちょっと興味があることを見たり。

 日曜の夜には血も混ざらなくなり、不快感もほぼなくなりました。

 今回の教訓として、

 ①もう少し腸内環境のことを考えよう(加齢も考慮して)
 ②体力の低下もこういうことにつながっているので少し鍛えよう
 ③やっぱりじっとしているのが苦手だ

 です。精密検査をしていないこともあって、なにが原因で食あたりになったのかは定かじゃないんですよね。直前に生モノを食べたわけでもないですし。そういう意味では面倒でも精密検査をした方がより納得はできたんだと思います。

 できる限り、3回目の大当たりは引かないように、自分を引き締めてまいります。次に同じタイトルで記事を書くときには宝くじが当たった話をかけたらいいなと思いますが、たぶん当たったら誰にも言いません(笑


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