【歩き理論】7/17,7/18新馬戦振り返り【アルキロ】
こんにちは、ミスター長嶋です。
今回は土日の新馬戦をまとめて振り返りたいと思います。
歩き理論(アルキロ)はどうだったのかというのがメインですが一応レースの振り返りも思う所があればしようと思っています。
改めて、アルキロの評価は4段階で
◎:最高、文句の付け所なし。(重賞~クラシック級)
〇:水準レベル、普通に良い。(1勝~OP級)
△:悪くはないが気になるポイントあり。(未勝利~1勝級)
×:個人的には好きではない馬かな・・(未勝利級)
ざっくりこんな感じです。
評価の目安としては一応〇より上は新馬勝ちが狙えるくらい良い感じだと思って貰えればいいと思います。(知らんけど)
それでは始めます。
アルキロ印結果まとめ
7/17(土)小倉5R 芝1800m(牝馬限定戦)
ヴァラダムドラー 4着 アルキロ△ 調教C
コルティーナ 5着 アルキロ◎
7/17(土)福島5R 芝1800m(牝馬限定戦)
マジカルキュート 4着 アルキロ× 調教B
サンカルパ 6着 アルキロ〇
パッションメーカー 13着 アルキロ×
7/17(土)小倉6R 芝1200m
スリーパーダ 1着 アルキロ〇 調教C
7/18(日)小倉5R 芝2000m
グーデンドラーク 1着 アルキロ〇 調教B
ブレッシングクライ 4着 アルキロ△
7/18(日)福島5R 芝1800m
パーカッション 3着アルキロ〇 調教C
新馬戦勝ち上がり率(トータル)
◎ 1/4 25.0%
〇 5/18 27.8%
△ 4/22 18.2%
× 1/10 10.0%
新馬戦3着内率(トータル)
◎ 3/4 75.0%
〇 8/18 44.4%
△ 10/22 45.5%
× 3/10 30.0%
7/17(土)小倉5R 芝1800m(牝馬限定戦)
結果
1着 シゲルイワイザケ 調教B
2着 ルクスレジーナ 調教C
3着 ヴィルティス
4着 ヴァラダムドラー アルキロ△ 調教C
5着 コルティーナ アルキロ◎
ペース 36.2-36.7(+0.5) ほぼイーブンペース
今年何度かこの条件での新馬戦がありましたが
少し趣の異なるラップのレースでした。
同条件で行われたフィデル、ピースオブエイトの新馬戦では
前半3Fが38秒台だったのに対し
今回のレースの前半3Fは36.2と2秒近く速いラップでした。
その原因としては先行勢がポジションを獲り合った2F目の
11.0というラップが大きく影響しています。
結果的に先手を争った馬達は軒並み沈んでいることから
前を取りに行った馬達にとっては厳しい競馬だったと思います。
そして中間の3Fを比較すると
フィデル 12.7 - 12.5 - 12.8 38.0
ピースオブエイト 12.4 - 12.3 - 12.0 36.4
今回 12.4 - 12.2 - 12.1 36.7
前回のピースオブエイトのレースに近い中間ラップで
ピースオブエイトのレース前半が遅い分ここから更に加速した
後半3Fになったのですが、今回のレースの後半3Fは
12.3 - 12.0 - 12.4 36.7
ピースオブエイトの新馬戦振り返り記事に、末脚の持続力が問われるレースだったと書いたのですが、おそらく間違いで、あちらは加速力が問われる
レースで、今回こそが末脚の持続力が問われるレースだったように思います
1着は調教B評価のシゲルイワイザケ
参加しているPOGでも話題だった一頭。
好スタートを決めて比較的楽に4番手の好位で追走。
4角で進出を開始し直線では先頭に躍り出てノーステッキで抜け出す完勝。
調教の動きの良さそのままに、レースセンスの良さとポテンシャルの高さを見せた一戦だったと思います。
最後の直線で少しモタれるような仕草はあったのですが、そこは福永騎手が
上手くコントロールしたように思います。
能力的には上のクラスでも充分通用する内容だったと思いますし、
先が楽しみな一頭です。
アルキロ△調教C評価だったヴァラダムドラーは4着。
大型馬というのもあり初戦からは動かしにくかったかなという印象。
それでも終いの脚は使えていたので次走はもう少し変わってきそうに思います。
小倉はこの馬にとって狭すぎたかなと思うので、大箱コースで走らせれば
もっと良い走りを出来そうに思いました。
アルキロ◎の指名馬コルティーナは5着。
正直この5着はとても残念な結果でした。
実馬を見ても素質を感じる好馬体でやっぱり良い馬だなぁと思ったのですが・・競馬は難しいですね(´Д⊂ヽ
