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犯罪被害者の現状3

性犯罪に関する誤解

例えば,あなたは「性犯罪なんてめったに起こらない」と思っていませんか?

警察に届け出のある性犯罪は実際に起きている件数の一部とも言われていますし,被害者のプライバシー保護のため報道されることも少ないので,みなさんの耳には入りにくくなっていますが,実際には県内で数多くの性犯罪が起きていると考えられています。
だれがいつどこで性犯罪の被害にあうかわからない状態なのです。

犯罪の被害者の多くは大性変な努力をして,周りの人に気づかれないよう,いつもどおりに振る舞っているようです。
感情が麻痺してぼーっとしてしまったり,物静かになったり,逆にいつもより活発になってしまったりしっかりしているように見える人も多く,性犯罪の被害を受けたからこうなると決まった状態はありません。
パニックを起こしてしまう人より,落ち着いて見える被害者の方が精神的なショックが強いこともあります。
被害者が冷静に見えても,周囲の支援や配慮は欠かせないものなのです。

性犯罪に関しては,世間に広まっている迷信のようなものがあります。
この迷信のために,被害者にもそれなりの責任があると見なされたり,周りの人が被害者を責める言動をしてしまう下地となっています。
また,被害者は自分が悪かったのだと考えたり,だれかに相談しても自分が責められるのではないかと思って,人に知られないように一人で悩みを抱たままとなっていることが多いようです。

#犯罪被害者 #犯罪被害 #広島県警察

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