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【名大URA通信】vol.6「若手研究者からPI(研究室主宰者)へのスキルアップ!」

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■ 先生方の研究を全力支援!   http://www.aip.nagoya-u.ac.jp/
■ 【名大URA通信】    発行:学術研究・産学官連携推進本部
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名古屋大学の教職員の皆様、こんにちは! 今月もURAから皆様へ、学術研
究・産学官連携に関する情報をご提供します。今月は若手研究者のスキル
アップ支援や大学発ベンチャー支援などについて、お伝えします。

■◆■ ━目 次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
[1] 若手研究者からPIへのスキルアップを支援します!
[2] PI育成セミナー
  「活躍する女性研究者のクレド」、「大学発ベンチャーの創り方」
[3] ベンチャーズトーク2020 -名古屋大学発ベンチャー企業の集い-
[4] 「東海広域5大学ベンチャー起業支援:スタートアップ準備資金」
   令和3年度開始分 開発テーマ募集
[5] 公開シンポジウム「人間機械協奏技術とその人材育成を考える」
[6] 名大研究フロントラインvol.7「かつてない速さで抗体をつくる」
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学位をとるまでの過程で、実験手法や論文作法については、指導教官や研究
室の先輩などから、こと細かく指導を受けてこられたことと思います。研究
者として(任期付きかも知れないけど)職を得た先生方は、自らの分野・
テーマで研究論文を書く上ではプロフェッショナルです。

しかし研究者(大学教員)にとって、論文を書くことは必要条件であっても、それで十分とは言えないのが現状ですね。外部資金獲得、研究室運営、異分野・異業種の人々との協働など、学生時代には明示的に指導されてこなかったスキルの発揮が期待されるようになります。

そこで今回は、若手研究者を対象に、研究活動のプラスになる様々なスキルや知識を提供する「PI育成セミナー」について、紹介します。

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人材育成ユニット(人材育成・情報発信部門)では、若手研究者(助教、特
任助教、講師、特任講師、ポスドク等)の育成と支援を担当しています。研
究室での研究活動においても、得られる知識・スキルは非常に多いですが、
将来、各研究分野を牽引したり、研究室を運営したりすることを考えると、
さらに幅広い知識・スキルが必要となります。そこで、PI(Principal Investigator)としてのスキルアップのために、PI育成セミナーを定期的に開催しています。

PI育成セミナーでは、これまで、基礎スキル向上支援(科研費攻略、資料のデザイン)、研究アウトリーチ活動支援(SNSの使い方、クラウドファンディング)、チーム活動支援(ファシリテーションの技法、コーチングの手法)、キャリア(各業界で活躍する方の考え方に触れる)などに関するものを開催してきました。

研究者のみなさんが必要とするスキルは、人によって様々だと思います。興味あるセミナー、自身のスキルアップにつながりそうと思えるセミナーには是非ご参加ください。研究に集中していると、セミナーに参加する時間を作るのはなかなか大変かもしれませんが、リフレッシュも兼ねて、PI育成セミナーで研究室とはちょっと違う空気に触れてみませんか。セミナーに参加して、研究や研究活動について、よいアイディアが浮かぶかもしれません。

これまでに、セミナー参加者からは、「参加してみたら、意外と面白かった」、「セミナーで得たことを、今後の研究活動に積極的に取り入れたい」、「講演者から、問題設定、問題に対する取り組み方が紹介されており、研究をマネージする上で、非常に参考になった」といった感想をいただきました。また、開催希望のセミナーについて相談いただければ、実現できる場合もありますので、若手研究者目線でのご意見などもいただけると嬉しいです。

他にも、プレスリリースの内容や申請書作成のご相談(専門外の方に伝わりやすい内容となっているか、申請書作成の基本的なコツを押さえられているか等)、キャリアに関するご相談等ありましたら、お気軽にご連絡ください。すでにPIの先生方は、お近くの若手研究者に、上記の支援内容をご案内いただけますと幸いです。お問い合わせは以下のメールアドレスにお願いいたします。
(人材育成・情報発信部門 URA 熊坂 真由子 wakate-jinzai [at] aip.nagoya-u.ac.jp)

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[2] PI育成セミナー
「活躍する女性研究者のクレド」、「大学発ベンチャーの創り方」
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12月も2件の「PI育成セミナー」を開催します。コロナ第3波で気分が上がらない今、頑張っている人の体験を聴いて元気をもらうのもいいですね。

