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爪や肌に優しい施術をしてます

お客様は爪をキレイにするためにネイルサロンへ来られます。
ネイリストは全力でそのご要望にお応えしますが、そのために技術や知識はもちろん、たくさんの薬品や商材を使用します。

その薬品や商材などはキレイにするのとは真逆の効果を発揮するものもあります。
例えば…脱脂(乾燥)するもの、肌の弱酸性とは逆のアルカリ性の性質を持つもの、アレルギー反応を起こしてしまう可能性のあるもの
など、そのほかにもいろいろなものを使います。

施術する上で必要なものは最低限の範囲で使用します。
が、必要でない場合は使用しません。
なるべく使用しない方向で施術しています。


その方法が「フィルイン」です

最近よく聞くフィルインとは?

簡単に言うと…
「強力な薬剤を使わずにジェルネイルやスカルプなどを付け替える事」

“ベース一層残し”みたいな表現をされている場合もよく見かけます。

フィルインをするメリットは
・薬剤を使うことによる爪や爪周りの皮膚の脱脂(乾燥)を防げる
・爪自体に与えるダメージが最小限

▼詳しく説明します▼

ジェルネイルやスカルプなどを取る時は“アセトン”という薬剤を使って溶かして取っていきます。
この“アセトン”という薬剤ですが、ジェルやスカルプなどのアクリル素材を溶かせるだけの力があるすごく強力な薬剤です。
という事は、もちろん爪や肌にも良くないです。
爪や肌に付着すると脱脂(乾燥)して白くなります。

それを3〜4週間に一度の頻度で毎回使用していると…
その都度爪が弱っていく事は確かですよね?

フィルインはそれを防げます。

Q. では、どのようにジェルなどを取って新しいものをつけるのか?

A. 削ります!

でも、全ては削りません。
土台となるベースジェルやアクリルを薄ーく残して、カラーやアートした部分だけを削って取ります。

もちろん3〜4週間働き者の指先を彩ったネイルなので、いろんな負荷がかかって爪から取れかけてしまっている部分があるかもしれません。
そういった次の付け替えまでキレイに保てないと判断した部分はきちんと削って取り除きます。

その後伸びた根元の何も付いていない部分に、新たにジェルやアクリルを乗せる下処理をしてから、ベースジェルやアクリルを乗せて全体を馴染ませます。

ということは…
直接爪に触るのは最初の1回だけという事です!

薬剤を使って毎回全て取って下処理をしてネイルをすると
先端の爪は「何度もダメージを受けた爪」ということになります。
薬剤を使わずにフィルインを行った爪は
先端の爪でも「ダメージは一度だけ」もしくは「最小限のダメージ」という事です。


フィルインは難易度の高い技術です

全てのネイリストができる技術ではありません。
取れないように付ける技術や、機械を使ってジェルやアクリルを見極めながら削る技術など、経験も必要です。

もちろんフィルインが全てではありませんが、フィルインをすることによって爪や爪周りの肌を薬剤や刺激から守ることはできます。
少しでも爪や肌を守りながら、長くキレイなネイルを楽しんでいただけるように導入している技術です!

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