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第49回 A.M.I.コラム アニメよ、感動をありがとう

「間違っているのは世界の方だよ?
富む人がいれば貧する人がいる。食べる人がいれば食べられる人がいる。人だけじゃない。素敵な出会いがあれば悲しい別れがある。始まりがあれば終わりがある。ぐるぐるぐるぐるずっと同じことの繰り返し。一カ所の不幸を止めるだけじゃダメなんだよ。だから……」

ピ―――――――――――――――――――――。

Q. このセリフの作品は何?
※果たしてわかる人なんているんだろうか(超激ムズ)?

答えはCMの後で!


 不穏な雰囲気ですがみなさんこんにちは。先週2日間ほどゆるキャン△の聖地巡礼に行ったまつぜんです。いやぁ、最高でした。初めて県外に出ての聖地巡礼だったんですが、まさかここまで満足できるとは思っていませんでした。言葉で言い表せないような最高さでしたね。うん、最高!(語彙力の欠如)

山梨県山梨市 ほったらかし温泉(作中ではほっとけや温泉)



 さて、改めてになりますが、受験生のみなさん、合格おめでとうございます!これまで長い道のりだったでしょうが、本当によく頑張られましたね。ボクからも、当サークルを代表して祝福したいと思います。そして、あわよくば是非当サークルへ足を運んでください!
 ということで今回は、受験に絡んだテーマでコラムを書いていきましょう。世の中に沢山存在する「ラブコメ」というジャンルの作品は、ほとんどが中学もしくは高校が舞台となっています。ということは当然、志望校合格のための勉強があり、ある作品ではそれに合格し、またある作品では惜しくも合格を逃す……。今回のコラムでは、そんな「受験」に関する描写がなされた作品をいくつかピックアップして紹介していきたいと思います。華々しくも受験を「合格」で締めくくられた皆さんは、「あぁこんなことあったなぁ」と思い出に浸りながらでもご覧ください!


1. 五等分の花嫁

プロフィール

・作者:春場ねぎ
・アニメ:1期、2期、映画、OVA
・書籍:マンガ14巻で完結
・主要登場人物→上杉風太郎(CV:松岡禎丞)
        中野一花(CV:花澤香菜)
        中野二乃(CV:竹達彩奈)
        中野三玖(CV:伊藤美来)
        中野四葉(CV:佐倉綾音)
        中野五月(CV:水瀬いのり)
・あらすじ
→家の貧乏生活をなんとかするべく家庭教師のバイトを始めることになった主人公の上杉風太郎だが、担当することになったのは勉強のやる気ゼロの五つ子の姉妹だった。これは、彼女たちの成績をなんとか上昇させるべく、様々な障害を乗り越えながら奮闘する学園ラブコメストーリーである。今回は大学受験を一般選抜で受験する五女・五月に焦点を当てる。なお、該当巻は12巻~14巻。


1人じゃない

 さて、最初は「五等分の花嫁」です。一昨年は映画、去年はOVAが公開され一大ブームを引き起こした作品であり、おそらくボクの世代の人間ならばまず知らない人はいないだろう有名作品ですね。
 ここでは、五月に焦点を当てて紹介していきたいと思います(ボクの推しは四葉ですが彼女は推薦合格なので今回は割愛)。五月の性格は「ザ・生真面目」といった印象で、勉強に対しても(五つ子の中では)誰よりも真摯に取り組んでいましたが、手際が悪いのか、はたまたやり方が間違っているのか、それに見合った結果がなかなか出ないという状況でした。しかし、学園祭の一悶着によってさらに強くなった五月は、目を逸らさずに試験に立ち向かいました。

 事の発端は12巻第7話にて。学園祭準備で忙しくなってくる9~10月頃、五月は第一志望の模試判定でDをもらってしまいます。それなりに頑張っているにもかかわらず成績がなかなか伸びない五月は二乃に泣きついたり、学園祭中にすらも勉強を続けたりしながら、全力で現状打破にかかります。
 しかし、そこで邪魔者が。無堂仁之助とかいう三下です。

 五つ子の妊娠がわかった瞬間に逃げ出し、今になってノコノコ戻ってきては恩着せがましい発言を吐き散らかした五つ子の実の父親ですね。そいつに「教師なんて夢は捨てた方がいい」との発言を受け、五月はそれまで持っていたに自信が持てなくなってしまいます。その流れで一度は部屋に引きこもってしまった五月ですが、最終的には救世主・上杉風太郎に助けられました。

