甲冑を着て戦った話

「ガチ甲冑合戦」というものに行ってきました。

ガチ甲冑合戦 清洲城「桶狭間の戦い」

簡単に言うと、甲冑を着てガンガン殴り合うという戦国時代の雑兵とまったく同じことをしてきました。

清州城前で。

写真はちょっとした演武みたいなものですが、こんな感じの会場で大人数でバシバシ叩き合いをしてきました！

痛くないのかって？　痛くないのです。なぜなら……甲冑があるから！！！

いくらでも殴ってきやがれ！！

というくらいテンションアガリますよ甲冑。私のプライバシーに配慮して顔隠してますが黒塗りの下はめっちゃ笑顔の長田です。

黒い鎧着て織田軍としての威厳を見せています（いない）。周りの赤いのが今川軍（敵）です。

といっても今日やったのは“甲冑チャンバラ”です。槍でどつき合うとか野蛮な戦争ではありません。

お互いに帯に留めた洗濯バサミを叩き落とすだけ。ただし得物は短いスポンジの刀で。しかも大人が18人も集まって9vs9という集団戦。

これは乱闘の予感……？　そんなわけで戦々恐々としていた長田ですが、せっかくの甲冑なので積極的に戦いに臨みました。

意外と穏やかに済むかもしれないしね？　みんな大人だもんね？　そんな気持ちを込めて今川軍を見つめる織田軍（長田）

横一列に並んで刀を構えると「始めッ！」の声でいきなり開戦。じりじりと間合いを詰める兵士たち……みんな大人だよね？　ね？

大乱戦が勃発しました。

バンバンバンバン振り回される刀。逃げたり追いかけたりと走りまくる兵士たち。力を込めすぎたせいで刀がぶち折れる激戦。混戦の中で右からも左からも追い回される長田。

赤鎧を身に着けたふたりの今川兵に刀を振り回して威嚇します。ふたりがかりとかずるくない？　ずるくない？　貧弱な作家ごときにふたりがかりとか恥ずかしくないのかそれでも男か勘弁してください！

そんな感じで生きあがいていた長田の目に、ふと黒い影が映ります。黒い影……そうです、黒い鎧の織田軍（味方）です。

わたしを取り囲む敵に後ろから忍び寄り……スパン！　と見事に敵の首（洗濯バサミ）を叩き落としてくれました。

やったぜ相棒！　チームワークって最高！　えっ、ふたりがかりがずるいってそんなこと誰が言ったの。ここは戦場だよ？

そんなわけで挟み撃ちで敵を倒した長田は、他の味方のもとに駆けつけては横槍を入れて挟撃するのを繰り返して見事、織田軍の勝利を得ることとなりました。

やった！　今夜はドン勝だ！　めっちゃうれしい！

まさか卑怯とは言うまいね？

戦に勝利したことで、織田軍は大盛り上がり。織田三郎信長様より“銭振る舞い”を受けることができました。

振る舞われた寛永通宝

これで母ちゃんに良い酒を買ってやれるぜ……

いやー、堪能しました。

個人的にはその後もあれこれイベントあったんですが、とりあえず今日のハイライトということでこのへんで。もう眠いので。

思う存分人を殴ったり殴られたりできるよ甲冑。メチャ楽しかったです。