【非常時の社会学】 世界は、自国中心、ナショナリズムになりつつある

世界が非常時に入り、各国は自国中心、つまりナショナリズムになりつつある。


その原因は、

〇新型コロナというパンデミック

〇ロシアによるウクライナ侵攻

〇トルコ・シリア大地震


これらにより、ヨーロッパを中心に西アジア地域まで多くの人が死亡した。


その結果、生産性が落ち、自国中心にならざるを得なくなった。

つまり、自国に需要に対応することだけで忙しく、他国のことなど二の次になってきたのである。


それに対応するのは国際機関のはずであるが、国連を中心とした国際機関は既にその機能を崩壊させている。

国連の常任理事国が他国に侵攻戦争を引き起こしていたり、民族浄化を行っているからである。

このような国連をいまだに信奉すること自体がすでに間違いであることははっきりしている。


つまり、2020年に入ってからの多くの死亡者を出した事柄は、国際機関を機能不全にし、その結果、国際機関からの援助を期待できなくなった国は自国中心主義にならざるを得なくなったのである。

エネルギー、食糧の輸出は抑えられ、輸入に頼っていた国ではインフレが高進するようになった。

はっきり言おう、今やグローバル世界などと言うものは崩壊したのである。

あるのは、いかにして自国と自国民を守るかに苦心する首脳がいるだけである。


ロシアが示したのは、口実と武力さえあれば何をしても良いということで、勝ったもの勝ちの世界がやってきたということである。


ではそのようなときに日本はどうしたら良いのであろうか?


はっきり言って、今のどこの国も行っていないプライマリーバランスのための経済政策などとやっている時ではない。

財政拡大をして、需要を増やし、現在世代の国民の生命、財産を死守すべき時である。

将来世代などと言うものは、現在世代がいなければ存在しないものだから。

存在しないもののために、現在生きている国民が犠牲になることはない。


その中には軍事力の増大も含まれる。

その時に、第二次大戦前の様な軍隊にしないように厳しく見守るためのメディアも必要である。

現在のメディアでは、その役割は達成できないので、作り替える必要がある。


勿論、インフラの新設整備、原子力発電所も増設もしなければならない。

大量な電力需要、安定した電力供給、安定した物資流通。

これらを守るための投資もしなければならない。


そのための財政拡大が必要だと、私は考えている。

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