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この看板の奥は何があるのだろう(釧路町)

釧路周辺が気になり始めたのはいつからだろう。

北海道にはアイヌ語由来の当て字地名がたくさんある。
釧路町沿岸部の地名群も例に漏れず、特に釧路町沿岸一帯は道内の他の場所でも当てなさそうな地名が並んでいる。
どんな地名なのかは、「難読地名ロード」で検索してみると、やたらとクイズ形式で出てきたりするので目を通してみると良いかもしれない。
初見で読める人はまず居ないと思う(例えば西から、又飯時、宿徳内、地嵐別、鸚寄別、、、)。
ちなみに釧路町は釧路市の隣にある別の自治体だ。

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地名の特殊さもあるが、地形の変化が特異なのもあるかもしれない。
釧路市から釧路町に入った途端、釧路湿原のような平坦な湿地帯からうって変わり、標高100m以上の断崖絶壁が続くのである。

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気候も冷涼な上、海沿いは強風で木も殆ど生えていない。
草木が茂るはずの夏場ですら寂寥感のある場所だ。
ただの無いものねだりだと思うが、人に揉まれ、無機質なオフィスの中に日中閉じこもっている人間にとっては逆に癒やされる場所なのかもしれない。

そんな釧路町の「難読地名ロード」について、自分が色々回った結果を本にして即売会で頒布してみた。(このようなドマイナージャンルの本を買って下さった方、ありがとうございます)

本の内容としては、沿道に並んでいる地名看板の紹介だったのだが、探索の記事も色々書きたかった。
何せネット上の記事を見ても、看板の紹介だけで、その奥に行った記事、ましてや無人地帯まで踏み込んだ結果は皆無。
ならば自分の足で見に行くまで、ということで何度も訪れては海岸までの道をテクテクガサガサを繰り返した。

ただほぼ初めての本作成で、ページ数を探索結果に割くだけの余裕もなく、詳細を書くまでに至らず。また、自分もその探索記録を文字に残すことをしていなかったので、このnote上に回った所、見たことを書き残しておこうかと思う。



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