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2023-2024 養命酒POG本指名

こんにちは、こんばんは。
どうもミスター長嶋です。

今年も身内でPOGを行ったので、その指名馬と指名した理由を色々と書いていこうと思います。

養命酒POGルール
・一人12頭
・一巡目は同時指名で重複したら抽選、二巡目以降はウェーバー→逆ウェーバーの繰り返し(プロ野球のドラフトと同じ方式)
・同一種牡馬の制限はなし。
・新種牡馬は1頭以上指名すること。

今年は参加者12名で行われました。総勢144頭。

早めに始めたのが功を奏してなんとか日を跨いだ辺りで今年は終われました
(リスト大事)

今年も各所で悲鳴が上がり、ある人からは「〇すには惜しい」「もし違う形で出会っていれば仲良くなれただろう」といった熱いラブレターを頂きました()

昨年も書きましたが
ドラフト指名の最中に起きる絶叫はやっぱり醍醐味ですね←

昨年は背腹理論で挑みましたが今年はそこにもう一つ測尺という要素を加えて今年はより進化した背腹理論で臨みました。

かつてある人(阪神タイガース第32代監督)が言ったことを引用すると

「(今年の背腹理論は)現在の理論でも少しスパイスを加えれば優勝争い、優勝できる手応えがある」

・・・いや、ちょっとまずいか(゜-゜)

贔屓の阪神タイガースも今年こそ優勝、いやアレしそうな雰囲気があるので
僕自身もPOGで勝ってアベックアレしたいと思っています(???)

前置きが長くなりましたが、ここからは指名馬の振り返りです。

指名馬一覧

1位指名 サンクボヌールの21(牡)

1位指名 ヴェルダの21(牡)

父:オルフェーヴル

まず1位サンクボヌールで5人が被るという珍事()
今年最大の事件でした。。。

事前情報で1人とは被るなぁと思っていたのですがまさかの5人。。
そしてその抽選に敗れて選んだのがヴェルダの21でした。

元々サンクボヌールが獲れなかったら行こうと決めていた馬だったのですが
1位にしてはかなり攻めた指名だったと我ながら思っています。

正直脚元への不安というのは無視できない点ではあるのですが、それを上回る程の魅力がこの馬の馬体にはありました。
半兄のプログノーシスよりはややコンパクトに仕上がると思いますが脚元を考えればそれでいいと思っています。
胸前の深さ、背中の出来、如何にも瞬発力がありそうな馬体の造りでもし無事に走ればこの馬は凄い所まで行くかもしれない、そんな予感がある馬です。

牧場の坂路も難なくこなしている様子が見られたので実馬の動きとしても悪くないかなと思っています。

上のことがあるのでデビューがどのタイミングになるかが鍵ではありますがリスクを背負ってでも行く価値のある馬、「怪物」になりうる可能性のある馬だと感じたので外れ1位ではありますがこの順位で指名しました。

ただサンクボヌール獲れなかったのは残念で残念で、いやもうほんとそれはアレよ、おーん(泣


2位指名 カリンバの21(牝)

父:ハービンジャー

今年のハービンジャー産駒の中ではこれが一番不満が無い馬でした。
チェッキーノの21と悩んでいたのですがこちらの方がマイル戦線で戦える可能性が高いと思ったのでこちらを選択しました。

血統的にはハービンジャーに相性の良いエアグルーヴ牝系のルーラーシップが母父。母方の方にはディープインパクトとマンデラから流れる優秀なドイツ牝系という構成。

正直マンデラが合うかは未知数ですがそれ以外の部分は新型のハービンジャーという構成で個人的には楽しみが大きい組み合わせになっています。

一つ上のエナジーチャイムにしても母のカリンバにしても初戦から競馬に対して前向きで初戦から力を発揮できるタイプに思いますし、エナジーチャイムが小柄だったのに対して当馬は460~470辺りでは競馬に望めそうなのでサイズ感としても丁度良い感じです。

血統、馬体面どちらに関しても良いと感じる部分しかなかったので思い切って2位指名しました。

牧場サイドの印象としてはどちらかと言えばパワー型らしいので夏の洋芝で勝ち上がってそのまま上手く阪神JF、桜花賞に駒を進めて欲しいなと思っています。

3位指名 ソベラニアの21(牡)

父:キズナ

後で振り返ってもこの順位は早すぎたかなともちょっと思っている馬です。
ただサンデー、社台、シルク、キャロットと様々な主要クラブの馬を見ていったのですがその中でも今年のG1レーシングの馬の出来はかなり良く感じました。

そんなG1レーシングの牡馬で、もしかしたらもしかする馬だと思ったのが当馬です。サンクボヌールの21もG1レーシングなんよねぇ、おーん(嘆

半兄のシュヴァルツリーベは超荒削りながら高い素質を感じさせる魅力的な馬でした。もし無事なら間違いなく重賞には手が届いていたくらいのポテンシャルはあったと思います。