だがそれがどうした。他人の戯言なんて聞く価値もない。お前の夢だろう。どれだけ逆風だろうが進むも諦めるもお前が決めろ。

『五等分の花嫁』13巻第110話 最後の祭りが五月の場合②

 その後、不安が消え、さらにこれまで以上に風太郎に勉強を教えてもらった結果、14巻第120話「五年前のとある日」にて、無事合格を勝ち取ります。

お母さん…。私…やったよ…。

『五等分の花嫁』14巻第120話 五年前のとある日

 皆さんも境遇は違いこそすれ、五月と同じような心境に一度は陥ったことがあるのではないでしょうか?教師や親に「その程度の学力じゃ○○大学は無理だろ」という冷たい言葉を浴びせられ、自分の進路に自信が持てなくなったことはありませんか?それに耐え、懸命に努力し、そして合格を勝ち取った皆さんはもはや五月です。明日からは「好きな飲み物はカレー!」と自信を持って宣言してください。
 それにしても、学園祭中まで勉強するその精神には純粋に感動します。みんながウェイウェイやってる間にやる勉強ほど空しくなるものはありませんしね。マジリスペクト。
※ちなみにボクの学園祭はというと、そもそも人混みが嫌いだし高校では友達が2人しかいなかったので、その友達2人と一緒に校舎5階の誰も来ないところで「俺ガイル」とか「ダイナミックコード」とかの鑑賞会をやってました。楽しかったです。



2. やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。

プロフィール

・作者:渡航
・アニメ:1期、2期、3期、OVA
・書籍:小説14巻で完結
・主要登場人物→比企谷八幡(CV:江口拓也)
        雪ノ下雪乃(CV:早見沙織)
        由比ヶ浜結衣(CV:東山奈央)
        一色いろは(CV:佐倉綾音)
        比企谷小町(CV:悠木碧)
・あらすじ
→ひねくれボッチの主人公・比企谷八幡は、その腐った精神を改善すべく奉仕部に入部させられる(強制)。そこで雪ノ下雪乃由比ヶ浜結衣と出会い、紆余曲折を経て様々なお悩み相談をしていくといった、「本物」を求める学園ラブコメストーリーである。なお、今回は主人公の妹・比企谷小町の高校受験について語る。該当巻は12巻。


冷静さの影には……

 ……ボクの世代でこの作品を真っ先に取り上げるようじゃ老害なんですかね?そんなことはないと信じたいが……。いや、でもラノベ14巻(最終巻)発売は2019年だし割と最近だよね。うん!ん?ああそうか。そもそも2019年を最近といってる時点で老害なのか……。もう時代は葬送のフリーレンですなぁ。
 ということで次に紹介するのは「俺ガイル」です。それも、今回は(八幡いわく)世界一の妹・比企谷小町の高校受験です。小町は県下随一の進学校・総武高校に進学するには微妙な学力であり、さらに友達関係に悩まされることも少しあったという感じのようですね。そのようなしがらみに囚われながらも、小町は一生懸命頑張りました。
 そもそも小町の総武高校受験はかなり早い段階から決まっていました(夏頃だった気が…)。それが冬頃になると、受験勉強を理由に外出を断ることがちょくちょく出始め、2月頃にはもう受験一筋勉強一筋。そして2月中旬に受験が終わり、さらに時は流れ、いよいよ合格者発表の日です。
 重度のシスコンである八幡は朝からソワソワしっぱなし。どうやら自分の合格発表よりも緊張していたようです。そして2限終了後、小町から連絡が届きます。さてさて、結果は……。

お、お兄ちゃん。受かったよ

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。⑫』

 無事、合格です。本当によかったです。そこからは、もう、感無量でした。

八幡「ああ、違う。こいつは落ち着いていたわけではなくて、努めて冷静に振る舞おうとしていただけなのだ。不安と緊張を押し殺しながら、それでも俺や両親に心配をかけまいと、あるいは心配されて何か問われるストレスを避けようとしていた。無慈悲なほど明確に下される答えを前にして、それをちゃんと受け止めようと、震える脚で、必死に立とうとしていたのだ。
この子が報われて本当によかったと、心の底から思う。」