レースを見た直後の印象としては思った以上に切れは無かったなぁと思ったのですが、先行勢にとって厳しいレースだったことを考えるとやむを得なかった部分もあったとは思います。
ただ本音としてはもう少し粘り込めるかなと思っていただけに
少し厳しい結果だったなというのが正直な感想です。
馬体と歩きは本当に良い馬なので・・一戦使って中身が入って変わってくることを期待したいです。
もう少し距離を延ばして、今回より楽なペースで前目のポジションを獲れればチャンスはあるように思います。
7/17(土)福島5R 芝1800m(牝馬限定戦)
結果
1着 セプテンベル
2着 サバイバルアート
3着 ホノノディーヴァ
4着 マジカルキュート アルキロ× 調教B
6着 サンカルパ アルキロ〇
13着 パッションメーカー アルキロ×
ペース 37.9-35.1 (-2.8) 超後傾ラップ
ここでは一部アルキロ馬の結果だけ。
4着のマジカルキュートはアルキロ×調教B評価。
ダントツの一番人気でしたがやはり調教内容通り最内枠が響いた印象。
走りの硬さは目に付くものの、それでもポテンシャルを感じる走りで
良くなってくるのはもう少し先かもしれませんが、流石の良血だと
思いました。
6着のサンカルパはアルキロ〇
初戦のドゥラメンテはやっぱりまだ動かないですね(´ー`)
ですが、次走以降が楽しみになる内容だったと思います。
前に余裕がある展開ながら後方から上がり最速を使っての4着。
展開を加味しても評価できる内容だったと思いますし、2戦目以降の
変わり身というのはかなり期待出来ると思います。
7/17(土)小倉6R 芝1200m
結果
1着 スリーパーダ アルキロ〇 調教C
2着 キルステン
3着 サンダップルド
ペース 34.6-35.3(+0.7) 後傾ラップ
先週先々週のような速い馬場では無くなっていたこともあり
時計としては平均的なものだったと思います。
1着はアルキロ〇調教C評価のスリーパーダ。
この直前のレースでコルティーナが負けていたのもあって
個人的には結構不安でしたが結果的には杞憂に終わりました。
レースではスタートは五分ながらそこからの二の脚はとても速かったです。
それでも福永騎手は我慢を教えるために控えさせました。
道中も気性的な危うさを感じさせる動きが多々ありましたが
結局ポテンシャルのみで勝ち切ったような競馬でした。
持っているスピードの資質というのは贔屓目かもしれませんが
小倉1200mでデビューした馬の中でも一番だと思いました。
ただ調教でも見せていたように気性面はかなり危ういので
距離は持って1400mまでだと思います。
またシンハリーズ牝系なので問題は無かったですが馬体重も
398kgとかなり小柄だったので、元々想定していた410kgくらいまで
増えてきて欲しいとは思っています。
この後は小倉2歳S→ファンタジーS→阪神JFみたいなローテーションが
一番考えられそうで、期待も高いです。
昨年のメイケイエールと比較するのは可哀想ですが
この馬も素質自体は高いものを感じるので、
今回の福永騎手の教育が次戦以降に繋がると上のクラスでも
期待出来ると思っています。
7/18(日)小倉5R 芝2000m
結果
1着 グーデンドラーク アルキロ〇 調教B
2着 ロードリライアブル
3着 シゲルエアロギアス
4着 ブレッシングクライ
ペース 37.5-35.8 (-1.7) 後傾ラップ
結果的に前の組が楽になるペースの競馬。
中盤もゆったり流れていたのでなおさら。
1着はアルキロ〇調教B評価のグーデンドラーク。
ペースが向いたのもありますが、終始手応えが良かったです。
やはりやや首は高かったのですが、この頭数では問題無かったです。
今回のレースの勝ちっぷりは良かったですし、やはり素質自体はあると
思ったのですが、如何せん楽な競馬だったと思うので
次走以降多頭数でもう少しペースが流れるような競馬になるとどうなのかな
とは思っています。
切れよりは持続力タイプだと思いますし、取りこぼしもあるかもしれませんが、例えば阪神の芝2000mのような内回りかつ先行が有利なコースでは
かなり適性が高い走りのように思いました。
今後も期待したい一頭です。
また、アルキロ△のブレッシングクライは4着。
初戦からはどうかというタイプでしたが、思ったよりは動けていたと思います。
ややしんどい手応えかなという風に見えたのですが、そこからかなり
踏ん張れていたと思います。
2戦目以降で上昇する余地は全然ありますし、次走は特に注目です。
7/18(日)福島5R 芝1800m
1着 ミッキーブンブン 調教C
2着 ミヤコプレジール
3着 パーカッション アルキロ〇調教C
