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clubhouseを職場で紹介したら怖がられた

「学校の中の人」がclubhouseを何に活用したいのか

みなさんは、clubhouseをどのような目的で使っているでしょうか。

「学校の中の人」なので、顧客を獲得したり、ビジネスを展開しようとしているわけではありません。

私は、学校の中のことをもっと知ってほしい、知ることで関心をもってほしい。関心を持ったら実際に関わってほしい。そういう思いで、clubhouseに参加し、あえて教育に関係なさそうなroomに入りお話しさせていただいたりしています。

私は、びっくりするくらい、他人様に誇れる何かをもっていない、ただの一教員です。clubhouseに参加されている、特にspeakerやmoderatorの方々は、私からすればびっくりするくらい世界が違う人ばかりです。

そのような方々に、学校の中のこと、特に悪口ではない本当のことを、そのまま発信することで、まずはどんな気持ちでもいいから、学校に目を向けて、教育に積極的に関わってほしいと淡い期待をいだいているのです。

ところが、そんな思いは私ひとり?

さて、clubhouseを始めて、さっそく職場で成果報告をしました。しかし、先生方の反応は、微妙でした。

clubhouseは日本上陸から1か月あまり。聞き知っていても、海のものとも山のものとも知れないもの。得体の知れないものを楽しげに扱っている私を見て、みんな「怖い、こわい」と言うのです。

「社会に開かれた○○」,と国から求められるくらい、伝統的に外部とのつながりが薄い学校の中。clubhouseのように、ものすごく広い多様な人々とかかわることに,そこはかとない恐怖を感じるのでしょうか。

clubhouseの発展的な活用方法

基本,個人が自分のために活用するのがclubhouse。個の思いがある一つの目的に集約されて,roomやclubが立ち上げられることになります。

私は,最初から組織としての目的をもって,clubhouseを活用し,多くの人に情報を発信したいと考えています。

具体的には,「学校のPR」です。

一見,「?」という感じですが,私の勤務校は,研究校です。受験もありますので,学校のことや研究のことを,多くの人に知っていただかなければなりません。しかし,学校が発信できる方法は,それほど多くなく,しかも範囲も限定的です。地域の公立学校さんであれば,それでも十分なのかもしれませんが,国立大学附属となると,そういうわけにもいきません。全国の多くの方に,まずは知っていただくことが大切なのだと考えています。

そのために,私たちは日夜授業実践を繰り返し,論文や紀要等を発行して配付しているのですが,これらの効果は,現実的に超限定的だと言わざるを得ないでしょう。

私は,clubhouseの特徴を最大限に活用し,本校の先生方が組織立って学校のことを発信していくことで,ものすごく多くの人に,関心をもってもらえるのではないか,と思うのです。

そのためには,本校の先生方に,clubhouseを使ってもらい,一緒にroomを立ち上げることが必要なのに,

clubhouseは「怖い」のだそうです。

いや,きっと「私」がこわいのでしょう。

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