見出し画像

けっこうなかんちがい

noteをみてまわった。いろんな人がいるんだなぁ。

そして、絵を描いたり歌を作ったり映像つくったり

何かを生み出している人がこんなにいるんだなぁと今更ながらに再発見。

創作だけでなく、私はハンズマン(九州王国に住んでいます)が好きなのだけれど、モノを作っている人考えている人がいっぱいいるんですよね。ね。


そんな中で、一つ、自分が目からうろこだった話を書き留めておきます。

私の記録でもあり、子供と大人の間の人にむけて。


弟に子供が生まれました。とってもかわいくて、不思議なことに見たことのある顔。不思議でもなんでもなく、ただ遺伝子の関係上、弟にそっくりなんだってことなんだけど。ちょうかわいい。

家族のことの前提で話すと、うちの母は美人だ。たぶん。

ひとまず美人だってことに家族フィルターがかかっていると面倒なので、目が大きいってことにしとく。そして弟は母似。

父は一重でかっこ悪くもないかもしれないけれど、よくわかんない。私、父似。


弟子供のかわいらしさフィーバー状態の我が家。久々に帰省したら母が昔の写真も合わせて見せまっくってくる。いかに子供のころの弟とそっくりか、かわいいか、そして子供のころのエピソード。

たしかに可愛いんだ。手放しで。

写真は長女の私の方がいっぱいあるんだけれど、私はそんなに激カワな子供じゃなかった。なんていうか、子供なりのかわいいはあると思うけど~くらいな感じ。

そんで、母の繰り出す思い出のアルバムをさばきながら、ふと思ったんだ。


「あぁ、私は父に似ているけれど似てるってだけだったんだ!」って。


何をいってんだか?って感じだけどそんな最初のひらめき。

私は自他共に父似。近所のおばさんに「ない子ちゃんはどこに捨ててきてもおうちに帰れるわね~(父に似てるからすぐわかるわね!ってことらしい)」と言われ、それが語り継がれるほど。

20を超えてからは母と似ている、というようなことを言われるようになったけれど どうせお世辞っしょ! くらいでフーン、ハイハイって感じだった。

その根底は「自分は母に似てなくてブスなんでしょ!」って20年以上は確実にある薄く重い怒り。はっきりとはしていないけれど。


そうじゃなくて、

父と母、両親、一番近くにいる男女  それと比較して

私は20年以上も「私は男に似ている、男みたいなんだ!」って思い込んでいた。



氷解した。

「ははっ、なーんだ、そういうことか!」って。同時になんか泣いた。

「父に似ているね!」って言ってくれた人々の言葉は「ない子ちゃんは男みたいでかわいくないね!」ってずっと解釈してしまっていた。ただ「似てる」って意味以上のことなんてなかった。

笑いながら「似てるね!」っていう人に嘲笑されたのかなって思っていたのだけれど、全然!ただ雰囲気とか顔の造作とか、そこいらへん。

アルバムを見ても、そこに不細工な子供がうつっているわけでもなく、ちょっと目元がムッとした感じの父の雰囲気をもつただの女の子がいた。絶品には可愛くないけれども、普通にコロコロ子供。

でもね、だんだん無邪気に笑っている子がさー、成長するにつれて、不細工ですしですし、な、諦めというか無力感というか、変化していくんだなー。自分でも引くくらいに。


それにはいくつか理由や原因があって、別に記録しとこうて思う。

大人になって、一人暮らししたり、男の人と付き合うようになって?家族以外の人とふれあう機会を持つようになって

後から後から氷解していくようなことが何度かあった。今、足を引っ張ってんのはなんだ?と手繰っていくうちに、だったり、ふとした拍子に、だったり。


すっごい長くなっちゃったけど、

お父さんに似てる=男の人みたい っていうのは間違った思い込みで正しくない。

そんなことコンプレックスに思っている人なんて私以外にいないのかもしれない。そんな人は笑い飛ばしといていいよ。

もし、父似っていわれてなんかモヤット?な女の子がいたらちょっと揺さぶりかけたい。

早い時期に目を覚まして女の子を正しく?エンジョイして欲しい。


そして父ゴメン。

今となったらわかる。毎日毎日仕事して、家に帰ってきたらスーツを脱いでゴロンとしたい気持ち。

子供の時は見えてなかった。ゴロゴロしてて母の料理をたらふく食べてビール飲んで世界ふしぎ発見を見て後片付けせず寝る人。ちょっとデブだったから「少し動いただけで汗かいて!私より作業しているように見える!」って言われて「えへへ~」ってしてる人。人がいいとも言えるが鈍くさいともいえる人。

そんな人とそっくりなんて!似てるなんて!

冷静に考えたら家の中のことを他の大人が知ってるわけもないのにね。

嫌いではないけれど、ずっと肯定できなかった。


あ~、なんか昨日の「3円と53銭」じゃないけど

ちびっこだった私にあって53銭渡して 頭をなでなでしてあげて 抱きしめてあげて やせろ! って言ってあげたい。いや、 大丈夫!ちゃんと女の人になれるよ! かな? そして母に大きく育つように与えたっていう健康補助食品を中止させたい。あんま背のびなかったよ!デブの方がつらかったよ!って。


長い長い自分語り。

もしお付き合いいただけたのならありがとう


子供は数が多い方が喜ぶから子供の私には○○○○○。。。(十銭×5+一銭×3)

読んでくれた人には⑤。。。(五十銭+三銭)

頑張ろうって気持ちに53銭。


ここから先は

0字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?