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クエストウォーロック デッキガイド

NAGONです。2020年6月末ラダーでクエストウォーロックを使用し、瞬間2位、最終18位でした。

デッキの特徴

● クエスト達成後のヒーローパワーがとにかく強力で、コストが0になったマリゴスやアレクと火力呪文を合わせてOTKも可能。
● 序中盤は耐えながらドローを進めて、クエスト達成後にヒロパでテンポを取り返して一気に攻めに転じる。
● どんでん返し2枚がデッキの底深くに眠っていると、クエストがなかなか達成できず、ゼフリスや新アレクも覚醒しないため非常に弱い。

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リストの特徴

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● 魂の炎×2
2枚入れることで不確定ながらリーサルを取れる場面がかなり増える。
特に、魂の炎2枚とゼフリスがある時、魂の炎から打つことでどちらかが残るため、逆にリーサルが安定することも(下画像、アレクを使わないルートで確定リーサル)。

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● カルトゥートの守護者×2
6マナ枠として奈落の召喚師も候補にあがるが、月末ラダーで人気のウォリアーやデモハンを意識してこちらを2枚採用。こちらは魂の炎でハンドが5枚以下になっても変わらず使えるし、ウォリアーがたまに入れてる止めの一撃が刺さることもない。

プレイング(共通)

● 序盤はとにかくヒロパを押す
クエスト中の探検家を2ターン目に出すのは、対デモハンと対ウォリで相手が1/2を出してきた時くらいで、4ターン目に探検家+ヒロパをすることの方が多い。
悪魔感知も、どんでん返しや除去などの悪魔以外で引きたいカードがあれば、3ターン目に使わずにヒロパを押してよい。(ヒロパを押さずに悪魔感知を使うタイミングは、モアーグを引きたいかライフを回復したいかのどちらかである。)

● クエスト達成を急ぎすぎない(ミラーマッチ以外)
最速でクエストを達成したところで、マナが少なければヒロパ+αの2アクションが取りにくい。どんでん返しは、できれば手札9~10枚の時に使って、2枚目のどんでん返しを引けなくてもクエスト達成できるようにしたい。
また、手札が10枚になったらすぐ使わなくてはいけないというものでもなく、他に除去等したい動きがあるならそちらを優先させてよい。
8マナ溜まってからのヒロパ+6マナミニオンの動きが強力なので、それまでに達成できていれば上出来。

● 盤面の処理
空を覆う暗黒がコスパ最強。このカードを含む手札の枚数分だけダメ―ジを飛ばすことに注意。
モアーグが出ていると一発2点になる。モアーグ→炎の雨→空を覆う暗黒の順で使うと、モアーグの体力も減らせるためボードクリアが容易になる。
このようにモアーグは冥竜の息吹専用カードではないので、冥竜の息吹を単体で使っていいケースもある。
特定の除去目当てでどんでん返しを使うのは劣勢時以外は避けたい。

● ライフ管理
常に相手にリーサルを取られないか警戒すること。
もちろん割り切ってライフ回復以外を優先することもある。
モアーグ+冥竜の息吹やアラナシ・ブルードマザーで回復できるため、序盤は10ダメージ程度ならあまり気にせず受けられる。

● どんでんコイン返し
コインをデッキに返すのを過剰に嫌わないこと。
コインを切ってからどんでん返しすることでドローが減り、達成後ヒロパのターンが1ターン遅れるくらいならコインをデッキに混ぜた方が良い。
また、ヒロパで引いてしまった時に弱いのはコインだけではない。
生の苦悩やクエスト中の探検家なども、隙があればどんでん前に使ってしまいたい。

● 手札管理
手札が燃えた場合カウントは進まない。
クエスト達成後は手札8枚でターンを終えられるのが理想。
手札を9枚で終えた場合、次のターンにカードを1枚使ってからでないとヒロパが押せず、ヒロパ後にマナが余ってなかった場合、0マナになったカードを使うか、次のトップを諦めるかの選択を迫られることになる。
ただ、現実的には手札9枚でターンを終えることの方が圧倒的に多く、軽いカードを複数枚使ったり引いたカードをそのまま叩きつけることでなんとかなることの方が多い。

● ゼフリーサル
ゼフリスは手札の打点を計算してくれないので、火力が必要な場合は一番最後に使用するのが定石。ただし、マリゴスが出ていて残り0マナの場合、打点が足りてなくても月の炎を持ってきてくれるかもしれない(要検証)。

