見出し画像

【背腹理論】6/10,6/11新馬戦見解【せばら三四郎】

こんにちは、こんばんは。
せばら三四郎です。

昨年も10月くらいまで新馬戦に関する記事を投稿していました。

今年は少し書き方を変えて、各レース毎にざっくり触れていくような形を取ろうと思っています。

新馬戦前の馬の能力判定方法として昨年から背腹理論というものを導入しています。

背腹理論とはその名の通り競走馬の背と腹の形からその馬の能力であったり個性を見抜くことが出来るのではないかという理論です。

今年はそこに測尺の観点を加えてより馬の特徴を掴めるのではないかと一味加えました。

ただ成果が出るかは正直わからないので・・w読み物程度に楽しんでいただくのが一番です←

一応個人的な予想印を各レース毎に載せておきます(一部歯抜けの印があるかも)

6.7追記)今週から予想自体は良馬場を想定して組み立てます。

主に取り上げた馬一覧

6月10日(土) 東京5R 芝1600m
エリカエスティーム
ゴンバデカーブース
オーキッドロマンス
ミッキーアプローズ
6月10日(土) 阪神5R 芝1600m
フェンダー
モアリジット
エートラックス
ボイラーメーカー
ファミリー
6月11日(日) 東京5R 芝1800m
ダノンエアズロック
シトラール
ピースヒロフェイス
ギンザターゲット

6月10日(土) 東京5R 芝1600m

最初に取り上げるのはエリカエスティーム
毎年馬っぷりが目立つメチャコルタの仔で半兄にダイヤモンドハンズ。
全姉のロジモーリスは馬っぷりこそ良かったのですがとにかく詰めが甘く勝ち上がれませんでした。
背腹的にはこの血統らしい造りで厚みがありトモがしっかりしていてラインも悪くないと思います。
測尺的にもサイズがあり良いか悪いかはわかりませんが牝馬としてはなかなか見ない数字でした。
調教の動きを見るとやっぱりこの兄弟を感じる首の使い方でパワー型な走りに見えました。
おそらく切れよりは持続力というタイプなんじゃないかなと思っています。
上が上なので人気し過ぎるとちょっと怖い感じはありますが初戦から格好は付けてくる馬だと思います。

次に先週新馬戦3勝と大暴れしたレーン騎手騎乗のゴンバデカーブース
先週テラメリタが新馬戦を勝利し幸先のいいスタートを切ったブリックスアンドモルタル産駒。
配合的にはちょっと繁殖牝馬側にクロスが多すぎるような印象は受けますが母父ディープインパクトは気になる組み合わせ。
背腹的にはそれなりな感じはするのですが測尺的に小柄なのは気になります。
動きを見ると動きそのものが物凄く目立つという訳ではありませんが走ることには前向きな感じがして初戦向きの気性だと思います。

オーキッドロマンスは新種牡馬ロジャーバローズの産駒。
血統的には解釈が合っているか微妙ですがデインヒル≒Librettistの5/8同血クロス、Recital≒Librettistの5/8同血クロスが成立しており面白い配合だと思います。
もしかしたらロジャーバローズにはデインヒルを合わせていくのが面白いのかもしれません。
背腹、測尺は不明。
調教の動きを見ると坂路での動きは良いですし、初戦向きな気持ちをしている馬な感じがしました。
ミルファームらしい仕上がりの早さで新馬戦に向いている馬だと思います。

ミッキーアプローズは背腹的に評価を高くしていた一頭。ただ育成サイドからは1200mでもと言われている点は少し気になります。
新馬戦のエピファネイア産駒ではあるものの国枝厩舎なので初戦からはどうか。
動きを見ると体高が低くピッチ走法で確かに短距離向きという感じがします。
血統的には噛み合いませんが走り的には小回りの1200mか1400mの方が本質的には向いていそうです。

