『修道女たち』観劇

ケラリーノ・サンドロヴィッチ

まずオープニングと呼ぶにふさわしい幕開け、音楽とともに役者が一人一人照らされ、後ろに名前が出る。鮮やか。
時間の経過を文字で表しているのは映画のよう。

聖歌を歌う修道女たちは十字架、もとい、錨型に切る。
言葉の意味、言葉に意味はあるのかという問い、罪と救済について。
殺しちゃえばいいんだよ。

村人は歓待したふりをした、それはせめてもの修道女たちへの餞だったのかもしれない、

信仰?思考停止?
聖歌の意味などない、わからない。
覚えて祈るオーネジー

例えば彼女たちが祝祭の日に生き残った訳とは一体なんなのか、お金がない修道院が資金力のある親子を入信させた訳とは、悔い改める、と言葉ばかりの母親、しかし何度も堕胎してしまっていた母から生まれたソラーニが成長しきったのは祈祷師に従ったためだったのか、
白鳥の湖。

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