そんなシュヴァルツリーベの半弟である当馬。
測尺通りの成長曲線を描いてくれましたし、見た目にもキズナ産駒らしいパワフルさが出てきました。

兄よりもデビューは早くなりそうで新潟辺りで出てきてくれたら一番良さそうだなと思っています。

後はただただ名前がかっこいいです。
シュバルツクーゲル(黒い弾丸)
兄を連想させる名前ですし、実際そんな走りを観れたらなぁと期待しています。

4位指名 サトノジュピターの21(牝)

父:ブリックスアンドモルタル

他の人にも狙われてるんじゃないかという疑心暗鬼が産んだこの順位での指名でした←

この馬が目に付いたのは馬体と測尺の観点で良いものを持っているなと感じたからで血統に関しては後でした。

「令和のサンデーサイレンス」ことブリックスアンドモルタルなのですが血統的にはStorm Birdの3*3という濃いクロスがまず目につきます。
そして父系にも母系にも奥底にはナスキロを多分に含んでおり、父方の牝系にはGlorius Songと日本の芝競馬への適性を感じさせる要素もたくさん持っています。

こういった点から相性の良い繁殖の条件としては
・アウトブリード、もしくはクロスの少ない繁殖(10%以下)。
・父サンデー系(Glorius SongのHaloとのクロス狙い)
(・母系欧州血統?米国型だとStorm Birdが悪さしそう?)

こんなことを考えていました。
元々は馬体から入った当馬だったのですが血統的にも相性が良く、上の条件を満たしていたのでこれなら走るかもしれないと思い指名に至りました。

余談ですが、当馬は里見美恵子さんがセレクトセールで購入した馬で旦那さんが持っていた馬の子を奥さんが所有するという少し面白いことが起きていて、馬名もミエノジュピターと母をなぞる形の馬名になっています。

また母も当馬も堀厩舎ということで馬の特徴も把握しやすいと思いますし色々な縁を勝手ながら感じています。

比較的デビューは早そうな感じなので、この子がブリックスアンドモルタルの一番星になるような活躍を期待しています。

5位指名 ミスティークⅡの21(牡)

父:サトノダイヤモンド

ミスティークⅡの子は例年他の参加者の方が選んでいたのですが今年は手を出してみました。

サトノダイヤモンドの子に関してはまだ血統的に何が正解かというのはよくわからないので現状同時期の父にどれだけ似ているかというのが自分の中での判断基準になっています。

そして今年のサトノダイヤモンド産駒の中で測尺的な成長と実馬の形の良さを感じたのが当馬でした。

MonsunにSadler's Wellsという牝系なので正直重い感じはするのですが、Motivatorの子がダービーで1番人気する時代なので気にしなくても良いかなと思いました()

ディープ、ハーツ×米国型というような馬がダービーを勝つ時代が10年近く続いていたのですがこれからはそういった配合の子達の世代になっていくということを考えると、ここにまた母父米国血統というのはやや硬くなりすぎるのかなという印象がありますし、これからは母系に欧州血統の馬がクラシックで活躍する逆転現象が起きるかなと予想しています。

そういった先読みも兼ねて当馬を指名してみました。

6位指名 デアレガーロの21(牡)

父:ロードカナロア

何気にロードカナロア産駒は養命酒POGでは4年ぶりの指名←
以前指名した2頭は共に骨折したので・・シカタナイネ

ここでいよいよ短めの所に手を付け始めることに。

スーヴェニアギフトの牝系が個人的に大好きでその中で現役時代も馬券でお世話になったデアレガーロの子ということもあって指名。

スーヴェニアギフト自身は流石に活力が落ちている感じがありますが、娘のシュプリームギフトからはプレサージュリフト、オールアットワンスと活躍馬が出ていることから娘の代でまだまだこの血脈は良い馬を出すと確信しました。

実馬としては背中の出来は良いですし、バランスも良くて如何にも短距離~マイル辺りでの活躍が見込めそうな馬に見えました。
6月東京を目標としていることや評判自体も良さそうで期待値は高いです。
また調教の映像も見たのですが、正直かなりやんちゃな面というかまだまだ幼い面はありながらもスピード能力に関してはとても高いものがあるように感じました。

マイルまで持たせられるかは今後の育成次第だとは思いますが、素質という点ではかなり楽しみな一頭です。

7位指名 アルーリングライフの21(牝)

父:リアルインパクト

ラウダシオンを指名して以来のリアルインパクト産駒の指名。

馬体面に特に欠点という欠点がなく良い馬だと感じたのと、調教で並ばれても抜かせない、抜き返すような意志を感じる走りをしていたのでその辺りに好感が持てました。

母系的には仕上がり早なアルーリングアクトの牝系でこの牝系にもまだまだ活躍馬は出ると思っていますし、兄弟のアルーリングウェイ、アルーリングビューは共に勝ち上がっており勢いを感じます。

