見出し画像

【背腹理論】7/23,7/24新馬戦振り返り【せばら三四郎】

こんにちは、せばら三四郎です。

土日の新馬戦をまとめて振り返りたいと思います。

背腹理論の結果と、気になったレースに関しては軽く振り返りたいと思っています。

改めて背腹理論の評価は6段階で
S:G1級(世代トップレベル)
A:OP勝ち~重賞級
B:1勝勝ち~OP上位級
C:1勝クラス好走級
D:未勝利脱出級
E:未勝利級

加えて前日調教からオススメした馬も少し触れる所は触れます。(その馬には調教の意味で調マークを付けています)

ざっくりこんな感じです。

それでは始めます。

背腹評価結果一覧

7月23日(土) 福島5R 芝2000m
スワッグチェーン 背腹A 3着
7月23日(土) 福島6R 芝1200m
該当馬無し。
7月23日(土) 小倉5R 芝1200m
ダルエスサラーム 背腹B 3着
7月23日(土) 札幌5R ダート1700m
プロテア     背腹C 7着
ラリーレイド   背腹C 6着
7月24日(日) 福島5R 芝1800m
ラパンラピッド  背腹D 1着
7月24日(日) 福島6R 芝1200m(牝)
該当馬無し。
7月24日(日) 小倉5R 芝1800m
ディオファントス 背腹A 4着
7月24日(日) 札幌5R 芝1800m
ウヴァロヴァイト 背腹B 2着
ジェモロジー   背腹B 3着


7月23日(土) 福島5R 芝2000m

1着 調レストア
2着 調ゴールドバランサー 今週のイチオシ
3着 スワッグチェーン 背腹A

ペース 39.3-36.2(-3.1) 超後傾ラップ

〇ペース
1000m通過が1.07.4と新馬戦でも中々観ることのない超スローペース。
馬場状態としては内が荒れてきて外伸びの馬場状態になっていた感はあるものの、このペースでは流石に後方の組に出番は無かったです。
正直レースレベルとしては高くないレースだったと思います。

〇各馬振り返り
・レストア
調教から推奨していた一頭。
スローな流れを考えて早めに動かして先頭を奪った菅原騎手の好判断が大きかったように思います。
ただ能力的な評価は難しく、今回はかなり展開の利があったと思いますし、次走ペースが上がると案外な競馬になる可能性は高いと思っています。


・ゴールドバランサー
調教から推奨していて、なおかつ今週のイチオシだった一頭。
正直レースを見た感想としては勿体ない競馬だったなぁという印象で、レースレベル自体は低いですが、この馬の内容はかなり評価出来るレースだったと思います。

レース後の騎手のコメントから道中ハミを取らなかったということで見た目以上に難しいレースだったと思います。
外に出してからは長くとても良い脚を使えていましたし、このペースを考えると地力は上だったと思います。

小回りへの適性は高いですし、走り方も首が低くてとても良かったです。
気持ちの面にムラがあるのかもしれませんが、しっかり適性に合った条件を使えば未勝利は確勝級だと思います。

今後も注目しておきたい一頭です。

・スワッグチェーン 背腹A
まだ実戦で走らせるには緩かったもののその状態の割によく走れていた内容だと思います。
展開的に恵まれた部分はかなりありましたし、切れはあまり無い走りだったので福島のような条件設定は合っていたと思います。
もっと身体に芯が入ってくれば勝ち上がるチャンスも出てくると思うので長い目で見たい馬です。


7月23日(土) 小倉5R 芝1200m

1着 ヤクシマ
2着 プリティジェニー
3着 ダルエスサラーム 背腹B
4着 調スーサンベガ

ペース 35.7-34.4(-1.3)後傾ラップ

余談ですがこのレースは全く読みが合いませんでした( ;∀;)
短距離戦はほんと難しいですね・・

〇ペース
小倉の1200mの新馬戦としては異例と言ってもいい程遅い前半3Fでした。
このペースでは流石に先行勢が基本的には有利と考えて良いと思います。
後半3Fの内訳は12.0-11.3-11.1と急激な加速ラップで瞬発力勝負でもありました。


〇各馬振り返り
・ヤクシマ
先日の調教の部分であまり良くないと書いていたのですが、、完全に見誤りました(゚Д゚;)