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。⑫』

 この言葉が、おそらく多くの受験生に刺さるのではないかと思います。合格発表を前に一見落ち着いて見える人間は、決して落ち着いているわけではないんです。「自分のやれることはやった」「最善は尽くしたはず」という自負を抱えながら、それでも届かなかった時の事を考えてしまいます。だから、ふとした拍子に溢れだしてしまいそうな不安と恐怖を刺激しないために、あえて何もしないんです。「自分は冷静なんだ」と態度だけでも示すことで、自分自身に暗示を掛けているんです。だからこそ、努力が実った時は、自分の不安が晴れて、感情が爆発し、小町のように大泣きしてしまうわけですね。

※ついでに川崎大志くんも合格おめでとうございます。1人胴上げもいつかしてあげますよ。
「下コンクリっす!死ぬっす!」



3. スロウスタート

プロフィール

・作者:篤見唯子
・アニメ:1期
・書籍:マンガ11巻(連載中)
・主要登場人物→一ノ瀬花名(CV:近藤玲奈)
        十倉栄依子(CV:嶺内ともみ)
        百道たまて(CV:伊藤彩沙)
        千石冠(CV:長縄まりあ)
        万年大会(CV:内田真礼)
・あらすじ
→星尾女子高等学校に入学した一ノ瀬花名(17歳)。新しい環境に不安を覚える中、同じクラスの十倉栄依子百道たまて千石冠と次第に中を深めていく。しかし、彼女には同級生に言えないような秘密があって…。今回は主人公・一ノ瀬花名に焦点を当てて説明する。なお、該当箇所はアニメ1期。


一年遅れのスロウスタート

 続きましては、きらら作品からのエントリーです。というか、ボクがきらら人間なので、ここから3作品は全てきらら作品です。はい。
 今回は一ノ瀬花名の受験についてです。
 実は花名は友達3人にも言っていないある秘密があります。
 アニメの時系列から約一年前のある日のこと。突如、花名のほっぺが膨れ始めます。慌てて病院に行って看てもらったところ、医者から次の一言。

そうですねぇ……おたふく風邪ですね。

スロウスタート 1期2話「うんどうのはぁはぁ」

 中学三年生にして、花名はおたふく風邪にかかってしまったのです。そして、それは奇しくも受験日の一日前。花名は翌日から高熱で寝込みます。そして、卒業式が終わり、全ての受験の日程が終了した後、それを待っていたかのように、風邪は完治しました。そう、花名は高校受験生にして浪人となってしまったんです!


 この作品はアニメにしては珍しく、受験に失敗しています。皆さんは浪人ですか?浪人でしたら、花名の感情には共感できるところが大きくあると思います。「年下と一緒の学年ってどうなんだろう?」「もう学校行きたくないよぉ」とか(まぁ名大の場合浪人生もかなり多いのでそこまで気にすることは無いと思いますが)。
 他にも色々語りたいことはありますが、一応現役で合格しているボクがこれ以上言うと浪人煽りみたいな感じになりそうなのでやめますね。

※それにしても、花名アル社長の声優が同じってマジ?
「なななな、なっ、何ですってーーーーーーー!!!???」
(BGM:Unwelcome School)



4. きんいろモザイク

プロフィール

・作者:原悠衣
・アニメ:1期、2期、映画、OVA
・書籍:マンガ11巻で完結
・主要登場人物:大宮忍(CV:西明日香)
        アリス(CV:田中真奈美)
        小路綾(CV:種田梨沙)
        猪熊陽子(CV:内山夕実)
        九条カレン(CV:東山奈央)
・あらすじ
→ある日、大宮家にイギリスから一通の手紙が届く。それは、これからホームステイに来るアリスからの手紙だった。これは、金髪大好き大宮忍と金髪少女のアリス、忍の同級生である小路綾猪熊陽子、そしてアリスの妹(?)である九条カレンの日常を描いた日常系アニメである。なお、今回は受験と高校卒業に焦点が当てられた劇場版「きんいろモザイクThank you!!」に焦点を当てる。


