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【名大URA通信】vol.4「ミッション:企業との大型産学連携を推進せよ!」

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■ 先生方の研究を全力支援!   http://www.aip.nagoya-u.ac.jp/
■ 【名大URA通信】    発行:学術研究・産学官連携推進本部
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名古屋大学の教職員の皆様、こんにちは! 今月もURAから皆様へ、学術研
究・産学官連携に関する情報をご提供します。今月は企業との大型連携推進
業務や、あいちサイエンスフェスティバル サイエンストーク情報などをお伝
えします。

■◆■ ━目 次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
[1]  「組織」対「組織」の大型産学連携
    住友理工株式会社との「指定共同研究」の取組みをご紹介
[2] あいちサイエンスフェスティバル2020 サイエンストーク開催中!
[3] 名大研究フロントラインvol.6 公開 「復興に備える」
[4] なごのキャンパス「スナックなごの」 URAが登壇します!
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[1]  「組織」対「組織」の大型産学連携
     住友理工株式会社との「指定共同研究」の取組みをご紹介
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研究支援を主業務とする組織の体制は、大学によって様々です。本学の学
術・産連本部では、産学連携をサポートするURAを多数配置しており、
全国的に見ても特徴的な体制になっています。

かつては本学も、科研費等の学術支援系と、企業との産学連携系の組織が
別々に存在していました。しかし、2014年の学術・産連本部設置以来、
産学連携を支援する職種もURAとして一体化し、公的資金から企業との
共同研究まで幅広いリソースを視野に入れて、研究支援をおこなう体制を
整えています。

今回は特に、複数の研究室や部局が関わる、企業との大型共同研究「指定共
同研究」の事例について、産学協創・国際戦略部門のURAがご紹介します。

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1)「組織」対「組織」の大型産学連携とは?
同じ技術開発でも、真理を追究する大学(「学」)と商品化を目指す産業界
(「産」)では、視点が異なることも多々あります。それ故、「学」の基礎研究の「種」を「企業の事業化」に繋げるためには、様々な工夫が必要です。

学術・産連本部では、「産」「学」が各々「組織」としての関与を明確にし、目指す「あるべき姿」を共有し、企業の戦略的テーマに対して包括的な対応を進めることで、責任ある産学連携の枠組み構築とそれに見合う大型の外部資金獲得を目指して活動しています。

2)「指定共同研究」と「一般の共同研究」とでは何が違う?
上記を機能させる枠組みのひとつが「指定共同研究」です。2017年4月に本
件第1号として、住友理工株式会社(以下、住友理工)との契約締結がなさ
れてから今年度で4年目となります。

「指定共同研究」の特徴は、産連本部の担当URAが複数の研究テーマの企
画調整や進捗運営に責任を持って関与する点と、定期的に推進協議会を開催
し、「産」「学」各々の経営層、関係者が一同に会し、意見交換・意思決定を実施する点です。

推進協議会の様子1

<写真:推進協議会の様子>

その住友理工とは、この4年間で、主テーマでは継続発展を含めて延べ14課
題(教員数延べ22名)、フィージビリティ研究(FS研究)では述べ6課題
(教員数延べ6名)、ニーズ・シーズのマッチングを企図したテーマ探索型共同研究では延べ18件(教員数延べ18名)に至り、年に2回の推進協議会で
は、新規にFS研究を年度途中からでも実施するなどのほか、当該年度で終了
とした研究、反対にFS研究から主テーマへアップされた研究があるなど、明
確な意思決定プロセスを経て研究内容や体制が見直されてきています。

その点、従来の「一般の共同研究」では、その進捗/マネジメントで「スッキ
リ」しない経験をされた「産」「学」の方々も少なくないのでは? この意
思決定によるコミットメントが指定共同研究の要であって、緊張感(この緊
張感が良いとのこと)を持って進められています。

今回はここまで。別の機会に企業から高評価を得ている「テーマ探索型共同
研究」についてお伝えしようと思います。
(産学協創・国際戦略部門 主幹URA 大重稿二)

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[2]  あいちサイエンスフェスティバル2020 サイエンストーク開催!
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本学主催で毎年開催している「あいちサイエンスフェスティバル」。名古屋
のまちなかで開催してきた名物企画サイエンストークを、今年はオンライン
で開催中です! 本学からは9名の先生方に登壇いただきます。秋の夜長、
ぜひサイエンストークをお楽しみください。

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9/29(火)19:00~、未来材料・システム研究所・山本真義 教授
10/5(月)19:00~、環境学研究科・加藤博和 教授
10/9(金)19:00~、環境学研究科・中塚武 教授
10/13(火)18:45~、宇宙地球環境研究所・塩川和夫 教授
10/15(木)19:00~、工学研究科・入山恭寿 教授
10/27(火)19:00~、工学研究科・堀克敏 教授
10/29(木)19:00~、医学系研究科・佐藤好隆 講師
10/30(金)18:45~、減災連携研究センター・新井伸夫 特任教授
11/2(月)19:00~、高等研究院/医学系研究科・辻村啓太 特任助教

見逃したトークは、あいちサイエンスフェスティバルのYouTubeチャン
ネルで、後日視聴いただけます。(一部、掲載しないトークもあります。)
https://www.youtube.com/channel/UCDOy8hl9nAejPU4IWmlFI6w/

*あいちサイエンスフェスティバル サイエンストークは、先生方の研究成
果を広く知っていただくためのアウトリーチ活動支援として開催しています。

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[3] 名大研究フロントラインvol.6公開 「復興に備える」
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経済活動の早期復旧は、減災対策でもっと目を向けられるべき項目です。
そこで着目したのが「道路」。調査を通して見えてきた課題とは!? 減災
連携研究センターの新井伸夫特任教授の活動をフューチャーしました。
https://youtu.be/IxFBcVstJIE

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[4] なごのキャンパス「スナックなごの」 URAが登壇します!
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名駅近くの旧・那古野小学校をリノベーションして、昨年誕生したインキュ
ベーション施設「なごのキャンパス」。本学の起業家育成教育プログラム
「Tongaliプロジェクト」は、運営機関として参画しています。
https://nagono-campus.jp/

なごのキャンパスで毎月水曜夜に開催されているトークイベント「スナック
なごの」に、本学URAの小西が登壇します。

理想だった大手企業勤務からスタートしたキャリアは、気付けば子連れでハワイ・カリフォルニア・ハンガリーに留学/訪問研究を経験。そして現在、本学の起業家育成教育プログラム「Tongaliプロジェクト」にて、学生らの起業支援をしている小西が、グローバルキャリアを積んでいく様々な局面において、どのように決断・実行し、そして何を得ることができたのかを、お話します。本学URAのキャリアの一端を知っていただく格好の機会です。ぜひご参加下さい!

・日時:2020年10月28日(水)18:30~20:00 *オンライン配信あり
・登壇:小西由樹子(学術・産連本部 人材育成・情報発信部門 主任URA)
・申込:https://nagono-snackbar-oct.peatix.com/


最後までお目通しいただきまして、ありがとうございました!
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発 行:学術研究・産学官連携推進本部 http://www.aip.nagoya-u.ac.jp/
問合せ:人材育成・情報発信部門 情報発信ユニット  
メール:outreach@aip.nagoya-u.ac.jp * @は半角に置き換えて下さい。 電 話:(747)6790 
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