見出し画像

【名大URA通信】vol.5「研究活動の法的リスクを防ぐために!」

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ vol.5 2020.11.2 ■■■
■ 先生方の研究を全力支援!   http://www.aip.nagoya-u.ac.jp/
■ 【名大URA通信】    発行:学術研究・産学官連携推進本部
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

名古屋大学の教職員の皆様、こんにちは! 今月もURAから皆様へ、学術研
究・産学官連携に関する情報をご提供します。今月は研究活動のリスクマネ
ジメントや、「第1回名大100人論文」企画等について、お伝えします。

■◆■ ━目 次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
[1] 研究活動の法的リスクを防ぐ~リスクマネジメント部門のご紹介~
[2] 第1回名大100人論文 参加者募集中!
[3] PI育成セミナー「大学発ベンチャーの創り方」「チーム力を高める」
[4] NU Tech Roundtable 2020「次世代創薬プラットフォーム」
[5] 起業家育成Tongaliプロジェクト イベント続々!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■◆■

■─■──────────────────────────────
[1]  研究活動の法的リスクを防ぐ~リスクマネジメント部門のご紹介~
■─■──────────────────────────────
昨今、大学の研究や連携活動の活発化やグローバル化等により、多様なリスクが大学に生じつつあります。大学の研究情報の流出(技術流出)が、マスコミで取りあげられることもあります。

そこで今回は、研究や連携活動の法的リスクを事前に防ぎ、先生方の活動を安心して進めていくための支援業務を担当している「学術連携リスクマネジメント部門」を紹介します。

-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-
「学術連携リスクマネジメント」というと、どんなイメージですか?「自分には関係ない」、それとも「何だか面倒くさそう」というところでしょうか。

でも、先生方も、海外出張、海外への物品・研究機器の発送、研究サンプルの発送や海外からの受入れ、留学生の受入れ、共同研究、ベンチャー設立などを、経験されていますよね?

実は、これらの活動も、外為法や不正競争防止法等、国内外の法律や条理に基づくリスクマネジメントに関わっています。

先生方が、規制を知らずにリスクの落とし穴にはまると、法令違反だけではなく、先生ご自身や大学の価値を棄損し、マスコミバッシングの対象となることもあります。研究活動が止まってしまうほどの、とても重大な問題に発展することもあるのです。

だからこそ、多忙な先生方も、いったん立ち止まって「自分はリスクマネジメントに関係するかも」という意識をもち、事前に「手続きをとる」ことをしていただきたいと思います。

また、リスクマネジメントは、単に「危険回避」という意味にとどまらず、大学経営の重要な側面でもあります。リスクマネジメントを的確に実施してこそ、連携相手や社会からの「信頼(インテグリティ)」を得ることができます。その「信頼」を組織として最大限活かし、組織をより発展させていくことこそが、リスクマネジメントの趣旨だと考えています。

私たちは以下の1)~4)の業務を行っています。次の行動をする前には、ぜひお問い合わせください。

1)安全保障輸出管理
・研究機器や研究試料の海外への発送
・海外での研究打合せ、研究データの送付、海外からのスパコン利用
・留学生や外国人研究者の受入れ
(学内専用)http://www.aip.nagoya-u.ac.jp/researcher/security/

2)利益相反マネジメント
・兼業や、ライセンス収入のある企業との共同研究や物品購入
・ベンチャー企業等の設立、役員や社員への就任
(学内専用)http://www.aip.nagoya-u.ac.jp/researcher/management/

3)秘密情報管理
・共同研究における企業からの秘密情報の取得
・共同研究への学生の参画
http://www.aip.nagoya-u.ac.jp/industry/folder/index.html

4)遺伝資源管理
・海外での生物資源の採取や受領
・国際共同研究での生物資源の譲り受けや利用
(学内専用)http://www.aip.nagoya-u.ac.jp/researcher/consult/genetic/

    (学術連携リスクマネジメント部門 URA 石川 綾子)

■─■──────────────────────────────
[2] 第1回名大100人論文 参加者募集中!
■─■──────────────────────────────
「違う分野の人と研究の話がしたい」「学際的な研究を一緒にやってくれる人はいないかな」。そんなふうに考えたことはありませんか? 同じ大学にいても、違う研究室や研究科の人がどんな研究をしているのかを知る機会は、なかなかありません。そこで、某K大学でお馴染み(?)の「100人論文」企画を、本学でも実施します! 参加方法は2パターン。「自分の研究を紹介する人」と、「コメントする人」。分野を超えたネットワークづくりに、ぜひご参加下さい!
http://www.aip.nagoya-u.ac.jp/event/detail/0005057.html

・交流開始:2020年11月24日(火) *オンライン
(登録者のみが閲覧できる専用webサイトに研究情報が掲載されます。)
・対  象:<研究紹介>本学の教員・研究員・卓越大学院所属学生
      <コメント>本学の教職員・大学院生
・登録〆切:2020年11月23日(月)
・参加登録:https://100nin-ronbun.jp/nagoya/

■─■──────────────────────────────
[3] PI育成セミナー「大学発ベンチャーの創り方」「チーム力を高める」
■─■──────────────────────────────
秋が深まり、研究にも熱が入る季節ですね。11月は、2つのPI育成セミナーを開催します。より広い視野から、これからの研究者の資質を考えてみませんか?