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1)PI育成セミナー「活躍する女性研究者のクレド」
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クレドとは、ラテン語で「信条」「志」「約束」を意味する言葉。2人の若き女性研究者が、これまでの研究活動や日常生活において、どのような考えで、何を重視して取り組み、その壁をどのようにして乗り越えて来たのか。そのクレドに触れます。
・日時:2020年12月4日(金)13:30~15:30 *オンライン
・対象:本学の若手研究者、学部生、大学院生。教職員の参加も可。
・詳細/申込: http://www.aip.nagoya-u.ac.jp/event/detail/0005042.html

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2)PI育成セミナー「大学発ベンチャーの創り方
~ベンチャー設立経験談と学内資金調達攻略~ 後編」
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11月11日に開催した「前編」に続き、ベンチャー設立経験のある研究者と、起業支援担当者が、大学発ベンチャーを創る上での疑問に答える「後編」です。講師は前編と異なりますので、また違った体験談やアドバイスが得られますよ。
・日時:2020年12月15日(火)14:00~15:30 *オンライン
・対象:本学の若手研究者。学部生、大学院生、教職員の参加も可。
・詳細/申込: http://www.aip.nagoya-u.ac.jp/event/detail/0005043.html

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[3] ベンチャーズトーク2020 -名古屋大学発ベンチャー企業の集い-
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名大発ベンチャー企業、名大発学生ベンチャー企業、金融関係者、本学関係者などが一堂に会し、各社の紹介、金融機関からの出資アドバイス、本学のベンチャー支援の取組みなどについて相互理解を深めます。
・日時:2020年12月3日(木)13:30~17:10
 *オンライン同時開催(会場参加申込は締め切りました。)
・対象:名古屋大学発ベンチャー企業、金融機関関係者、ファンド投資先、
  本学関係者(学生、民間企業含む)*どなたでもご参加いただけます
・詳細/申込: http://www.aip.nagoya-u.ac.jp/event/detail/0005065.html

2020ベンチャーズトーク_ページ_1

2020ベンチャーズトーク_ページ_2

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[4] 東海広域5大学ベンチャー起業支援:スタートアップ準備資金
   令和3年度開始分 開発テーマ募集
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大学の基礎研究により生み出された「シード段階」の知的財産を、商品として試作可能かを検証する「アーリーステージ段階」まで持ち上げることを目的に、東海広域5大学(名大、岐阜大、豊橋技科大、名工大、三重大)が運営するギャップファンド「東海広域5大学ベンチャー企業支援:スタートアップ準備資金」の令和3年度開始分、開発テーマを募集します。
・支援額:1件あたり200万円程度
・年間採択数:最大10件
・応募〆切:2020年12月25日(金)
・詳細:*学内専用web
https://www.aip.nagoya-u.ac.jp/researcher/university/5gf/5gf2021/index.html

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[5] 公開シンポジウム「人間機械協奏技術とその人材育成を考える」
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ウイズコロナの生活は、様々な先端技術が日常生活に取り入れられる日々でもありました。人間機械協奏技術コンソーシアム(JST/OPERA)では、人間と自動機械とが協奏するためのプラットフォームを共同で作成するとともに、周辺技術の人材育成を進めて来ました。今回のシンポジウムでは、「労働」と人間センシングの観点から人間機械協奏を考えるとともに、OPERAの成果を活かした新しい大学院プログラムの紹介をいたします。
・日時:2020年12月22日(火)14:30~16:30 *オンライン
・登壇:武田一哉(人間機械協奏技術コンソーシアム代表理事)、
    酒井一博(日本労働科学学会会長)、他
・詳細/申込: https://forms.gle/Sdem2DKSKDoxLqZQ6
・問合せ:人間機械協奏技術コンソーシアム https://www.hmhs.jp/contact/

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[6] 名大研究フロントラインvol.7「かつてない速さで抗体をつくる」
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工学的手法で人工抗体をつくる技術を開発したと同時に、新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化。さあこの技術、どう活かす!? ウイルスにとどまらない応用の可能性に注目です。工学研究科の村上裕教授らの研究成果です。
https://youtu.be/W62SqnK9rEE



最後までお目通しいただきまして、ありがとうございました!
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発 行:学術研究・産学官連携推進本部 http://www.aip.nagoya-u.ac.jp/
問合せ:人材育成・情報発信部門 情報発信ユニット  
メール:outreach@aip.nagoya-u.ac.jp  電話:(747)6790 
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