リアルインパクト×フレンチデピュティはHold your Peaceのクロスが発生し
これによって名繁殖トキオリアリティーの良さが引き出されるんじゃないかなと浅い考えながら思っています。

牝馬の短い所なので6月デビューで勝ち上がることが出来れば比較的にローテーションが組みやすくなると思うので、まずはデビュー戦で好結果を期待したい所です。

8位指名 グリューネワルトの21(牝)

父:ロードカナロア

馬を見ていく中で今年のキャロットFの全体的な馬質には若干の懸念を持ってはいたのですがその中では良く見えた一頭。

自分の評価基準的に悪い箇所が無かったため総合的に高い評価に。
背腹のラインは牝馬としてはOK、トモの質感は目立ちました。
血統的にはローカナ×サンデー×Special持ちというよく言われるローカナの成功パターンの配合で問題なし。
欲を言うともう少し馬体が成長すればというのはありますが、それでも指名に値するだけのものがありました。

今年の指名の中ではなんだかんだ一番無難な馬だったかもしれません←


9位指名 ジュエラーの21(牝)

父:ロードカナロア

ここの順番でカウアイレーンを某大坊に獲られたため急遽変更。
カウアイレーンは堅実寄りで、ジュエラーはホームラン寄りという認識でした。

ロードカナロア×ヴィクトワールピサが面白そうだなというのとパルドウィナの牝系はやっぱり良い馬が出るなとシャンパンカラーを見て思ったので改めて注目。

馬体的にもジュエラーの子らしく切れそうな雰囲気を感じますし、後は体質次第という感じでしょうか。

かつてシンハライトを指名していた人間としてはここでライバルの馬を指名することに不思議な縁を感じています。


10位指名 シーズアタイガーの21(牝)

父:ハーツクライ

この馬に関しては背腹理論はほぼ関係なく選びました←

元々GCの番組の中で紹介された時に目に付いて、その後当歳のセレクトセールを見た時に直感的にこれは間違いなく走るという謎の確信がありました。

実際金子さんが購入した辺り、何かしら感じるものはあったのかなとか妄想しています(繁殖用かもしれないけど)

ただ血統的にハーツ×StormCat系牝馬の成績があまり芳しくなかったのと、この馬は流石に上位で消えるだろうと思っていたこともあってドラフトでの指名を避ける方向でした。

でもそれが10位指名でまだ残っていたので・・これは背腹関係なく自分のあの時感じた直感を信じて指名してみるかと踏ん切りました。


11位指名 ブラインドラックの21(牝)

父:キズナ

この子に関しては当たれば大きい、順位的にももうそういった馬を狙っていいだろうという所で選びました。

今年見たキズナ牝馬の中では間違いなくNo.1と言えるだけの馬の造りをしていました。

母のブラインドラックは米国GⅠを6勝した名牝で豪快な追い込みが持ち味でした。
アメリカでの繁殖成績はそこまで冴えている訳ではありませんが、牝系的にはキズナとの相性は良さそうに見えました。

当馬が評価を下げている理由としては剥離骨折の影響でデビューが遅れそうという点で、クラシックに間に合うかは正直ギリギリだと思います。

ただそれだけのポテンシャルを感じる馬なので、もし間に合えば・・
そんな期待を持ちながら長い目で見守ろうと思っています。

12位指名 ダイワミランダの21(牡)

父:イスラボニータ

流石にこの馬リストに入れてる人いないよな・・?とか思いながら指名しましたが悲鳴が上がりました←

いや~この馬の馬体が凄く好みでもしかしたら脚遅いのかなぁと思いつつも指名しました。

自分のリストの中では最高得点の馬で改めて観ても本当か?って言いたくなるんですけど、本当に1歳時の馬体は良く見せます(母父の影響?)

イスラボニータ×ハービンジャーという配合から大物が出るかはわかりませんが相性凄く自体は良いと思っているので、そこにまだ眠っているスカーレットインクの牝系力が目覚めればという血統的な期待値も高く持っています。

牧場サイドの前進気勢がもう少し欲しいというコメントはやや気になりましたが、それでも12位で狙うなら狙うなりの根拠はある馬だと思い指名しました。


まとめ

去年は大きく振ったつもりが振れていなかったので今年は振れていれば良いなと思ってます。

2年前から牧場の評判以上に自分自身の相馬眼でPOGを勝てたらそれはきっと面白いだろうなぁと思って指名方針を変えてきました。

過去2年間はまだ探り探りでどうなるかなという部分が多かったです。
その中で色んな発見があり、今年も新しい要素を取り入れてるのでまだ探り続けていますがそれでも去年より今年の気持ちで馬を選びました。

最終的な指名としては不満はないですし去年以上に自分の考えを指名に反映出来たと思っています。(サンクボヌールとカウアイレーンは別腹)

阪神タイガースのアレを心待ちにするのと同じくらい年々勝ちたい気持ちは強くなっているので今年こそアレ出来れば良いなと思います。


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