シノ「大丈夫ですよ。みんなあんなにがんばったんですから」

 続きましてはきんモザです。みんな大好き、問題なんか何もない系アニメですね。失敗なんて笑顔で乗り越えて行きましょう系アニメでもあります。
 今回は、劇場版きんモザです。この作品は5人一緒な事がテーマの作品ですが、進路は日本組(綾・陽子・カレン)イギリス組(忍・アリス)に分かれます。ここでは日本組の大学入試について書いていきたいと思います。
 紆余曲折あり、映画内で、綾・陽子・カレンは同じ大学に進むことを決めます。しかし、学力的には綾はまだしも陽子とカレンはちょっぴり危ない状況です。そもそも勉強が苦手だという事もあったのでしょうが、それにしても陽子はかなりしんどかったみたいです。さらにそのメンタルに追い打ちをかけるように、初詣のおみくじでは(他のメンバーが大吉を連発する中)1人だけを出してしまいます。それでも、顔真っ青になりながらでも、センター試験(今で言う共通テスト)と二次試験を乗り越えます。

PVより

 それにしても、受験期間中と試験終わった後の陽子とカレンの様子には、非常に共感できるものがありますね。センター試験の後、無事に撃沈していたり、二次試験終了後の陽子の「なんかもう、全然自信ない……」というセリフとか。ボクもさすがに口には出しませんでしたが当日は同じ事を思ってました。加えてカレンのこの台詞↓。

滑り止めは落ちてるし、手応えもゼロで、なんの自信もありまセン。

劇場版「きんいろモザイク Thank you!!」

 めっちゃ共感できる。まったく同じ状況だったから(ボクも滑り止め落ちた人間です)。この試験後の情緒不安定になる感じ、共感できる人は非常に多いんじゃないでしょうか?
 そして、肝心の試験結果はというと?

アリス「あった、番号!」

劇場版「きんいろモザイク Thank you!!」

 おめでとうございます。しっかり合格してましたね!…….と思ったのもつかの間。なんとアリスが確認していたのはカレンの番号だけだったようです(3人は試験結果を見るのが怖くてアリスに番号の確認を頼んでいました)。陽子と綾はぬか喜びでした。さあ、二度目の正直。果たして結果は?

あったーー!2人ともあったよ!あやー!

劇場版「きんいろモザイク Thank you!!」

 これで晴れて3人同じ学校に合格です。みんな頑張ってましたからね。
 ボク的には、合格発表時のカレンの泣き顔にくるものがありました。本当に不安だったんだろうなぁと。心の底から嬉しいんだろうなぁと。感無量でしたね。


5. ご注文はうさぎですか?

プロフィール

・作者:Koi
・アニメ:1期、2期、3期、OVA、映画
・書籍:マンガ11巻(連載中)
・主要登場人物→ココア(CV:佐倉綾音)
        チノ(CV:水瀬いのり)
        リゼ(CV:種田梨沙)
        千夜(CV:佐藤聡美)
        シャロ(CV:内田真礼)
        マヤ(CV:徳井青空)
        メグ(CV:村川梨衣)
・あらすじ
→高校への入学を機に地元から引っ越してきた主人公・ココアは、居候先のラビットハウスでチノリゼ千夜シャロと共に思い出一杯の高校生活を送る。今回は、チマメ隊(チノ・マヤ・メグ)の高校受験に焦点を当てる。なお、該当巻は7巻。


落ちた!?

 このコラム以前のコラムを見たことがある人なら「またかよ」という展開でしょう。はい、ごちうさです。まごうことなきごちうさです。というか、このコラムを作ったのも、最終的にはこの欄を書きたかったからっていう理由がかなり大きいです。それくらいごちうさの受験は素晴らしい完成度だし、ボクの中でもかなり大きな存在です。
 投稿される話全てが神回のごちうさですが、その中でもボクが特に好きな回であるチマメ隊の受験について話します。
 実はチマメ隊、7巻において高校受験をするのですが、なんと、マヤ・メグとチノは別々の進路を選びます。具体的にはマヤ・メグがシャロとリゼが通っているお嬢様学校、そしてチノがココアと千夜が通っている高校ですね。そうやって別々の進路を選ぶことは6巻時点で既に確定していたのですが、7巻の特に8、9、10話において、だんだん受験色が強くなってきます。チマメ隊もチョコ食べながら勉強したり、チョコ食べながら勉強したり、チョコ食べながら勉強したり………。とにかく勉強しました!