-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-
「大学発ベンチャーの創り方
~ベンチャー設立経験談と学内資金調達攻略~(前編)」
-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-
「起業」は研究成果を社会に役立てる手段の1つです。「起業を選択するメリットとは?」「どのような流れで起業に至ったのか?」「ベンチャー設立のための学内支援プログラムとは?」「スタートアップ準備資金申請書作成のポイントとは?」など。ベンチャー設立経験のある研究者と、起業支援担当者が疑問に答えます。
・日時:2020年11月11日(水)14:00~15:30 *オンライン
・対象:本学の若手研究者。学部生、大学院生、教職員の参加も可。
・詳細/申込:http://www.aip.nagoya-u.ac.jp/event/detail/0005040.html

-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-
「チーム力を高める
~指導者として必要な考え方、コミュニケーションスキルとは?~」
-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-
研究室や組織の管理運営には、チーム力が欠かせません。チーム力を高めるためには、リーダーを含め、チームメンバーそれぞれが、それぞれの特性を生かし、最大のパフォーマンスを発揮できる組織作りが必要です。チーム力を高めるために役立つ「コーチング」の手法について、座学とワークを通して学びます。
・日時:2020年11月17日(火)13:30~16:30 *オンライン
・対象:本学の若手研究者。教職員の参加可。(学生・院生は不可)
・定員:先着50名
・詳細/申込:http://www.aip.nagoya-u.ac.jp/event/detail/0005041.html

■─■──────────────────────────────
[4]  NU Tech Roundtable 2020「次世代創薬プラットフォーム」
■─■──────────────────────────────
本学の米国事務所のNU Tech(Technology Partnership of Nagoya University, Inc)では、例年、米国現地においてNU Tech Roundtable(名大技術ショーケース)を2010年から開催してきました。コロナ禍の今年は、「次世代創薬プラットフォーム」をテーマにオンラインで開催します。IBM社、名大発スタートアップ企業、そして本学の研究者らが登壇します。ぜひご参加下さい。https://youtu.be/xqYeMbEKf6E

・日時:2020年11月11日(水) 午前7:00~8:45(日本時間)*オンライン
・事前無料登録・詳細:https://www.nutechtransfer.org/copy-of-2019-roundtable-1

なお、今後も様々なテーマでNU Tech Roundtableシリーズの開催を予定して
おります。ご関心のある方は、是非、下記までお問い合わせ下さい。
産学協創・国際戦略部門 加藤靖浩 kato.yasuhiro@aip.nagoya-u.ac.jp
※ @は半角に置き換えて下さい。

■─■──────────────────────────────
[5] 起業家育成Tongaliプロジェクト イベント続々!
■─■──────────────────────────────
-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-
Tチャンセミナーシリーズ<5>
「新しいアイデアを次々に生み出せる技術」
-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-
『「考える技術」と「地頭力」がいっきに身につく 東大思考』(東洋経済新報社)の著者である西岡壱誠氏に、普通は思いつかないひらめきが湧く思考、どんな人にも必ず伝わる説明ができる思考についてお話しいただきます。
・日時:2020年11月12日(木) 18:30~19:30 *オンライン
・詳細/申込:https://tongali.net/events/t-semi-5th/

-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-
アイデアピッチコンテスト2020 本選&特別セミナー
-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-
自らが温めているアイデアや解決したい課題などを発表し、実現を目指すマインドの醸成を目的とした、アイデアピッチコンテスト。今年は、なごのキャンパスでの本選の様子をZoomウェビナーにてライブ配信します。審査中の待ち時間には、スタディサプリの人気講師、伊藤賀一氏の公開授業も行います!
・日時:2020年11月15日(日) 13:00~17:30 *オンライン
・詳細/申込:https://tongali.net/events/pitch-contest2020/

-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-
Tongaliスクール2020:School Ⅲ <アイデアの事業化>
-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-
アントレプレナーシップ教育を体系的に学ぶ「Tongaliスクール」。School Ⅲではレゴ®シリアスプレイ®の手法と教材を用いたビジネスモデル構築ワークショップ全4回を実施します。全日程受講可能な学生やポスドク等が対象です。
・日時:2020年11月21日、12月12日、2021年1月9日、2月13日
    時間はいずれも13:00~17:00
・詳細/申込:https://tongali.net/tongali-school2020/#sc-3


最後までお目通しいただきまして、ありがとうございました!
=================================
発 行:学術研究・産学官連携推進本部 http://www.aip.nagoya-u.ac.jp/
問合せ:人材育成・情報発信部門 情報発信ユニット  
メール:outreach@aip.nagoya-u.ac.jp *@は半角に置き換えて下さい。 電 話:(747)6790 
=================================

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?