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【背腹理論】6/22,6/23新馬戦回顧【2024-2025】

こんにちは、こんばんは、せばら三四郎です。

今年も新馬戦の回顧を書いていきます。

主に書くのは芝のマイル~中距離のレースになるとは思いますが
他にも書きたいことがあるレースについては少し触れていこうと思っています。


6/22(土)東京5R 芝1800m

予想

◎テーオーシュタイン
〇ソロモン
▲コスモキャバリエ

結果

1着モンドデラモーレ
2着ワンモアスマイル
3着スワローシチー

4着〇ソロモン
5着▲コスモキャバリエ
6着◎テーオーシュタイン

結果的には完璧に外れ(´Д⊂ヽ
4,5,6着と無駄に綺麗な馬券(?)
ソロモンは戦前の想定通りもう一つ切れが無かった印象で距離が仮に短くなったとしてもあまり内容的には変わらないのかなと思っています。
コスモキャバリエは道中もあまり進みが良くなく、早めから追い出す形に。
直線でもそこまで伸びる感じはありませんでしたがあれだけ早めに追い出してもバテた感じではなかったのでかなりズブい馬だなという印象。
東京ではやや適性が劣ったかなというのが正直な感想でやはり福島で一度見てみたい感じはします。
テーオーシュタインは勿体ない競馬。
スタートで立ち遅れ内枠も響き苦しい位置取りでの競馬。
終いはよく脚を使いましたが1000m通過が1:03.3のスローペースでは流石に厳しかったです。
能力の片鱗は見えたので次は真ん中から外目の枠での競馬が観たい所。
未勝利戦を勝ち上がる能力は持っていると思います。

回顧

〇モンドデラモーレ
勝ち時計は1:49.7。
前後半3Fは37.7-33.8という構成。
同日同条件の3勝クラスの時計が1:46.1。
平均から-0.8の時計だったことを考えると時計自体は出る馬場だったと思います。
ペースが遅かったことが一番の原因ではありますが時計的には平凡というべきでしょうか。
比較的良いスタートから好位3番手付近を確保。
直線では追い出しを待って先に抜け出したワンモアスマイルを内から捉えてそのままゴール。

展開の利もあったとは思いますが競馬の中身としてはしっかりしていたと思います。
ただレースレベルが上がった時に対応出来るかは何とも言えないところで馬体的にもまだこれからという感じがするので昇級即通用という感じではないかもしれません。
長い目で見ていきたい馬だと個人的には考えています。

〇ワンモアスマイル
こちらも勝ち馬同様レースの流れに乗れたことが大きかったように思います。
直線でこのまま押し切るかと思ったのですが抜け出してからやや上に力が抜けてしまうような走りで伸び切れないというか詰めが甘かった印象です。
調教の時もそういった動きをしていたので勝ち上がるのにはやや苦労するタイプかもしれません。

〇スワローシチー
見落としていた相沢厩舎×石川騎手の新馬戦コンビ。
スタートはあまり良くなかったため後方からの競馬。
直線でもやや狭く追い出しづらいポジションに居ましたし追い出されてからもエンジンが掛かるのに時間が掛かりました。
脚を使えたのは残りの200mを切った辺りからでしたがそれでも3着に食い込んだというのは中々の内容だったと思います。
テーオーシュタイン同様あまり展開的には向かない中よく抗ったという競馬だったと思いますし大箱コースが合うタイプかなとこの日の競馬では感じました。
ややズブい感じもあるので取りこぼすような競馬も多いかもしれませんが勝ち上がれるだけの能力は持っているように感じました。

ここからは余談ですが新種牡馬ミッキースワローについて。
新種牡馬ミッキースワローの船出となる一頭だったのですが中々面白い馬を出してきたなぁと。
ディープ系の中でもマイナー寄りな血統でトーセンホマレボシの後継。
リファールのクロスを内包しており、トニービン、ノーザンテーストを持っている構成だけ見るとエアグルーヴっぽさみたいなのも感じます。
ミッキースワロー自身の現役時代のイメージはとにかく小回り巧者という印象が強かったですが、左の東京で案外悪くない成績だったのはこういった血統の側面もあったのかもしれません。
スワローシチー自身はそこにフレンチデピュティ、スティンガーという血統で東京での競馬に強かったスティンガー(むしろレガシーオブストレングス?)の特性が前に出ているのかもしれません。


