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フィルインは時短ではない!?

フィルイン、

当時のキャッチは
『フィルインは時短』
『アセトンを使わないから爪に優しい』
『サンディング不要』
の三本柱でしょうか。
特に当初は時短推しだったと思います。

アセトン使わず、爪に傷も付けず、時短だなんてなんて素晴らしい!
と、思いました。 
私は時短ではできませんでしたけどね^^;

フィルインスタートして約1年、お客様にもこの素晴らしさをお伝えしながら提供していきました。

『アセトンは爪(肌に)に良くないんですよ』
『ジェル休みすることなく続けられますよ』
なんて言いながら…。

まず『フィルイン』というワードはネイリストには認知されていてもお客様にはまだ浸透していない時代です。

私のサロンエリアでもアセトンオフが主流でフィルインはほとんどありません。

私自身『アセトン=悪』と思っていましたので、アセトンを使わずベースだけを残し、上からフォルムを作りながら新しいベースジェルをのせるフィルインは爪の健康を考えた素晴らしい施術と思いました。

ちなみに色々試した結果フィルイン用のベースジェルとして私はパラジェルEXを採用、密着度が高く9割のお客様にご満足いただける結果に。
パラジェルEXが合わないお客様にはシャイニーのパワーベースを使用していました。
※フィルイン用ベースではないですが、フィルインとして使用していました。

さて、フィルインにおけるフォルム作り、これも追求していけばいくほど手を抜くところは何一つないのです。

前回のトップとカラーをマシンで削る際に、新しくジェルをのせるフォルム形成を意識しながら、また以下の点に注意しながら削っていきます。

▪️中浮き
▪️髪は引っかからないけど根本浮き
▪️キューティクル周りの甘皮
▪️前回のベースと自爪との段差
▪️先端カット
▪️ファイル

これらをどう対処するかで、ベースジェルでのフォルム形成をほぼ決定付けると思っています。

そう、フォルム形成を考えれば考えるほど結局のところ時間はかかるのです。

はじめて受講したフィルインセミナーは時短推しのセミナーでした。
講師のデモはとても時短に見えましたが、よーく見ると自爪を削る削る。
正直こわかったです。

私自身共感もできず、そして時短にもできず、
再度別のフィルインセミナーを受講。

その時の講師の先生は
『時短って言ってるけどさ、実際には時間がかかるんだよねー』
と話し、逆に安心したのを覚えてます。

そんなこんなで時短になっていないのに爪の健康には良いと思い、お客様にフィルイン施術で提供していきました。

その後『フィルイン』『ベース残し』『一層残し』というワードがお客様にも少しずつ浸透し、フィルインを求めて私のサロンに来店するお客様も増えてきました。  

そしてフィルイン提供から約4年半、時短には全くなりませんでしたが、皆様4週後にはきれいについたまま戻り、満足度も高く評価していただきました。

で、フィルインでワンカラー
オフからオンまで
150分

全然時短ネイルではありませんでしたけどねw

そしてこの頃はリピーター様のみで新規も止め忙しい毎日。
集客できているとなぜか儲かっているような錯覚。 

ちなみにこの頃、

▪️フィルインでワンカラー 
¥5500
オフ・ケア込み
(※ちなみに同じエリアで同じ条件での相場は
¥6500〜7500)

▪️フィルインでシンプルアート
¥6500
オフ・ケア込み

毎日ヘトヘトで心も身体も疲弊していくのでした…。

次回は『値上げを考える』です♪




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