このスローペースを中団から差し切ったことは評価出来る内容だと思っています。
スタートはあまり良くはなかったですし、まだあまりレースに集中できている感じはありませんでしたが、スイッチが入ってからの動きは良かったです。
終いもかなり切れましたし、この競馬ぶりなら小倉2歳Sでも面白い存在になりそうです。

ただ先行勢が相当頼りなかった可能性もあるとは思うので、この組の他馬の未勝利戦の結果には注意しておきたいです。


・プリティジェニー
正直調教映像を見た段階でこれは無いかなと思っていたのですが、想像以上に走りました。
スタートがとても速かったので流れにしっかり乗れたのが好走の要因だったと思います。
終いもしっかりしていたのでこのレースの感想としては良い競馬だったと思います。
ただ馬体も408kgと小柄で上積みはそこまで無いのかなと感じる部分があるのでこの馬の次走の結果が勝ち馬のヤクシマの実力を測るのに丁度良いかなと個人的には思っています。


・ダルエスサラーム 背腹B
レースの内容としてはヤクシマとほぼ同じ展開だったと思います。
スタートがもう一つで後方から、終いは末を伸ばしての3着という内容。
展開的には向いていない中追い込んでいるので評価は出来ます。
ヤクシマとはシンプルに決め手の差だったかなとも思いますし、もう少し距離を延ばした方が良さが出そうな感じもします。
思ったよりも初戦から動けていましたし、次のレースも注目しておいた方が良いと思います。


・スーサンベガ
調教から推奨していた一頭。
展開的にも向いた競馬は出来たのですが、終いで切れ負けしての4着。
直線で内にもたれる所があったのでその分伸びを欠いたのかなとは思います。
ただもう一つ切れが無いですし、もたれる癖があるので勝ち上がるには苦労するタイプかもしれません。
次走はやや危険な馬かもしれません。


7月23日(土) 札幌5R ダート1700m

1着 ミラーオブマインド
2着 エコロドゥネス
3着 調アッチャゴーラ
6着 ラリーレイド 背腹C
7着 プロテア   背腹C
8着 調リボンピーチ

ダート戦はよくわからないので軽く振り返り。

前が大きく突き放して垂れて来た所をアッチャゴーラが差しての3着。
この馬を今週のイチオシに・・いや出来ないですね(白目
まあでも調教から取り上げた馬が一頭は来て良かったです。
ただもう一頭推奨していたリボンピーチは外枠発走になった上に終始外々を回る競馬。
戦前もコーナーワークに課題とは書いたのですが・・まだまだ課題が多そうな馬です。
ラリーレイドはやはり一度使ってからの方が良さそうな感じで今回で人気を落とすようなら次は狙ってみても面白いかもしれません。
プロテアはかなり厳しい競馬でした。使いつつ前進を期待する・・という所でしょうか。


7月24日(日) 福島5R 芝1800m

1着 ラパンラピッド 背腹D
2着 シンキングサベージ
3着 ウェンス
6着 調ゴンドワナ
12着 調コマチザクラ

ペース 39.0-36.6(-2.4) 後傾ラップ

〇ペース
1000m通過が1.06.8とかなりのスローペース。
馬場的には最内は流石にかなり悪くなっていた印象。
ただこのレースは4角で大きくコマチザクラが外に膨れたのと、直線でもウェンスの斜行があったりと色々アクシデントも多いレースでした。
レースレベルとしてもなんとも言い難いですが、色々と評価するのが難しいレースです。
前目かつ真ん中寄りの馬場を通れた馬が一番力を出しやすいレース展開だったとは思います。

〇各馬振り返り
・ラパンラピッド 背腹D
背腹の評価としては低かったのですが、調教の動きが良くその通りの走りが実戦で出来たという印象です。
まともであればコマチザクラと接戦になるような感じの展開だったと思うのですが、相手が外に吹き飛んでいったので一番いい形で直線を迎えられた馬だったと思います。

接戦ではありましたが勝ち切れたというのは大きかったです。
実力的には評価が難しい所で他馬の次走の結果を見ないことにはというのが正直な所だったりします。
ただ現状喉は問題無さそうですし、小回りの競馬は合っていそうで中山開催でも楽しみがある馬だと思います。
ただ東京のような瞬発力が要求されるコースには向いていないかなとは思います。