6/23(日)京都5R 芝1800m

予想

◎サラコスティ
〇エリキング
▲テーオーミリカン

結果

1着〇エリキング
2着◎サラコスティ
3着シーク

出走取消▲テーオーミリカン

戦前の予想通りの2強決着。印的には逆になってしまいました(´Д⊂ヽ
▲を打っていたテーオーミリカンはまさかの出走取消。。
予想的には少し不完全燃焼な結果になりました。

回顧

〇エリキング
勝ち時計は1:52.1。
前後半3Fは37.7-34.6

この日の馬場状態や出走頭数を考えると時計面はあまり気にする必要はないように思います。
雨の影響と開催最終日の影響で馬場が相当荒れていて、メインの宝塚記念でも上位は全て大きく外を回した馬達での決着。
このレースでも上位は全て外目を回した馬で決着しました。
馬場の得意不得意や位置取りの有利不利も普通のレースよりあったと思います。

ここからはエリキングのレースぶりについて。

血統的にキズナ×サドラーの構成、そして比較的馬力型な馬体ということもあってこの道悪はプラスに働いたように思います。
スタートはあまり速くなかったため中団外目からの競馬。
内で先行した組が軒並み崩れたことを思うとこの位置はベストだったように思います。
直線では少し口向きが外に向く部分はありながらも反応は良くしっかり伸びていました。

速い馬場への適性等はまだ未知数ではありますが道悪になれば今後も他馬よりも優位に立てる場面はあるように思います。
測尺的にも上のクラスで走れる馬だと思うので今後も楽しみな一頭です。


〇サラコスティ
血統的にはドイツ牝系ではあるものの、この馬場への適性はあまり高くはなかったように思います。
勝ち馬同様スタートは立ち遅れ、道中も折り合いを欠くような場面が見られ精神面には課題がある印象。
道中諦めてしまわないか心配ではありましたがそれでも辞めることなく追走し最後の直線では勝ち馬にこそ及ばなかったものの良い末脚を見せました。

内容的には勝ち馬と遜色のないものだったと思いますし、フットワークなんかを見ていると良馬場でこその馬なんじゃないかと個人的には感じました。
素質的には良いものがある馬だと思うので次での勝ち上がりを期待したいです。


〇シーク
血統的にこの距離はどうかなと思っていたのですが3着と好走。
血統と調教の内容からダート向きなのかなとも思っていたのですがこの道悪はもしかしたらプラスだったのかもしれません。
パドックでの歩様自体は芝で良い具合に見えたので少し詰めは甘い感じもしますが今後も芝で勝ち上がるチャンスはありそうです。

個人的には全兄のサルヴァトーレは芝で勝ち上がって後に砂で3勝クラスまで上がっているので砂での競馬も観てみたいなとは思っています。

その他の新馬戦

6/22(土)東京6R 芝1400m

〇サトノカルナバル
流石にこの馬に触れない訳にはいかないので触れます←
戦前は特に悪い部分が見えないという評価をしていたのですがパドックでは494kgという体重の割に気持ちまだ線が細いような感じもして伸びしろがある馬体に見えました。
映像的にもド派手でしたが2着のニシノコイブミに上がりで1秒差をつけた内容はこの面子では飛びぬけていたと言っていいと思います。
多頭数になったや距離を延長した時にどういう競馬になるのかは未知数ではあるものの現在の能力と伸びしろを考えると末恐ろしい馬かもしれません。

測尺的なデータが何も無いので印象的な話にはなってしまうのですが
6月デビューの中では1番と言っていいインパクトで同じキタサンブラック産駒でも個人的にはクロワデュノールよりもサトノカルナバルの方が素質的には上なんじゃないかと感じています。

〇デアマトローナ
敗れはしましたが国枝厩舎の初戦と考えれば上々の内容だったと思います。
勝ち馬はあまりにも突き抜けてしまいましたが、前が壁になってそのまま失速しそうなところから伸びてきたこの馬の内容も中々だったと思います。
切れるというタイプではやはりないのかもしれませんが2戦目はもっとスっと動けるようになると思いますしスムーズなら勝ち上がるだけの能力は持っている馬だと思います。


あとがき

予想的には何とも言えない週でした。
未勝利戦で返して貰おう・・みたいな気持ちになるような結果もちらほらありました←

測尺的なデータが無かったためサトノカルナバルの評価に悩んでいたのですが現状は印象重視で良い評価をしています。

この先どんな成長曲線を描くのか、次はどういう走りを見せるのか。
色々と気になる一頭です。

来週からは福島函館小倉の3場に替わりますが正直あまり得意ではありませんw

それでもなんとかマイル以上のレースは狙っていきたい所です。

それでは。


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