他ではニシノアウェイクジャンル辺りが面白そうではあります。

個人的な予想印
◎エリカエスティーム
〇ゴンバデカーブース
▲オーキッドロマンス
△ジャンル
△ニシノアウェイク
☆コスモキュランダ

ルメール、レーン、デムーロで決まる可能性もありそうなレース。
コスモキュランダは情報乏しいですが念のため。
ニシノアウェイク、ジャンル辺りが絡めるかどうか。


6月10日(土) 阪神5R 芝1600m

最初に取り上げるのは川田騎手騎乗のフェンダー
半姉にブトンドール、当馬はモーリスに父替わり。
母父スウィフトカレントはヴィクトワールピサの半兄にあたる血統の良血馬。それと母系を併せて見ると血統の構成的にはタフな条件で力を発揮するタイプに個人的には見えます。
背腹的には切れる印象はないものの、背中はそれなりでトモの迫力は目立ちました。
調教の動きを見ると姿勢は良いと思うのですがやや手先で走っている感じがあります。
気性面にも若干難しさを感じますがエンジンが掛かってからの走りはフォームも良く抜かせない気持ちの強さも感じる動きでした。
ただ切れというのはそこまで感じないので勝ち切るには若干苦労しそうなタイプかもしれません。

次に取り上げるのはモアリジット
血統的にはカナロア×Scat Daddy×Unbridled's Songという構成で如何にも短距離スピード型の印象です。
元々POG指名を考えていたくらい背腹自体は良かったのですが、測尺から適性的には短距離かなと思っていたので指名からは漏れました。
調教の動きを見ると身体の使い方はまずまず良くて、促されてからの反応も良く初戦としては合格点の動きだと思います。
後は距離が持つかどうかという所でしょうか。

サンデーRのエートラックスは新種牡馬ニューイヤーズデイの産駒。
血統的には母は砂のスプリンターだったので正直砂向きなのかなとも思いますが、ミスプロのクロスも薄く、奥の方でCoup de Folie経由のHaloクロスも成立しているので配合的には芝を走れても良いかなと思っています。
背中的には若干甘いかなというのが1歳時の印象でしたがトモの形や測尺自体は良い部類でした。
動きとしては芝をこなせる柔らかさみたいなものは感じました。
ただ若干首の高くなる部分が目立つ動きで明確に凄く切れるとかそういうのはあまりイメージが湧かないため実戦でどういう競馬になるかは気になる所。
質的にはそれなりだと思います。

他に気になるのはボイラーメーカー
半兄にオタルエバー。
セレクションセールでの形を確認すると背中は出来ていますしサイズもありトモもしっかりしていて形で言えばかなり好みです。
形的にはマイルは少し短いかもしれませんが実際どれくらい走るのかは楽しみです。
動きとしては坂路なので判断が難しいですが体幹は出来ていて前脚がよく出ている走りで好感が持てます。

ゴドルフィン御用達デザートチルの仔、エスカルチャも血統的に注目。
動き自体はキビキビしており馬格が450程度あれば充分圏内も。
ナムラエイハブは坂路での動きが目立つ一頭。
母父エンパイアメーカーで牡馬、昨年指名したマテンロウガイと似た構成でどちらかといえば砂向きに出そうな感じはします。

グルマンディーズヒヒーンも動き的には悪くないです。

個人的な予想印
◎モアリジット
〇フェンダー
▲ボイラーメーカー
△グルマンディーズ
△ヒヒーン
☆エスカルチャ

確固たる軸みたいなのを決めるのは難しいレースだと思います。
その中で仕上がりと背中の出来からモアリジットに◎を打ちました。
勝ち切るというよりは3着内には来てくれるかなというイメージです。
〇は悩んだ末フェンダーに、負けん気を感じる動きを見せてくれたので外枠から好位で流れに乗れればチャンスはありそう。
▲のボイラーメーカーは枠が内のため評価を下げましたが能力的にはこの面子で一番かもしれません。
ただ最内枠の岩田望騎手なので、、捌けるかが鍵になりそうです。
中波乱くらいはありそうなレースだと思います。