・シンキングサベージ
展開的な恩恵は相当ありましたし、色々なアクシデントに巻き込まれる位置でも無かったのがかなり幸運だったと思います。

内容の評価としては何とも言えない所で、次走もこんな走りが出来るかというと・・個人的にはそんなことは無いんじゃないかと思っています。
血統的にはロカにキンカメを足したような配合で個人的には応援したいですがやはり今回の内容だけではまだなんとも言えない所です。


・ウェンス
斜行があり結果に少しケチがつく感じではありましたが、小回りへの適性の高さは見せた一戦だったと思います。
内を上手く立ち回って外に持ち出すという理想的な走りでしたし、案外この馬は小回り条件では今後も覚えておいて良い馬かもしれません。

またこの馬の斜行の影響を受けたのがクレアチョウサンとシルバーニース。
クレアチョウサンに関しては不利よりも展開の恩恵が大きかったと思うのであまり評価は高くないです。
ただ、シルバーニースはこの展開を外伸びとはいえ後方から追い込んでの4着なのでこのレースでは一番高く評価したいです。
引き続き小回りなら良い末脚を使える馬だと思いますし、石橋騎手で外枠というのも良かったと思います。


・ゴンドワナ
調教から推奨していた一頭。
終始コントロールが難しそうな動きをしていた印象で能力はあるものの課題が多いように感じました。
まだあまりスタートから進んで行ける馬では無さそうなので位置取りとしては致し方なかったと思います。
展開的には不向きな競馬ながらもそれなりに追い込んで来れたので、もう少しコントロールが効くようになれば変わり身があっても良い馬だと思います。


・コマチザクラ
調教から推奨していた一頭。
調教で口向きの悪さは見せていたのですがまさかここまでとは・・(゚Д゚;)
充分上位争い出来るだけの手応えで4角に入ってはいたのですが。。
この一戦だと流石に評価は難しいというか、まずしっかりコーナーを曲がれるようになるところからだと思います。
ただ能力自体は感じる動きだったので・・人気次第でリスク承知で今後買ってみるのはアリかもしれません。

またこの馬の影響で大きな不利を受けたコレオグラファーについても触れておく必要があります。
4角の時点でまず間違いなく勝てるだけの手応えがあったのが当馬です。
あくまで僕の見た感覚ではあるのですが、そう思った人は結構居るんじゃないかなと勝手に想像しています。
スタートはかなり悪かったものの、早めに動いてあれだけの手応えがあったので能力的にはこの面子で上位のものがあったと思います。
今回のレースで精神面や肉体面にダメージさえ無ければ、小回り条件の未勝利戦を勝ち上がれる力は間違いなく持っていると思います。
馬券的には次注目の一頭です。


7月24日(日) 小倉5R 芝1800m

1着 レッドソリッド
2着 ショウナンアキドン
3着 モズマッカーシン
4着 ディオファントス 背腹A

ペース 38.4-35.1(-3.3) 超後傾ラップ

〇ペース
結果からしても前半がスローだった分前残りになった競馬だったと思います。
上がり3Fの内訳としては11.6-11.5-12.0で終いは少しバテたような印象のラップです。
レースレベルとしてはそこまで高い評価は出来ないレースかなと個人的には考えています。


〇各馬振り返り
・レッドソリッド
背腹評価などは書いていなかったのですが、個人的には馬体写真を見た時に速い上がりを使える形でも無いように見えたのでもう一つかなと思っていました。
スタートはそれなりだったものの、先手を取れたことが大きかったです。
他にもあまり主張したい馬がおらず、ペースが全く上がらなかったというのがこのレースの特徴だと思います。
直線では一度前に出られたものの、差し返す根性を見せていたので前に付けられれば中々しぶとい馬なのかもしれません。

ただ上のクラスになると他に流石に出が早い馬が居ると思うので、今回と同じようなレースが出来るかというとやや疑問です。


・ショウナンアキドン
この馬に関しては調教映像を見た時の印象があまり良くなかったのでそこまで評価は高くなかったのですが、想像以上に走りました。
ゲートの反応は良く、出は一番早かったですが、鞍上が福永騎手という事もあり競馬を教えるため控える形を取ったのかなと想像しています。
上位の中では一番次に繋がる競馬をしたと思いますし、未勝利戦は早い内に勝ち上がれても良い馬だと思います。