 そして、ついに7巻第10話「私たちの通過点」においてチマメ隊は全員無事に合格を果たします。そこでボクが一番注目して欲しいのはマヤの合格発表時の表情です。その表情からは葛藤、不安、喜び、嬉しさ等、様々な感情が見て取れます。本当に頑張ったんだなぁと。そんな努力が垣間見れるんです。
 実際の世の中は全ての努力が報われるほど甘い世の中ではありません。ついこの前まで受験生だった皆さんはその事をよく知っていると思います。どれだけやっても結果が出なかったり、不平等な世の中に嫌気がさすことも多かったでしょう。しかし、いや、そんな世の中だからこそ、(それこそマヤのように)努力して、一生懸命やって勝ち取った勝利というものは何事にも代えがたい輝かしいものになるんだと思います。それこそ泣いてしまうほどに。ボクは頑張った1人の少女(推し)に最上級の褒め言葉を送りたいです。

前略 条河マヤ様+全ての受験生様

サクラサク



番外編

6. プロセカ(MORE MORE JUMP!)

プロフィール

・主要登場人物→花里みのり(CV:小倉唯)
        桐谷遥(CV:吉岡茉祐)
        桃井愛莉(CV:降幡愛)
        日野森雫(CV:本泉莉奈)
・あらすじ
→国民的アイドル・桐谷遥に憧れて、「明日を頑張る希望」を届けるためにアイドルを目指すことに決めた花里みのり。しかし、そんな彼女が学校の屋上で出会ったのは、3人の「希望を失った」アイドル、桐谷遥・桃井愛莉・日野森雫だった。これは、そんな3人のアイドルと1人のアイドルを夢見る少女の成長を描いたストーリーである。

たとえ今日がいい日じゃなくても、明日はいい日になるかもしれない

 最後に、受験ではありませんが、試験に落ちまくった人について少し語りたいと思います。その名も、花里みのりさんです(パチパチパチパチ!!!!!)。<いや拍手ではない
 このキャラクター、かわいらしい見た目で、声も「ザ・かわいい声」っていう、なんというか「かわいいっ!」ていう感じの印象(つまりかわいい)なんですが、このキャラクターはイメージとはまったく異なった気質を持っています。

 この子、実はプロセカ界随一の強メンタルをしてるんです。まさに作中最強。というのも、この子、不合格通知を最低でも50回はもらっているんですよ。アイドルを目指して様々な試験を受けるものの、まさかの全落ち。それも書類審査を通ったのが50分の3回、二次審査を通ったことはなんと0回というキラーっぷり。……すごいですね。そもそも50回もめげずにトライするところがスゴい。普通に考えて2,3回失敗したらめげそうな所を、希望を見捨てずに何度もトライ。しかも51回目に関しては、先輩アイドルから「あんた、アイドルに向いてないわ」とか言われたり、推しのアイドルから「頑張ってもどうにもならないこともあるんだよ」という今まで信じてきたセリフを全否定するようなセリフを投げつけられたりした上での受験です。なんで折れないんでしょう?見習いたいこの不屈の精神。
 皆さんも、失敗で挫けそうになったときはモモジャンのメインストーリーを見てください。たった一度の失敗で挫けている自分がバカみたいに思えてきますから。



おわりに

 いかがでしたでしょうか?え?内容に偏りがあるって?そりゃあ私、きらら人間ですから。そりゃあ日常系作品が多くなるってもんですよ。春アニメの履修登録もゆるキャン△(とあと1作品)しかやってませんし。
 なおここには書き切れませんでしたが、受験ネタが含まれている作品は他にも沢山あります。うちのサークル員に聞いた限りでは以下の様なものが出てきました。

  • けいおん!

  • ぼっち・ざ・ろっく!

  • 青ブタシリーズ

  • 妄想アカデミズム

  • 僕のヒーローアカデミア

  • 彼女、お借りします

  • 四畳半神話体系

  • ぐらんぶる

  • 葬送のフリーレン(1級魔法使い試験)

  • 薬屋のひとりごと(科挙)

  • ちいかわ(草むしり検定)


 ……おい、ちいかわ出したの誰だよ。




おまけ

 冒頭の問題、答えは「まちカドまぞく」です。
 6巻第76話にて那由他誰何(なゆたすいか)というキャラクターがこの発言をしています。
 そもそもアニメ化してない部分ですし、狂っているキャラクターのセリフのごく一部にすぎないので、あのセリフだけで「あ、スイカだ!」とわかった人はやばいレベルのまちカド町民ですね。



おまけのおまけ

 最初に言ったとおり、先週二日間でボクはゆるキャン△聖地巡礼に行きました。次にボクが書く内容はそれについてになります。大量のお土産話があるのでお楽しみに。

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