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【背腹理論】6/15,6/16新馬戦見解【2024-2025】

こんにちは、こんばんは、せばら三四郎です。

今年も何月まで続くかはわかりませんが新馬戦の見解と振り返りをやっていこうと思っています。

今年は主に芝のマイル~中距離に絞って予想していこうと思っています。
短距離戦に関しては正直自信が無いのと見方がもう一つわからないので今年は基本的には割愛していくつもりですが、書きたいことがあるレースについては触れていこうと思っています。

今年の背腹理論、「背腹理論ver3.0」の考え方としては
血統:ポテンシャル
背腹:ポテンシャルを引き出すための器
測尺:その馬の適性、特徴、スケール感を測る指標

新馬戦で重視するのは血統と背腹で上のクラスで通用するかどうかの見極めに測尺を利用するというのが今年の考え方になります。

昨年までは有力馬について片っ端から触れるような書き方をしていたのですが今年は予想を出してからそれに合わせて書いていく形に変えてみます。

新馬戦前の読み物程度に楽しんで頂ければ幸いです。
馬券は自己責任でおねがいしますm(__)m



6/15(土)東京5R 芝1600m

予想

◎ショウナンマクベス
〇シルバーレイン
▲オーケースマイル

各馬解説

◎ショウナンマクベス
リオンディーズ産駒。
全兄のオリーヴベリーは残念ながら未勝利。
リオンディーズ×フジキセキの構成で勝ち上がった馬を見ると砂での勝ち上がりが多いですが、同じオーナーのショウナンアレスは芝で活躍。
血統的にもリオンディーズ×フジキセキ+ヌレイエフという構成は当馬と同じでオーナーサイドの血統的な狙いを感じています。

背腹的にはしっかり出来ている部類で、リオンディーズ産駒らしいライン。
トモのサイズ感や全体的なバランスも良く見えました。
測尺的にもバランスがとれており、全兄のオリーヴベリーよりも馬格などはしっかりしている印象。兄とは全く別馬だと個人的には考えています。

調教映像はなかったのですが、坂路、コース共に加速ラップでしっかりと調教出来ているので特に気にする点はないように感じました。

しっかりと走る下地はある馬だと思いますし、社台、ノーザン生産馬にも負けない走りをここでは期待出来ると思っています。


〇シルバーレイン
今週もこの言葉を書くことになるのですが。。
当レース唯一のノーザンファーム生産馬。
先週のグラフレナートは残念な結果でしたがこの条件であればやはり無視は出来ないかなと思っています。

父は新馬戦の鬼エピファネイア。母はヴィクトリアマイルをレースレコードで制したノームコア。
血統の下地という意味ではメンバー中間違いなくNo.1だと思います。

背腹や測尺に関しては情報なし。
調教を見るともう少し動いて欲しい感じは若干ありますが時計的には問題なく、良い意味で勝気な感じも見受けられるので初戦からやれそうな感じはします。

実際当日どれくらいのサイズかはわからないもののメンタル的には良いものを持っていると感じたので初戦から上位争い出来る一頭だと思っています。


▲オーケースマイル
新馬戦の相沢厩舎。よく新馬戦欲張りセットで挙げられる石川騎手ではありませんが、小野建オーナー×相沢厩舎になると横山琉人騎手が乗ってこれまで2頭とも中央での勝ち上がりに成功しています。
サンプルこそ少ないもののなんだかんだそういうラインが見えるので個人的には好感を持っています。

スワーヴリチャード産駒であり母はレディオブヴェニス。
牝系的にも優秀な配合で近々で言えばゴンバデカーブースが居る血統。
血統構成の期待値は高い馬だと思います。

背腹的にはもう少し部分部分に力がついて欲しいところはあるものの全体的なバランスは良い馬。
測尺的には及第点以上の評価をしています。

調教映像を見てもまずまず初戦向きな感じの気性に見えますし、コースではしっかり加速ラップを踏めているので初戦から問題ないと判断しました。

この面子であれば充分勝ち負けを期待出来るだけの下地は持っていると思いますし、馬券的な妙味も含めて楽しみな馬です。


馬券の方針

他にも見落としている人気馬が居るかもしれませんが純粋に良い馬を選んだつもりです。
G1レーシングのドゥカートはラインは良かったですがかなり小柄な可能性があるためここは危険と判断しました。
他馬はあまり情報が無かったのでなんとも言えませんが、選んだ3頭で決まるレースだと良いなと思っています。