6月11日(日) 東京5R 芝1800m

まず注目はセレクトセールで4憶9500万の値をつけたダノンエアズロック
モシーンの仔で血統的にはSSクロスを持たないパワー型の印象。
セールの段階で背中は出来ていましたし、ラインも良くトモにも力強さがありました。
ただ個人的にはお尻の形が好みじゃなかったのとセールの時にかなり気性的な難しさを見せていたのでその点が2歳になって改善されているかどうか。
動きとしてはプリモシーンのように切れるという感じではなく力でねじ伏せるある意味モーリスらしい感じの動きでした。
適性的に東京の1800はどうかなと思う部分はあるのですが、鞍上が泣く子も黙るダミアンレーンなので馬の気に任せてポテンシャルの違いで普通に走りそうな感じはします。

次にPOGでも話題に上がったシトラール
名繁殖ジンジャーパンチの仔で当馬は新種牡馬スワーヴリチャードの産駒。
母父Awesome Againのハーツクライ産駒にはダートでの活躍馬が目立ったことからその点芝への適性は少し気になる構成ではあります。
背腹的にはトモは立派なのですが背中にまだ少し甘さを感じました。もう少し成長は先なのかなと1歳時点では感じました。
調教の動きを見るとピッチ走法気味の走りで大箱よりは小回りの方が良さそうにも思いました。
正直追われている割には伸びが足りない感じもあるのでまだ動きとしては物足りない感じもします。
人気サイドの一頭だと思うのですが個人的には気になる点も多い馬です。

調教の動きから気になるのはロードレイナード
母系はサドラー、デインヒルの3*3という超欧州型。
馬体写真は上々。
動きとしてはこのメンバーの中でも上位だと思うので一発がありそうです。

ピースヒロフェイスは成長次第。
背腹自体は良かったのですがトモがやや小ぶりなのと測尺的にはやや物足りなく左後肢の繋ぎには少し気になる部分がありました。
動きからは牝馬らしい切れも感じる部分があったのでしれっと3着あたりに滑り込む可能性はある一頭だと思います。

個人的な注目馬はギンザターゲット
永野猛蔵騎手×伊藤圭三厩舎のコンビ。
最近芝での好騎乗が目立つ永野騎手。
動き自体は見れていないので実馬はわかりませんが血統的には面白そうです。
母父ゼンノロブロイはキンカメ系との配合が基本的に相性としては良くてその中でも一番成績が出ているのが父ルーラーシップのパターン。
当馬は父がリオンディーズでロブロイとの組み合わせでの活躍馬は重賞クラスという意味ではいません。
ただ当馬は母系にトニービンとノーザンテーストを内包しており、疑似エアグルーヴを持っていることからルーラーシップ×ゼンノロブロイに血統の構成的には似ています。
一つだけ懸念があるとすれば牝馬はそこまで走っていないという点ではありますが・・見なかったことにします(パイオニアバイオとか一応居るし。。)

個人的な予想印
◎ダノンエアズロック
〇ロードレイナード
▲ギンザターゲット
△ピースヒロフェイス
△シトラール
☆ツキガキレイデスネ

◎はダノンエアズロック、ポテンシャルの違いで馬券内は外さなさそう。
〇にロードレイナード、逆転までも考えてみたいです。
▲にギンザターゲット、血統とコンビの魅力に期待。
ピースヒロフェイスは末に期待、シトラールは若干評価は下げたもののルメールなので一応。
ツキガキレイデスネはまだ幼さ目立ちますが父グレーターロンドンの素質に期待しています。
また、人気サイドの一頭のサンライズジパングは坂路は確かに動いていますがややヨレているのが目立ったのと個人的に成長は遅い馬だと思ったので消しています。

おわりに

あまり書けることが無かったので阪神と函館の短距離戦は今週は書きませんでしたm(__)m
先週は馬券も散々だったので今週は何かしらいい結果が出て欲しい所です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?