● マリガン
序盤を耐えながらクエストを進められる手札が理想。
クエスト、クエスト中の探検家、悪魔感知はマストキープ。
どんでん返しもほぼマストキープで、対デモハンのみマリガンを検討する。
空を覆う暗黒はミラーマッチ以外マストキープ。
その他キープカードは各マッチアップ参照。

プレイング(マッチアップ)

月末ラダーで頻繁に遭遇したデッキのみ解説します。

対テンポウォリアー(微有利)

追加キープ:ウーズ、空賊大将クラッグ

OTKを狙う必要はなく、魂の炎含む各種火力を除去として使ってよい。
生き残りさえすれば最終的にヒロパによる莫大なテンポとバリューで逆転できる。相手のミニオンを徹底して除去し、楽に盤面を取られないようにするのが大事。相手に盤面を渡し続けると、狂瀾怒濤で大量ドローされたり、コンボパーツを溜め込まれて大ダメージを出されたりする。

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逆に、除去を続けて内なる怒りや血盟の傭兵といったコンボパーツを盤面強化のために使わせ、それを一掃することができればウォリアー側のバーストダメージがでにくくなり、勝利が近づく。

ウーズが最も輝くマッチで、できれば強化された武器を壊したい。

相手のウォーモールの挑戦者が非常に厄介で、序盤に3/9をコピーされるだけでかなり厳しくなるため、ウォリアー側はウォーモールをキープすべき。
序盤に素出しされた場合、①回復兼ねてモアーグ+冥竜の息吹 ②空を覆う暗黒やネザーウィングで脇のミニオンを倒しつつ体力を削る ③コピーがないことを祈って放置 等の対処が考えられるがどれも効果的とは言い難い。

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このように展開されるだけで空を覆う暗黒が腐るのでかなりきつい。
このターンはモアーグを引いて除去力を高めたいこともあり、相手が悪さをしないことを祈りながら悪魔感知をプレイした。

相手が鎧職人含む複数ミニオンを序盤から展開してきた場合、感謝しながら空を覆う暗黒を撃とう(ただしラングラーがいない時に限る)。仮に20装甲溜められても、後から逆転できるし、狂瀾怒濤のドローが減るメリットの方が大きい。

内なる怒り以外にダメージを与える呪文は入っていない(手先除く)ため、モアーグの加工師が場に残ることはデメリットになりにくい。

相手に装甲以外の回復手段はないため、アレクがコスト0になったらただちに使ってよい。8/8のボディもウォリアーにとっては脅威。

対ドラゴンドルイド(微有利?)

追加キープ:モアーグ
モアーグとセットキープ:炎の雨、冥竜の息吹
キープしない:ネザーウィング

受け切って勝つマッチ。魂の炎含む各種火力を除去として使ってよい。
稀に、相手の展開が緩んだ隙にアレクストラーザやマリゴスを素出しして逆リーサルを狙いに行く。

特に上位者はこのマッチで最速グローフライを狙ってこないうえに、ネザーウィング以外でも返せるのでネザーウィングはキープしない。
それよりも序盤で狙いたいのは、モアーグを軸にした呪文コンボ。
乗騎売りからのデタラメな盤面も、モアーグ+冥竜の息吹+炎の雨や、モアーグ+空を覆う暗黒等で処理しやすい。

ちなみに、ドルイド側は以下のように鉄の樹皮を乗騎売りにつけて体力11を作ると突破されにくくなるのでおすすめ。

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2→1→0→3でも1発分足りず、乗騎売りが高確率で残るため、ネザーウィングをプレイ。返しの洪水はきついが、次のターンにモアーグコンボでおそらく盤面を処理しきれる。

エメラルドの探検竜はまったく脅威にならないため、放置してその間にクエストを進めても良い。
ただし、マリガンでモアーグ等の除去パーツを集めても、どんでん返ししてしまうとハンドがリセットされ、一気に対応力が落ちるので注意。
できれば相手の第一波を受けきった後の硬直を狙ってどんでん返ししたい。
逆にドルイド側はウォーロックが6マナ以下の時にどんでん返しをしたら、思い切って全展開してもいいかもしれない。