6/16(日)京都5R 芝1600m

予想

◎トータルクラリティ
〇ラトラース
▲ベストファンタジー

各馬解説

◎トータルクラリティ
ノーザンファーム生産のバゴ産駒。
キャロットF箱庭のスルーオール牝系の馬で近親にスルーセブンシーズやパッシングスルーのいる血統。
母のビットレートは芝の1400m戦を中心に活躍していた馬。
今回の条件設定よりは実は1400m戦が狙い目かもしれない血統。

背腹的には高評価で背中の完成度、特にトモの出来は同クラブの他馬の中でも目立つ仕上がりに見えました。
ただ首の具合や馬体のバランス的に距離は1400辺りの方が本当は良い馬にも見えます。

調教映像は坂路のみでしたが動きとしては良いように感じましたし、坂路、コース共に加速ラップでの追い切りが出来ていて問題ないように感じました。

元々走る馬なんじゃないかと期待していた一頭なので条件は少し気になる所ではありますが勝ち負けまで期待したいです。


〇ラトラース
川田騎手×中内田厩舎という新馬戦黄金タッグ。
オーナーはシルクレーシング。
父はキズナ、母はローブティサージュという良血。
気のきつい印象のある母馬だけに気性面が課題にはなりそうですが、兄弟は4頭中3頭が勝ち上がっておりポテンシャルそれなりに高い繁殖牝馬だと思います。

背腹的には概ね問題ないように見えたので及第点以上の評価。
ラインは綺麗でトモの形自体は良いと思いました。欲を言えばもう少し筋肉がついてくれば良いのかなという印象。
2歳時の写真を見ても品が良い馬体ではありますが、気持ち馬体に対して筋肉の量が足りないようにも感じました。
測尺的には少し完成的にはゆっくりというか、本当に良くなるのはもう少し先で伸びしろ自体はある数字だと感じました。

調教映像を見ると身体の使い方は柔らかみがあって良い感じ。
気性面を考慮して抑えている格好の内容にも見えましたが終いは出ていますし追い出せば伸びそうな気配はあります。
余談ですが尻尾に赤いリボンがついていたのでやはりやんちゃなんだろうなとも。
時計的にもしっかり動けているように見えますし初戦としてはこれで大丈夫だと思います。

新馬戦の鬼コンビで間違いなく人気をする一頭だとは思うのですが育成サイドからちらほら伝え聞く気性面や馬体の完成度的にここを取りこぼす可能性は結構あると考えています。
とはいえ馬の質、メンバー構成的に格好はつけてくれる一頭だと思います。


▲ベストファンタジー
社台オーナーズ、吉田勝己オーナーの所有馬。
血統的にはノーザンダンサーが濃いリオンディーズにノーザンダンサーを持たないトニービンが入っていることは良い材料だと思います。

測尺のデータはなし。
背腹的にはやや窮屈なバランスに見えるものの切れ型牝馬っぽいのは好感。
2歳時の写真を見ると筋肉量的にはもう少し欲しい感じはあるものの瞬発力自体はありそうな形でした。

調教の動きを見るとまだ幼さは感じるもののまずまずの動き。
坂路、コース共に加速ラップを踏めているのは良い材料だと思います。

なかなか▲を決めるのに難航したのですが、血統、馬体面を重視して当馬に決めました。
非力切れ型っぽい感じなので京都のマイルという条件は良いと思います。
末だけの競馬でなんとか着を拾ってくれることを期待しています。

馬券の方針

人気的にはラトラースが持っていくと思うので、思い切ってトータルクラリティから勝負してみたい所。
他にも社台のポンペルモやイサナ辺りが絡んできそうな雰囲気があり紐は混戦模様な一戦。
トータルクラリティ、ラトラースを中心に紐は広げてみたいかなというのが個人的な見解です。

その他の新馬戦の個人的な注目馬

6/16(日)東京5R 芝1400m

・プリティディーヴァ
背腹測尺等の情報はなし。
名前を見ただけでもう強そうな父Kingman
配合的にもGreen Desert≒Disputeでナスキロ増強配合。
調教の動きを見ると追い出せばちゃんとギアが上がるような雰囲気があり
初戦から勝ち負け出来そうな動きに見えました。



最後に

今週も主に取り扱ったのは2レース。
今週は馬券的妙味も案外あるんじゃないかなと個人的には期待しています。

ここでは自信が無いので取り扱いませんでしたがダートの新馬戦も今週は各所で組まれていてそれも楽しみです。

今週も楽しんでいきましょう。それでは。

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