ペース 36.0-36.3(+0.3) イーブンペース
中間の3Fが38.5と相当緩んだように前も踏ん張れるペースでしたが4角で捲ったミッキーブンブンのように、緩んだラップの部分で捲り気味にポジションを上げた馬にかなり余力があった印象。
ここではアルキロ馬に触れます。
3着のパーカッションはアルキロ〇調教C評価。
前半の行きっぷりもよく、調教で見た時と比べてしっかりコーナーも
曲がれていました。
結果的に前には離されましたが力は出し切っていたと思います。
最後脚が止まっていたことを考えると、あと200m気持ち短くても良いのかなと思いました。
ややジリっぽさも感じるので、勝ち上がるには少し時間が掛かるタイプかもしれませんが、このクラスでは上位争い出来る馬だと思います。
おまけ(触れておきたいレース)
7/18(日)小倉2R 芝1800m 2歳未勝利戦
結果
1着 コナブラック アルキロ〇 ダノンスコーピオン組
2着 アランヴェリテ レッドベルアーム組
3着 カンティプール アルキロ△ ダノンスコーピオン組
4着 ダノンピーカブー フィデル組
ペース 36.4-35.9(-0.5) ほぼイーブンペース
各話題の新馬戦で敗れた馬達が集まった未勝利戦。
シゲルイワイザケの新馬戦と同じ距離で走破時計、ラップも似ているので併せて比較しようと思います。
前半3F
シゲルイワイザケ 12.9 - 11.0 - 12.3 36.2
今回の未勝利戦 12.5 - 11.3 - 12.6 36.4
中間3F
シゲルイワイザケ 12.4 - 12.2 - 12.1 36.7
今回の未勝利戦 12.9 - 12.2 - 12.0 37.1
後半3F
シゲルイワイザケ 12.3 - 12.0 - 12.4 36.7
今回の未勝利戦 11.9 - 11.9 - 12.1 35.9
今回の未勝利戦の方がシゲルイワイザケの新馬戦よりも4F目が緩くなった分
後半3Fは速くなったという印象。
単純な比較は出来ないですが、1戦目で既走の素質馬が集まった未勝利戦と
遜色の無い走りをしたシゲルイワイザケは高い評価をして良いと思います。
ダノンスコーピオン組のコナブラック、カンティプールが
それぞれ1,3着。
開催の進んだ馬場ながら逃げて内で粘り込んだカンティプールは結構評価出来ると思いますし、充分今後勝ち上がるチャンスはあると思います。
以前僕自身はダート替わりで狙いたい血統とも書いていたので
ダートで逃げ切りとかも案外あるかもしれません。
そして勝ったコナブラックのパフォーマンスはどうだったかというと
馬の走りが新馬戦から激変したとかいう訳ではなく、
新馬戦と同じくらいの走りでも今回の面子では勝利することが出来た
というのが僕の見解です。
また2着のアランヴェリテは小倉よりは前走の阪神の方が向いていたと
個人的には思っているのでこの2着は勝ち馬以上に評価しても良いと
思っています。
このレースでレッドベルアームとダノンスコーピオンどっちが上かというのは流石に測ることは出来ないです。
ただ少なくとも一つ言えることがあるとするならば
この2頭の新馬戦は世代の中で間違いなく高いレベルのものだった。
これは言い切って良いと思います。
そして4着にフィデル組のダノンピーカブー。
位置取りが後ろになったのは前走の新馬戦の前半3Fの遅さに起因していたと
思います。
前走の内容や血統からも後ろから差し切るような脚を使うタイプではなかったと思いますし、とにかく展開は向かなかった印象。
他の組の馬と比較するとやや落ちるかなというのが個人的な見解で
フィデルの強さがどのレベルかはまだわかりませんが
次走テンで少しついて行くのに苦労するような場面は条件次第であるかもしれません。(多頭数や短い距離の経験がある馬が出ているレース)
いずれにせよ走ってみないことにはわかりませんが、このレースから
僕が感じたことはこんな感じです。
まとめ
自分としては指名馬2頭が明暗の別れる結果になって嬉しさ半分悲しさ半分
みたいな週でした。
特にアルキロ◎が初めて3着を外してしまったのは残念でした(´Д⊂ヽ
見所のある新馬戦も多かったですし、未勝利戦のレースも考察し甲斐がある
面子だったのでとても面白かったです。
また、函館2歳Sの振り返りは書けたら書きたいと思います。
馬券は残念ながら外れてしまいましたが、今年も夏の2歳重賞始まったな感があって良かったです。
来週は指名馬も居ないのでのんびりと見ようかなと思います。
それでは。
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