・モズマッカーシン
勝ち馬とほぼ同等の内容の競馬。
直線では一瞬勝てる手応えにも見えましたが最終的にはショウナンアキドンにも差され3着。
スタートもまずまずでしたし、先行する形は合っているように思います。
展開的にはかなり向いたためまだ能力的には判断が難しいというのが正直な所です。
次走の結果には注意しておきたいですし、馬券的な取捨も難しい馬だと思います。


・ディオファントス 背腹A
戦前から感じていた不安が当たったような内容でした。
スタートがあまり良くなかったため後方からの競馬に。
そこまで切れる脚を使う馬では無いと思っていましたし、結局展開的にも全く向かない位置取りになってしまいました。
3角辺りから動き出した脚は良かったのですが、流石に前を捕らえるには厳しかったです。

能力の片鱗は感じる内容でしたが、同時に課題も見えた競馬だったと思います。
陣営がどう修正してくるのか鞍上や馬装を含めて今後も注意しておきたい一頭です。


7月24日(日) 札幌5R 芝1800m

1着 ドゥアイズ
2着 ウヴァロヴァイト 背腹B
3着 ジェモロジー   背腹B
7着 調シュバルツガイスト

ペース 38.8-36.0(-2.8)後傾ラップ

〇ペース
同条件の札幌新馬戦の過去データを見てもこのラップ構成はよくある構成だったりします。
ただ評価の付け方はまだ自分の中ではあまりわかりかねているのが正直なところではあるのですが、傾向的にはシンプルに上がり3Fが33~34秒台の脚を使えている馬がよく出世している感じがします。
この時期の新馬にとってはおそらく想像以上にタフな条件のため地力が無いと上がりが出しにくいのかなと推察しています。

当レースでは上がりとしては35秒台で、上記の推察からするとレベルにはやや疑問符が付くかもしれません。


〇各馬振り返り
・ドゥアイズ
正直かなり驚きの爆走でした。
終いの脚は目立ちましたし、内から差し切ったというのも評価出来る内容だと思います。
良い内容だったと思いますし、コスモス賞や札幌2歳Sに出てきても面白い一頭だと思います。


・ウヴァロヴァイト 背腹B
馬体はやや小さかったですが、調教通り良い走りでした。
勝ちに等しい内容で勝ち馬と同じくらいの評価をして良い内容だったと思います。
札幌開催の未勝利戦であれば少なくとも勝利圏内だと思いますし、開催が替わっても大丈夫な馬だと思います。


・ジェモロジー 背腹B
養命酒POGの指名馬。
内枠だったもののスタートは上手く出れました。
鮫島騎手が競馬を教えるために終始抑えていたのが印象的で、ハナを取り切っていたらこのペースなら案外勝てていた可能性もあったかなとは思いますが、目先の結果よりも先に繋がる競馬を選んでくれたように思います。

1,2着馬と比べると決めて比べではやや分が悪いのかなという印象は受けましたが、それでも新馬戦としては及第点の内容だったと思います。

札幌開催を引き続き使えば勝ち上がるチャンスはあると思います。

姉のシンティレーション同様、2戦目での勝ち上がりを期待したい所です。


・シュバルツガイスト
調教から推奨していた一頭。
調教の内容そのものは良かったと今でも思っているのですが、実戦が全然過ぎました・・。
正直背中は長い造りで好みではなかったのですが、札幌なら大丈夫かなと思っていました。
内容的にもあまり良い所が無くて正直厳しいなというのがこのレースを見た感想です。
よくよく考えれば国枝厩舎だったので次変わってくるのかもしれませんが・・それにしても残念な内容でした。

毎年国枝厩舎の新馬戦は仕上げが緩いのですが、今年はそれにしても結果が良くないなと感じてしまいます。


総括

今週勝ち上がった馬の中から取り上げたいのはヤクシマです。

勝ち上がりの内容は良かったですし、額面通り受け取れば小倉2歳Sでも有力の一頭になる馬だと思います。

また、今週のイチオシだったゴールドバランサーは惜しくも2着。。

今週こそ勝てるかと思ったのですが、、またしても勝てず。
そろそろ一着に来る馬を当てたい所です、来週も頑張ります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?