櫛に流るる
髪はよく伸びた。そろそろ切りたいと思っている。毛先が傷んでいる。
髪というのは、他の部位より愛着を持ちやすい、便などとは違う。少し特別だ。髪を切るときは、さようなら.という感じがする。便や肌の垢や鼻汁などではそうはいかない。それと比べるのだったらむしろ道具のほうがより感じる。清潔というのは根強い思想だな。
髪にも愛着を持つ、というのはこれいわゆるアニミズムというやつで、私がよく使う言葉であるのですが.万物への愛である訳です。私の言うところの万物への愛というのは、世界への愛とおけます。つまり宗教、広く言えば哲学で、形而上学の上に成り立つ想いです。私は宗教というものを世界への愛の表現だと解釈します。アブラハムの宗教で言うところの主神への信仰だとか、仏教で言うところの慈悲です。
私はメジャーな宗教のメジャーな教えくらいは聞いています.裏を返せばそのくらいしか知らぬ浅学なのですが.それでも一応それぞれの宗教に対する自分の立ち位置というのは持っておらなければならないと思いますし、持っているつもりであります。
私の思う世界への愛とは、徹底的に主観に基づいたものであり.これは私の性格を映すものです.
自分と世界です。あなたも私にとって自分以外の世界の一部分だと言うことです、こんなことは言い古されているので改まっては言いません。
私は、私が産まれたことが、今存在することが素晴らしい幸運で、そんな奇跡をくれた世界を愛して、ずっと一緒にいたいと思います。
私は仏教を基本的に好いています。ですがキリスト教は少し、苦手です。ヨブ記が辛すぎて、あれをお書きになった方は 考えた方は 一体どんな気分だったろうと思います。
凄く辛いことを主神が示して、そして人間は主神を信仰する他ないのです。
世というのは遍く辛いのか、と
仏教は優しすぎるので.甘え過ぎてついつい...
いまのところの宗教観は以上です。
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