【令和の富国強兵】 外交は軍事力が全て

国を富ませて、軍事力を強くする。
これが富国強兵である。
今の日本の最大の課題は、富国強兵ではないかと考えている。
そこで今からのブログの内容の一部は「令和の富国強兵」として、今の日本の課題・問題をどのようにしたら解決できるかを考えていきたい。


明治期の富国強兵では、海外の軍事力を取り入れることにより強兵となった。
その結果、日清戦争に勝ち、日英同盟を組み、日露戦争に勝った。
そして、日本は世界の大国となり、不平等条約を改正できることとなった。
大事なのは、不平等条約の改正は、日本が大国になったからできたのであり、話し合いだけで達成できたのではない。
世界では大国でないと、外交力はないとみなされ、交渉の場では相手にされない。
必然的に大国でない国はどこかの大国につくしかない。
今現在の大国は、自由主義陣営としてのアメリカ、イギリス、フランス。
共産主義、全体主義陣営としての中国、ロシア。
あとは全身ハリネズミ状態のスイスか、イスラム圏である。


基本的には、外交力は軍事力の後ろ盾があって初めて機能する。
その見方で行けば、日本には外交力は全くない。
あるのはアメリカとの同盟国だという条件だけであり、その条件だけで敵国である中国・北朝鮮・ロシアから侵略されないで済んでいる。

日本単独の軍事力では、中国・北朝鮮・ロシアからは全く相手にされていない。
それは日本単独での外交力、その背景である軍事力が全くないからである。

国家同士の戦争は、外交の結果だから、外交力が無いと、戦争の確率が飛躍的に向上する
日本が戦争に巻き込まれていないのは、アメリカとの同盟という抑止力だけである。
ということは、日本はアメリカの属国という結論になる。
表面的に同盟国と言われているだけである。
その証拠に、日本国内には在日米軍があり、日米地位協定があり、関東地区の一部ではアメリカの空域になっている、という事実がある。

アメリカから独立するには、まず外交力を高め、隣国からの戦争に巻き込まれないようにすることが肝心。
そのためには軍事力を高めること。
それを担保するのが経済力である。

日本単独では、日本が経済成長をし、そのうえで軍事力を強化し、外交力を強化することによってしか戦争から逃れることは出来ない。
アメリカの同盟国である日本にとって取りうる手段があるとすれば、軍事力を強化して侵略されることがない様にし、軍事力を背景として外交力によって戦争に巻き込まれないことだけだ。

これは単純な論であり、これ以外の論はないのである。
もしも話し合うことにより何とかなると考えているお花畑の住人がいるのならば、その証拠を見せてほしいものである。
日本の話し合いは、アメリカと同盟国であるという背景があって始めて成り立つものである。
もしそれがないければどうなっていたかを考えればすぐに答えは出るであろう。
外交は話し合いなどと考えているとしたら、アメリカの後ろ盾抜きで話し合いが成り立つかどうか考えてみると良いだろう。
アメリカの後ろ盾のない日本では、話し合いという外交は意味をなさないだろう。

今現在の状況では、日本はアメリカの属国であり、アメリカの軍事力の傘の下でしか外交はできないのである。
これは事実であり、それ以外の意味はない。


日本のこれからの課題は、軍事力の増強による外交力の向上とアメリカの影響力からの離脱、アメリカとの対等な同盟の維持である。
日本が軍事力を増強させて、外交力を高めない限り、北方領土、尖閣問題、拉致被害などは決して解決しない。
特に拉致被害者などは今の状態では絶対に帰ってこない、と結論付けられる。
核兵器も持っていない軍事力に劣る日本では相手にもしてもらえないのであり、問題外なのである。
これを十分に理解してほしい。
日本の敵国、中国、ロシア、北朝鮮は日本に対しては何をしても良いと考えているが、今のところは核兵器を持つアメリカの軍事力が怖いから手を出さないで現状維持をしているだけである。
これなどは、北朝鮮が核兵器を所持したとたんアメリカと交渉ができるようになったことを考えれば理解できるだろう。
ここで必要なのは核兵器に対する感情的拒否反応ではなく、冷静で理論的な考えである。

日本を敵国から侵略されない国にして、平和を維持し続け、国民の生命と財産の保護を望むのであれば、これから絶対的に必要になるのは軍事力の強化、それしかないのである。
日本を侵略したい相手に、話し合うぞと脅しても、殴られて侵略されジェノサイドされるだけである、
日本のためには、何度も書くが、軍事力の増強、これしかないのである。

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