第一波を返したら、洪水後の第二波として、グローフライの群れ+森の魂を警戒したい。

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例えばこの盤面なら、モアーグ+空を覆う暗黒でも全処理できるが、空を覆う暗黒×2で全処理して、モアーグ+炎の雨を残すのがベスト。
冥竜の息吹も手札にあるため、洪水からもう1回乗騎売りムーブされたとしても返すことができる。
ここまで綺麗にパーツが揃わなくても、クエスト後のヒロパの軽減を合わせて返せる手札を作れることもある。

イセラからの大量展開は、捻じれし冥界、ゼフリス、マリゴス+炎の雨、(どんでん返し+破壊者ケリダン)などで対応したい。

月末で当たったドルイドのほとんどがドラゴン型だったため、呪文型とのマッチアップは不明だが、基本は同じはず。菌々財宝の威力が上がる分、最速グローフライの警戒を少し強めた方がいい可能性はある。

対デーモンハンター(微不利)

追加キープ:ウーズ、冥竜の息吹、モアーグの加工師、空賊大将クラッグ
モアーグとセットキープ:炎の雨、生の苦悩

クエストを達成できることはあまりない。
ただ、2枚目のどんでん返しが引ければクエストは達成でき、探検家とクラッグも入っているためクエストはキープした方がおそらく良い。

2ターン目に探検家を出していい数少ないマッチ。空を覆う暗黒が手札にある場合は探検家を出さずにヒーローパワー。中盤までは2マナ余ったらライフを惜しまずヒーローパワーを押した方が良い。

魂の炎も積極的に除去に使い、4~6枚のハンドで戦う展開になることが多い。カルトゥートの守護者などからアレクストラーザまで繋げられれば耐えきれていることが多いが、挑発がケイン・サンフューリーに抜かれてリーサルを取られることもしばしば。とはいえ、それをケアできる余裕はほとんどない。

対ガラクロンドプリースト(有利)

追加キープ:なし

より確実なOTKを狙いたいマッチ。
余裕があるならモアーグやアラナシ・ブルードマザーなどの回復パーツは雑に切っていき、どんでん返し後のデッキのOTKパーツ率を高めたい。

旧アレクかマリゴスが0になれば勝ち、できなかった場合でも20点以上のバーストダメージは容易に確保できるため、アレクからの2ターンキルを狙っていく。
ただし、相手のデッキには神格化をはじめ、大量の回復が入っているため、新アレク等を使って盤面を取った状態でアレクを投げられるのが理想。
相手に除去と回復の両方を一手で強いることで、次ターンのリーサルが取りやすくなる。

バーストダメージを増やすために、火力はできるだけ除去に使いたくないマッチだが、相手も不利マッチなことを理解して全力で攻めてくる傾向がある。
空を覆う暗黒だけで凌げればいいが、たいていは冥竜の息吹を1枚切らされることになるので覚悟すること。炎の雨も1枚までなら使ってよい。
火力を完全に温存して盤面の処理を疎かにすると、ヒロパの時間が稼げず、盤面を取ったうえでのアレクも決まりにくくなってしまう。
盤面外から打点が伸びることはあまりないが、神格化と思念奪取やラズール産の火力には注意。

また、プリースト側のテクニックとして、相手のリーサルがありそうなターンの前に、パクってきたモアーグの加工師やカルトゥートの守護者を出しておく、というものがある。

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マリゴス→雨→魂の炎×2→雨で運次第で30点狙う予定だったが、1回目の雨でマリゴスが12点ダメージを受けて倒れてしまうため、リーサルが出ない。
カルトゥートの守護者でも、マリゴス+炎の雨のダメージを半減することができる。

上記のテクニックは、クエストウォーロックミラーでも使える可能性があるので覚えておきたい。

対クエストウォーロック(五分)

追加キープ:なし

相手より1ターンでも早くOTKを決めたいマッチ。
序盤にプレッシャーがかかることはないので、空を覆う暗黒はキープしない。
クエストの最速達成を狙いたいため、手札が溜まったら即どんでん返しを使っていく。

いつ負けてもおかしくないマッチなので、不確定リーサルでも果敢に狙っていこう。

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魂の炎でゼフリスが落ちなければリーサル(5/6)。
マリゴス炎の雨で相手の盤面に9/3が残るため、先ゼフリスでも月の炎を出してくれたかも。


以上です。ご指摘・質問はTwitter(@nagon1609)まで

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